他社(QNAPなど)からSynology NASへ乗り換えた場合や、Synologyの古いNASから変更した場合に、MacからSMB接続しようとすると、今までのネットワークパスワードが通らなくなる場合がありました。
- NASのネットワークパスも正しい
- ユーザー名も正しい
- パスワードも間違いない
- ユーザーも正常に存在している(スペル間違いがない、無効ではない)
どこも間違っていないのに、パスワード入力画面がブルブルとふるえて、接続が拒否され続ける・・・
この状態で数時間悩んだ末に、以下の方法でカンタンに解決できたのでご紹介します。
ワークグループ名を入れよう
ドメインユーザーであればいつも「ユーザー名@ドメイン名」を打ち込むのでこの問題に気づきにくいのですが、ドメインを使用していない場合はユーザー名だけで接続しようとすると思います。
SynologyのSMB + Macの場合、ユーザー名のみではなぜか接続が拒否される場合があります。
その場合、Synologyのワークグループ名を修飾すればOKでした。
ユーザー名に「user01」だけではなく、「user01@WORKGROUP」などの入力をします。
ワークグループ名は、Synology NASにログインし、
コントロールパネル>ファイルサービス>SMB
の項目に書いてあります。デフォルトではWindowsではおなじみの「WORKGROUP」となっています。
公式ドキュメントには「¥(バックスラッシュ)」で修飾しろと書いてあるけど・・・
SynologyのSMB公式ドキュメントを見ると、ドメインは「¥」(バックスラッシュ)で修飾しろと書いてあります。(ドメイン¥ユーザー名)
また、ローカルユーザーに対しては「localhost¥ユーザー名」と指定しろ、と書いてあります。しかし試してみたところ、このどちらもうまく接続できませんでした。
最終的に「ユーザー名@ワークグループ名」がもっとも安定して接続できています。
このあたりの詳しい理由はわかりません。わかり次第追記していこうと思います。
Windowsではユーザー名だけでも通る
この問題、Windows側では全く起こりませんでした。ユーザー名だけで通ります。
WindowsとMac両方を使っていると、ユーザー名だけで通るという先入観があるため、ぜんぜん問題にたどり着きませんでした。
おかげで10回以上ユーザーを作り直したり、パスワードを変えたりと、無駄な時間を過ごしてしまいました・・・
また、Synology側で、ワークグループ名を変更しない(WORKGROUPのまま)運営すると、ユーザー名だけでも通ることもあるようです。(100%の再現性でないのでなんともむずかしい・・・)
結論として、「ユーザー名@ワークグループ名」がどんな場合もうまく接続できます。
WTS的まとめ
ごくカンタンな問題で何時間も無駄になるのは、本当につらいですね〜!
「うわっ!こんなことかよ!」と思わずMacBookを叩き割りそうになりましたが、支払った20万円の映像がフラッシュバックし、すんでのところで思いとどまりました。(笑)
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