どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
先日からレビューしている、スリムデスクトップ型ハイパフォーマンスマシンGALLERAI SI。今日は内部を観察してみて、あとからのパーツの追加、交換が可能なのかを見ていきたいと思います。
全パーツがガッチリ組み込まれている
サイドパネルはネジ2本を外せばすぐに外すことができます。ただ、ケースファン(白色)の配線がつながっていますので、勢いよく開けると断線する可能性があります。注意してください。
内部はガッチリ、ギッチリです。
メモリにはなんとか手が入りそうですが、それ以外の部分はどこがどうつながっているのか、考えながら外す必要がありそうです。
SATAケーブルさえどこを通っているのかパッと見ではわかりません。
2.5インチのドライブスロットは2つ空いていました。ただSATAと電源ケーブルはどこから引っぱるのか・・・?(2TB HDDのみのグレード)
グラボの交換はほぼ”無理”
BTOで買う人の多くはあとからの拡張も視野に入れていると思います。
最初はほどほどのグラボでガマンし、お金が貯まってきたらもう一度パワーアップさせる、という王道の使い方ですね。メーカー独自パッケージですと、オリジナルなパーツが多く取り換えができないことが多いですが、BTOは市販パーツの組み合わせなので改造のしやすい、というのもポイントになります。
ただこのGARELLIA SIに関しては、グラボの交換はかなり困難。
まずボードはなんと2つのライザーカードを使用して取り付けられています。マザーボードのPCIeコネクタを90度に変換するカード、そしてそのコネクタを延長するカード。その後にグラフィックボードが取り付けられます。
取り付け位置も非常に(本当に非常に)狭く、ファンの位置も正確にケースのダクトに合わせる必要があります。
市販のどのグラフィックボードがぴったり合うかはまったくわかりません。取り付け方法も複雑で、複数のステーが支えている感じ。自作初めての人が交換するのは相当危険だといえるでしょう。友達がぼくに相談をしてきたら「やめときな」と言うはずです。
GALLERIA Sシリーズに関しては、最初から多少無理をしてでもほしいグラフィックボードを搭載すべきです。
WTS的まとめ
これだけパワフルで大きなパーツをスリムケースに詰め込むには、やはり並たいていの設計ではありません。よくここまで詰め込んだな!と感心してしまいます。
購入後はストレージの追加やメモリの追加ぐらいしかできそうにないので、はじめから高グレードを検討したいですね。