こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日はLenovoから販売されている、コストパフォーマンスにすぐれたゲーミングマシン「Legion T550i」を入手しました!
上位クラスのT750iなどに比べるとLEDなどの装飾は”おとなしい”ものの、中身は最新ゲームをフルHDで満足に動かせる、非常に高性能なマシンです。
しかも10万円超えが当たり前のゲーミングマシンジャンルの中で、88,209円から(送料込、税込、限定クーポン適用時)という、手に入れやすい価格に設定されているのもポイントです。
- 十分な拡張性を持つ大型タワー
- 手に入れやすい低価格
- 静かな動作音
- ワンポイントだがしっかりと光りモノがある
- 豊富なBTOオプション
デザイン
本体は全体がブラックでまとめられた、拡張性の高いミドルタワーです。本体寸法は185 x 457 x 456mm(幅×奥行×高さ 公称値)となっています。いわゆるMicro-ATXサイズと呼ばれる大きさ。
フロントはポリッシュ(磨き)の装飾パネルが付けられており、高級感があります。低価格ながらしっかりと見栄えのするデザインになっています。
電源を入れるとロゴが青く光り、存在感を示してきます。
このLEDは専用ソフトで設定はできるのですが、変えられるのは明るさと、「常時点灯」「ゆっくり点滅」「すごくゆっくり点滅」を選べるのみで、他の色に変えることはできません。フルカラーのド迫力LEDを楽しみたい場合は、上位機種のLegion T750iを検討したい。
とはいえ、採用されている明るいブルーはLegionのイメージカラー。世界観にしっかり合わせた色合いです。
サイドデザイン
サイドパネルはマットブラック塗装。素材は鉄です。LEGIONのロゴがエンボス加工で入れられています。
一番後ろの部分が三角形にはね上がっているのが気になりますね。ここは移動のための取っ手になっていて、持つときに手をかけられます。持ち上げが非常にラク!
重いタワータイプなので、移動の際に手が滑って落としてしまうと大変なケガにつながる恐れがあります。取っ手のおかげで安全性が高まっています。
ただし机の下など、狭い場所に入れたいときは当たってしまう場合もあるでしょう。事前にこちらの仕様書で大きさを確認しておきたい。
トップデザイン
上面は完全にフラット。通気口もないため、モノを置いておくこともできます。ゲームコントローラーやヘッドホンを置いておくのも良さそうですね。
フロント側に電源スイッチ、USBポートが2つあり、床に置いた状態でも操作がカンタン。
内部構造をチェック
サイドパネルはネジ2本を外すだけでカンタンに取り外しできます。
内部は配線すっきりとまとめられ、わかりやすい構造。配線は適正に固定されており、ダラッとしている部分がなく気持ちよい。
CPU周りの空間は大きく開けられ、エアフローも良好です。CPUファンはサイドフロータイプで、熱い空気は背面ファンへ一気に通り抜け、内部に熱がこもりにくい。
前面には12cmファンが2つ。フロントパネル下部とサイドのスリットからフレッシュな空気を取り込み、CPUやグラフィックカードへ送り込んでいます。
底面には引き出し式の3.5インチドライブベイがあります。2台まで搭載可能。
グラフィックボードはPCIe接続。今回の試験機はGeForce GTX 1660 SUPERですが、選択したオプションにより変わります。
配線をキレイに見せる裏配線もされています。適切な位置にクリップがあり、表面同様ダラダラとはしていません。
ポート類
標準ポート類は必要十分な数を装備しています。マルチディスプレイ、配信用のUSB機器など、多数の機器をなんの増設もなく接続可能。
もちろん大型タワーなのでPCIeスロットによるさらに高度な拡張も可能。内蔵ビデオキャプチャーボード、SSD RAIDボードなどなど、拡張しながら長く使うことが可能です。
ベンチマーク
3DMark
ゲームベンチマークとして、ほぼ業界標準となっている3DMarkにてテストをしました。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Sky Diver | 37714 |
Night Raid | 44643 |
Fire Strike | 13913 |
Fire Strike Extreme | 6870 |
Fire Strike Ultra | 3322 |
Time Spy | 6448 |
Time Spy Extreme | 2886 |
かなり重いFire Strikeでもスコア13000を突破し、最新3Dゲームでも十分に遊べる性能を見せています。
CineBench 15
CPUとOpenGL能力を計測するChineBench 15です。
テスト | スコア |
---|---|
OpenGL | 181.16fps |
CPU | 1843cb |
8コア16スレッドの強力なCPUで、複雑なレンダリング処理もガンガンこなせます。
CineBench 15
CPUのレンダリング速度を計測するChineBench R20です。
テスト | スコア |
---|---|
CPU | 3831pts |
8コア16スレッドの強力なCPUで、複雑なレンダリング処理もガンガンこなせます。プロのクリエイターでも満足できるレベル。
ファイナル・ファンタジー XV (FF15)
ファイナル・ファンタジー15は最新技術を多数使っていて、重めのゲームです。最新技術のサポートがどのくらいあるのかを確かめることができます。
設定 | スコア | 快適度 |
---|---|---|
フルHD / 高品質 | 6402 | 快適 |
フルHD / 標準品質 | 8567 | 快適 |
FULL HDなら高品質でも快適です。美麗な映像でプレイすることができます。
ファイナル・ファンタジー XIV 漆黒のヴィランズ (FF16)
ファイナル・ファンタジー16は最新技術を多数使っていて、重めのゲームです。最新技術のサポートがどのくらいあるのかを確かめることができます。
設定 | スコア | 快適度 |
---|---|---|
フルHD / 高品質 | 15744 | 非常に快適 |
最高画質でも非常に快適という判定になりました。文句のない性能です。
Passmark
PassMarkでPC全体の能力を計測してみました。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
PassMark Rating (総合スコア) | 7210.9 |
CPU Mark | 20282.3 |
2D Graphics Mark | 968.4 |
3D Graphics Mark | 13079.9 |
Memory Mark | 3278.1 |
Disk Mark | 14872.0 |
どのテストも最新ゲームを楽しむには十分なスコアです。
NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPERはFULL HDまでのゲームであれば、ほとんどが高~最高の設定で、60fpsを実現できるでしょう。もし多少コマ落ちを感じるのであれば、少しだけ設定を下げる程度で十分です。
より高度なグラフィックスを要求するVRや、60fpsを超えるディスプレイを使うつもりであれば、オプションのGeForce RTX 2060やRTX 2070 SUPERを選択しておけば問題ないでしょう。
RTX 2070 SUPERを選べば、2020年の現在、ほぼどんなゲームでもFULL HD / 最高画質で60fps以上を実現できるはずです。
Core i7-10700とGeForce RTX 2060でも、139,594円(送料込、税込、クーポン適用時)、Core i7-10700とRTX 2070 SUPERでも162,624円(送料込、税込、クーポン適用時)となっており、こちらも無理せず検討できる価格です。
スペック
今回紹介しているモデル:Legion T550i 28IMB05
おすすめの上位モデル
構成 | 価格 |
---|---|
Core i7-10700 / GeForce RTX 2060 / 16GBメモリ / 256GB SSD / 2TB HDD | 139,594円 |
Core i7-10700 / GeForce RTX 2070 SUPER / 16GBメモリ / 256GB SSD / 2TB HDD | 162,624円 |
(価格はすべて送料込、税込、限定クーポン適用時)
今回のモデルのスペック
機能 | 詳細 |
---|---|
CPU | Intel Core i7-10700 |
CPUコア/スレッド数 | 8コア / 16スレッド |
ベース周波数 / ターボブースト周波数 | 2900 MHz / 4800 MHz |
メモリ | 16 GB |
メモリスロット (空きスロット) | 4 / 2 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1660 Super (6 GB) |
ストレージ | 2000 GB HDD |
ストレージ2 | 256 GB SSD (NVMe) |
OS | Microsoft Windows 10 Home |
光学ドライブ | なし |
ポート類 | DisplayPort x 2、HDMI x 1、USB 3.0 x 4(全面2 / 背面2)、USB 2.0 x 4(全面2 / 背面2)、USB 3.0 Type-C x 1、オーディオポート x 3(ライン出力 x 1、ライン入力 x 1、マイクロホン x 1)、イーサネットコネクター x 1 |
有線LAN | あり |
サイズ | 約 185 x 457 x 456mm |
重量 | 約 14kg (最大構成時) |
WTS的まとめ
高い拡張性をもつ大型タワーはやはりゲーミングマシンの基本形。長く使っていきたいのならまず検討に入れたいモデルです。
もちろんLenovoならではの高いコストパフォーマンスにも注目。
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