発売された新しいシムシティ。
しかし発売直後はサーバーの能力不足でゲーム不能な事態に。
アマゾンの評価も大荒れでした。
EAの必死の努力で現在はサーバーの能力が大幅にアップ。十分ゲームができる状態になってきました。
(ちなみに、このシムシティ事件のお詫びとして、EAでは現在、シムシティを購入するとソフトを1本無料でダウンロードできるキャンペーンをしています。Amazonのパッケージ、ダウンロード版も同様(3/26までに購入、登録したユーザーが対象。ダウンロードは3/31まで)安易ではありますが、このように早急に信頼を回復させようとする努力は、私は高く評価します。)
ちなみにMacユーザーが気になるのは「シムシティ Mac版」の発売日。
実はまだ正式な発売日は決定していません。でもいますぐMacでシムシティで遊びたい!と思っている人も多いでしょう。
そこで今日は、Macに標準搭載のBootcamp(ブートキャンプ)機能を使い、Macbook AirにWindowsをインストール。Windows用のシムシティをムリヤリ動かしてみました。
画質、動作速度はどうなのでしょうか?
詳しくレビューいたします。
スペック
Macbook Airのスペックです。
Mid2012のカスタマイズ版。Core i7と8GBメモリで通常のAirよりパワーがあります。その点にご注意ください。
モデル:Mid 2012 13インチ
- CPU:i7-3667U
- メモリ:8GB
- SSD:256GB
- グラフィック:Intel HD Graphics 4000
- OS:Windows7 Pro 64Bit
ちなみにエクスペリエンスインデックスは下記の通り。
Originの起動
Bootcampに40GBを割り当て、Windows7をクリーンインストールしました。
インストール終了の時点で残り容量は20G
次にEAのゲームコンソールとなる「Origin(オリジン)」をインストールします。
なお、ゲームをするには事前に必ずOriginへのユーザー登録が必要になります。ゲームを使用には登録したIDが必要となります。
うわっ!BootcampのWindows領域は40GBでギリギリだ
次にシムシティをインストールしようとしますが・・・
ディスク容量がヤバイ!
シムシティのインストールにはディスクの空き容量がおよそ12GB必要です。Windowsで20GB程度を消費するので、Bootcampの割り当ては最低でも40GB必要。
余裕を持ってインストールするには60GBほどの割り当てが必要でしょう。
SSDが128GBのMacbook Airではこの時点でかなりキビしくなります。
外付けディスクにインストールだ
さて、かくいう私もMac側で200GBは必要なので、40GB以上の割り当てはかなりむずかしい状態。となると、取れる手段は「外付けディスク」。
シムシティのようなデータ量の多いゲームでは高速なディスクが絶対に必要です。USBメモリでも良いのですが、高速な読み書きは期待できず、容量も少ないため心配があります。また、外付けハードディスクは容量は多いのですが、スピードに少し不満があります。
ということで、ここで登場するのが超高速USB3.0ケース「1分ボックス GreenLine」と、Intelの超速SSD「Intel SSD 520 240GB」
読み込みMAX 420MB/sのアクセス速度を誇るこの組み合わせで、Windowsの外付けドライブを作りそこにシムシティをインストールします。これなら容量を気にせずインストールできます。
超高速なのでAirの内蔵SSDと比較しても遜色なく使える点もGood!
無事、シムシティのインストールが完了しました。
ついにSimCity起動!
インストール後にも初回起動時は比較的長いアップデートが入ります。待ちきれない気持ちはわかりますがこれから作る街を空想しながら、コーヒーをガブガブ飲んで待ちましょう。
ようやっとSimCityの起動です!
ついに起動の時。
デスクトップにできるSimCityのアイコンを激しくダブルクリックしましょう!
これ以降はゲーム画面でスクリーンショットがうまくできないため、iPod TouchでAirの画面を撮影していきます。
画面サイズが小さいので調整
初回起動時は1024 x 768ピクセルとなっています。MacBook Airの画面は1400 x 900ピクセルですので、変更します。変更しないと画面の左右に黒いフチが出てしまいます。
まずは最低画質でプレイ
まずはあらゆる画面オプションを最低にし、チュートリアルモードをプレイしてみます。
おお!かなりスムーズです!
十分にゲームができます!
ただ、最低画質はまったく質感がありません。家やビルがダンボールのようで、人間は昔のファミコンのようなドット絵になってしまっています。
シムシティの目玉でもある「美麗で精細な映像」がこれっぽっちも感じられませんです。(´;ω;`)
少し画質を上げると
少し画質をよくすると、画面に遠近法のボケが入ったりして空気感が出てきます。それでもまだまだ薄っぺらい印象。
画質をかなり良くするとガックガク
いろいろな項目を中~高に変えてみます。
見違えるほど画像が良くなりました!
すごい!まさにミニチュア!
ただし動きはガックガクです。
マウスを動かすと少し間があって、画面が紙芝居のようにパラパラと動きます。道を走る車もカクカク走っています。操作も非常に重く、今度はゲームになりません。(この辺りは下記のYouTube動画を参照)
さらにもう一つ。
中以上の設定を使ったあたりから、MacBook Airのファンが猛烈に回ります。
フオーーンという音がずっと響いており、MacBook Airの後ろ側が心配をしてしまうほどの高温になります。シムシティをやり続けるとAirが高熱で壊れてしまいそうです。
以上の経過をまとめた短いビデオを作りましたのでご覧ください。
まとめ
ということで、結論は、
MacBook Air+BootCampでもシムシティはプレイ可能。
ただし最低画質まで!
ということになりました。
しかも今回のテストはチュートリアルで、ほとんど街がない状態のもの。10万人規模、30万人規模など大きくなった街ではさらに遅くなると考えられます。
MacBook Airというか、内蔵グラフィックス(Intel HD 4000や、AMDのAPUなど)を使うマシンでは、シムシティは最低~中の下ぐらいの設定でないとプレイできない、と結論します。
シムシティを満足な画質でプレイするならノートなら最低GeForce GT 650M以上、デスクトップならGeForce GT 640以上が必要ではないでしょうか。
ゲームノートの宣伝をしておきます(笑)
私が現在、一番コストパフォーマンスがいいなと思っているのはLenovo IdeaPad Y500。
Full HD(1920 x 1080)の15インチ
GeForce GT 650M
i7-3630QM
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1TB HDD+16GB SSD
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