Sound Blaster Roar、楽しんでます!どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
先日から何度かレビューしているSound Blaster Roar SR20A。
「細かい機能はわかったけど、総合評価としてどうなの?」という指摘を(身内から)もらいましたので、今日は僕的総合評価をしてみます。
スピーカーとしての基本的価値
Sound Blaster Roarの定価19,800円(税抜)という金額は、実際のところごく一般的なスピーカーとしては高額な部類になると思います。
ただ、僕としてはこの金額はちょうどいい、納得の範囲だと思っています。
スピーカーなんてそれこそ500円のものから100万を超えるようなモンスターまであります。広い価格帯のなかでどれを選択するかは、まず自分はどんな音を求めるか?を考える必要があります。
500円ならAMラジオかと思うほどのチープな音になりますし、100万円かければまるで演奏者がそこに居るかのような音が出ます。(音響会社でしか聞いたことないけど)
納得のポイントは無数に存在するんですね。
Sound Blaster Roarはどんなジャンルの音楽でも、ある程度高品質に聴かせてくれるオールラウンダーです。
大きさからは想像もできないほどの重低音、伸びのある高音、はっきり聞こえる中音域と広い音域を持っています。2つのアンプ、5つのドライバを巧みに使い分けた音はほとんどツッコミどころがない優等生的なバランスです。
スピーカーのキャラクターを求めるのか?
こういう中間バランスのスピーカーを「スピーカーとしてのキャラクター(個性)がない」とか言い出す人もいますが、それ、求めますか?という話です。
重低音はすごいけど高音はぜんぜん聞こえないとか、高音はやたらシャリシャリいってるけど低音はペコペコしてる、みたいな。
キャラクターがあるスピーカー(ある意味アンバランス?)は自分の聴く音楽にマッチしていればOKですが、みんなで無線接続してそれぞれ好きな音楽を鳴らすというSound Blaster Roarの目指すスタイルにはいまいちミスマッチです。
そういう意味でSound Blaster Roarはオールラウンダーであるべきですし、開発者もそれを理解した上で調整していると感じます。
意味ある無個性を目指している機種とも言えるのではないでしょうか。
2つのブースター機能
広い場所でより音を拡散させるように音質を変えるROAR機能、重低音を強調するTERABAS機能。
2つのブーストモードで音楽や場所に合わせてワンタッチ調節可能です。
小ささ
ちょうど国語辞典のような大きさです。片手で持ち運べます。
(重さは1.1kgとちょっと重いですが)
柔軟な接続方法
BlueToothで無線接続、USBによる有線接続が可能。Windows、Mac、スマホにタブレットと接続先を選びません。
またSDカードからの再生も可能。たくさんの音楽を入れて差しておけばエンドレスで鳴らしてくれます。
バッテリー内蔵
バッテリーを内蔵しコンセントがない場所でも鳴らせる。これはホント便利です。
部屋の中央に置いたとしてもコードに足を引っ掛ける心配がありません。小さな子供がいる家には特に重宝ではないでしょうか。もちろん屋外やキャンプ場でもOK!
さらにUSB端子からは電気の出力も行えます。つまりスマホやカメラなどを充電できてしまうのです!これはびっくり。
容易な電源確保
電源も2種類から選択できます。付属のACアダプタ、Micro USB端子による充電が可能。
つまりスマホの充電器があればどこでも充電できるという便利さ!ACアダプタを持ち歩く必要がありません。車載デッキからもUSBが出ている場合がありますね。これでもOK。
付加価値はこのようにたくさんありますが、どれも便利に音楽を聴く、ということに対してよく考えられた機能ばかりです。
WTS的まとめ
僕は毎日使う、ヒッジョーに便利なスピーカーとなっています!
音質をある一定上求めている、そのうえ持ち運びの便利さやバッテリー駆動、BlueTooth接続など欲しい機能があるならば、Sound Blaster Roarはおすすめできる一台です。