自作PCを”他人に丸投げ”する新しい方法www コンセプトとパーツを提示してまるごと組んでもらった!

パーツ構成のウンチク(長いヨ!)

まず大前提としてのケースは、LIAN LI PC-Q10をセレクト。

MINI-ITX規格のかな~り小さなアルミケース。わずか(W)207mm x (H)277mm x (D)335mm。しかも透明アクリルウィンドウを装備!

これで「極小」と「電飾」という2つのフィーチャーが実現できます。

ただし、両サイドに空気口が全くないという、熱に対してはかなり厳しい設計。排熱と静音化を両立するには、ファンを十分に検討する必要があります。

水冷も考えましたが、ラジエターが外にしかつけられないので却下。コンパクトさが損なわれます。意地でも空冷で静音だ!(作るのは僕じゃないけどね)

グラフィックカードは270mmまで入れることができます。リファレンスのGTX 1070がギリッギリ入る!これがないと困る。

 

ケースは小型ですが、ATX PSUに対応しているのもうれしい。SFX PSUはどれもけっこう高回転でファンの音が大きいので、大型のATXのほうが静音化はしやすい。

ブランドは個人的趣味でSeasonicに決定。最初は500Wで行こうかと思いましたが、Aさんのアドバイスで、将来的な余裕を見て650WのSSR-650RMSを選択。

ケースファンが一つ付属しますが、信用ならないので(笑)静音性と風量に定評のあるENERMAX TBサイレンスPWM 12cm UCTB12Pを別途購入。付属品と交換します。

PWMにも対応しているので、温度に合わせて回転数を操作することができます。

次はなぜマザーボードがZ170ではないか?という点。それはオーバークロックをしないから。0.5Vづつカツ入れしながら100MHz UPを狙ったりとか、もう面倒なんですよ。時間ないんすよ。

そうなるとZ170は特にいらない。PCI Expressは20レーンあるけれど、そもそもMINI-ITXにはソケットが一つしかないから意味がない。でも将来的にPCI Express 16レーンは確保したいので、必然的にH170に落ち着きます。

そしてCPUのアンロックも必要ないので無印6700になります。6700Kの定格4GHzも魅力ですが、多少のクロックアップで無駄な熱を増やしたくなかったので、やはり無印でしょう。

 

マザーはなるべくブラックアウトしたかったので、黒い基板のMSI H170I PRO ACに決定。機能よりも色で選んでいます。

CPUファンは大きな騒音原なので、とにかく静音で定評をあるものを選びたい。

Lian LIのページでは、CPUファンの高さは140mmまでとなっています。そのため最初はNoctuaのトップフローを考えました。ただトップフローは、ケース内に熱が拡散する問題があります。さらにNoctuaのファンの色が好きじゃないのが致命的www。ウィンドウからまるごと見えるので、色合いは重要です。

Aさんに「なるべくならサイドフローで行きたい!それもなるべくでかいファンで」とすげぇ面倒な注文をいれました。

Aさんはイヤな顔一つせず(メールだから想像だけど)期待通りに追い込んでくれ、Cryorig H7(12cmファン)を詰め込むことに成功!やった!!

当然ながら大きい。12cmファン搭載で155mmというのは比較的ローハイトではありますが、このケースの場合は、サイドパネルとの隙間がわずか1cmしか残ってない!メモリとのクリアランスもギリギリです。

しかし、これで後方への直線的排熱と静音性を見事に両立してくれました!

 

そしてメモリ。今回はメモリを光らせたかった!
ので、トップにLEDを搭載したCorsair CMU16GX4M2C3200C16R Red LEDを選択。

2666は在庫がなかったので、無駄を承知で3200に。そう、オーバークロックを目指して3200にしたわけじゃないんですね。アクセスするごとにLEDが赤く光るのがイカス!

 

最後に大物、グラフィックカード

これは悩みました。なんといっても全長270mmまで。3連ファンのカードはまず入りません。ついでに通常の軸流ファンでは、ケース内に熱が散るのも懸念でした。

もちろんVRをやるのでGTX 1060では役不足です。かといってこの狭さでGTX 1080だと、熱の問題が出るかもしれない。総合的にGTX 1070がベストチョイスだと判断しました。(たぶん1080と1070でそれほど大きく変わらないとは思いますが、少しでも静音重視ということで)

そんな条件で探すと、268mmで外排気は各社のリファレンスだけとなってしまいました。

いやいやいや、リファレンスでは普通すぎるでしょ~と考えて探していたところ、ちょうどGIGABYTEからGTX 1070のショートサイズカード GV-N1070IXOC-8GDが出てきました。

もちろんこれなら余裕だったのですが、なんかデカいグラフィックカードがムリヤリ収まっていた方がカッコいいじゃないですか。(謎のこだわり)

うーん、しかたない、リファレンスかな~と決めかけたとき、ASUSから外排気タイプのTURBOシリーズ TURBO-GTX1070-8Gが発売!ブラックのケーシングで、装飾が少なくてイイカンジ!

メーカーロゴが白にしか光らない(なんで?)という問題はありますが、全長268mmでサイズはクリア!さらにファンはリファレンス同様、シロッコタイプの外排気なので、ケース内の温度も抑制できます!

ここここれだ!(ちなみにファンは、リファレンスの流用ではなくASUSオリジナルで、4倍の高寿命と宣伝されています。ただし静音とは書いていないのでちょっと心配でしたが・・・?)