なんだかカメラを買いまくる年末となってしまいました。こんにちは太田アベル(@LandscapeSketch)です。
先日はCANONのWi-Fi対応激安カメラA3500 ISを購入しレビューをしました。 実質8,500円と超安いのにWi-Fiを搭載しているというナイスな機種。カードを抜き差しせずに転送できるので快適です!
ただA3500ISには弱点がありまして、暗闇ノイズとオートフォーカススピードの遅さが目立ちます。言ってしまえば値段相応の撮影機能かなと感じています。
今回は素子に最新の裏面照射型CMOSを搭載し、Wi-Fi通信可能なソニーのカメラWX200を購入。その使い勝手をレビューします。
およそ2倍の価格
さてSony Cybershot WX200ですが、価格はCanon A3500 ISと比較し約2倍の価格。
機種 | 価格 |
---|---|
Sony Cyber-shot WX200 | 17,000円前後 |
Canon A3500IS | 8,500円前後 |
(いずれも12月28日現在)
デジタルカメラの世界では、価格の差は性能にモロに響いてきます。どれほどの違いを感じるでしょうか。
速いオートフォーカス!
Canon A3500ISを触った時に気になるのはオートフォーカス(ピント合わせ)の遅さ。
明るい日中ではそんなに気になりませんが、暗い室内などでは「じ〜っこ」とのんびりとピントが合います。これはコスト削減のため、Digic4という2世代前のプロセッサを採用している点が大きいのでしょう。
Cyber-shot WX200は速い!です。
対象に向けて半押しすれば「ピッ」とピントが合います。最新プロセッサBIONZ(ビオンズ)の性能の高さを感じさせます。もちろん暗闇でもかなりの速度。ストレスを感じません。
また、人の顔を捉えれば人物撮影モード、遠くに合わせれば景色モード。さらには赤ちゃんに合わせれば赤ちゃんモードと、冗談みたいな機能が本当に付いています。
しかもこの機能、けっこう正確です。
どうやって赤ちゃんを判定してんの!?小人さんが入ってますか?
暗闇でも十分明るく撮影
A3500 ISはコスト削減のため映像素子も廉価版が搭載されています。
機種 | 素子 |
---|---|
Canon A3500IS | CCD |
Sony WX200 | CMOS |
CCDという素子は安い代わりに暗闇でノイズが入りやすく、ザラザラとした画像になってしまいます。(もちろん光が十分にある状態なら気になりません。)
WX200に搭載されているのは裏面照射型CMOS。コストがかかる部品ですが暗闇の撮影能力、スピードがある被写体の撮影に威力を発揮します。
特に暗闇撮影は十分な性能!ピントもすぐに合いますし写真の明るさも十分。
昼間はちょっと明るすぎ?
暗闇の撮影にはすごい性能なWX200ですが、逆に昼前の撮影は「明るすぎるのでは?」と感じるほど。
明るさ調整(EV補正)を-1ぐらいまで落としてもまだ明るいほど。標準ではディテールが飛んでしまうギリギリぐらいの明るさ。
カメラのクセという感じです。
Wi-Fi
僕にとって重要なWi-Fi(無線LAN)接続を試してみましょう。
Wi-Fiモードを起動します
アクセスポイントを探し、パソコンに接続
カメラから接続すると、自動的に設定したフォルダへダウンロードされます! (専用ソフトのインストールが必要)
A3500のようにソフトを自分で起動し転送するのではなく、Macに接続されたと同時に転送が始まります。
これ、けっこうラクです!
Wi-Fi写真削除の機能がほしい
A3500ではWi-Fi接続ソフトでカメラ内の画像を削除することもできます。
しかしCybershot WX200では取り込みのみで、写真の削除や移動などはできません。取り込み後はダブらないように消したいので削除機能をぜひ搭載してほしいところです。
WTS的まとめ
撮影機能は非常に優秀です!
オートフォーカスの速さ、暗闇撮影の再現度、手ブレの補正などあらゆる面でA3500ISを完全に上回ります。
ですが値段は2倍!
この価格差は、カメラに求めるものの違いで決めるべきでしょう。画質にすこしでもこだわる気があればWX200のほうをおすすめします。