どうも、太田アベル(@LandscapeSketch)です。
スマホは写真を撮るのがとてもカンタンなので、どんどん写真が増えてしまいますよね!
かくいう筆者も子どもがまだ小さいこともあり、写真や動画が毎日のように増えてしまい、とてもスマホ本体のストレージ(容量)には収まらなくなってしまっています。
もちろんAppleやGoogleの有料ストレージを使えばいいのですが、写真が増えれば増えるほど料金はあがっていくうえ、最大上限も2TB(テラバイト)までと決まっています。
2TBプランになると、なんと月に1,300円、年額15,600円もかかってしまいます!なかなかきびしい金額です。(2022年5月現在 Apple iCloud)
またスマホ単位でも、クラウド管理でも、家族それぞれのスマホやパソコンに写真が分散し、誰がどんな写真を持っているのかさっぱりわかりません。
そこで、QNAPのNAS(ナス – 家庭用の超大容量データ貯蔵装置)を使い、毎月の課金がなく、容量も自由な「マイクラウド写真カタログ」を作ってみませんか?
大容量のHDD(3TB)を使えば、写真だけなら60万枚(!)もの写真をラクラク飲み込み、しかも月々の料金は不要!
一度購入すれば、満タンになるまで追加資金は必要ありません。電気代と通信費だけでOKというのもわかりやすい。
さっそくその使い方を調べていきましょう!
クラウドストレージの料金と不安
最近はスマホとセットで活用されている「クラウドストレージ」。
写真をスマホの中だけでなくクラウドにあずけることで、利便性が上がったり、常時バックアップされて安全になったりと、メリットがたくさんあります。
その反面、あずける写真が増えれば増えるほど料金は上がってしまいます。特に動画撮影が手軽になった最近では、猛烈な速さで容量を消費してしまいます。
また写真を預けた企業が、写真を”勝手に活用”していないか、不安が残ります。相手側にデータがある以上、どのように管理されているか、本当に誰にも見られていないのか、私たちは知ることができないのです。
プライベートな写真は自分の手元だけにとどめるのが、一番確実な方法でしょう。
QNAP QuMagieを活用しよう!
さて、そんな悩みに答えてくれるのが、QNAPのNASと写真管理ソフト「QuMagie」。
NASはこのような小さな本体に、「ハードディスク」という大容量のデータ貯蔵装置を入れ、登録した人がデータを出し入れできるようにするものです。スマホの数倍~数十倍にもなる、大容量を実現できます。
QNAP(キューナップ)社は世界トップクラスのNASメーカーのひとつ。大企業が使う超大容量のNASから、家庭用の小さなNASまで、幅広く扱っています。そのシステムの安定性と使いやすさには定評があります。
もちろんNASの管理者はあなた自身!
全てがあなたの手の中にあり、データを見せる/見せない、共有する/しないを自分自身で決められます。データは許可しない限りどこにも出て行きません。
さらにQNAPのNASには、”Google Photo”や”Apple 写真”のように、大量の写真を入れてみんなで共有できる便利なアプリ「QuMagie」を無料で利用することができます。
使い方は意外にカンタン!
一通りの使い方を見てみましょう。
QuMagieのインストール
QNAPのNASを購入し、セットアップまで完了したと想定します。
管理画面に入り、「AppCenter」から「QuMagie」をインストール。
インストール処理が進み、NASの管理画面にアイコンが出てくれば、もうQuMagieを使う準備はOK!カンタンです。
QuMagieのアイコンをクリックして起動します。
QuMagieを使ってみる
インターネットブラウザからQuMagieへアクセスしてみます。まずはNAS管理者アカウントでログインしてみましょう。(Windows、Macとも共通)
iCloud PhotoやGoogle Photoのような画面が現れました。
右上のアップロードボタンを押します。
アップロード用の画面が出ます。ワクの中に写真をポイポイと入れていきます。
すぐにこのようなカタログ形式で見ることができます!
最近の機種(TS-233やTVS-675)などは、高速なAIプロセッサを内蔵しています。入れた写真の顔をどんどんAI処理し、このように顔ごとにまとめてくれます!(※個人の顔なのでモザイクを入れております)
写真の人物には名前を付けることができ、特定の人物が写った写真を探すのがカンタンになります。
さらには写真に写った物(たとえば車、灯台など)も判定し、勝手にまとめてくれます!
下のように、メインテーマをAIが判別し勝手に分類してくれる!すごいぞこれ。なんでわかるのだろう?
上記のようなジャンルでの分類だけかと思いきや、「料理」カテゴリを開いたら、料理の名前まで判別しているんですけど・・・(汗)
つーか、ラーメンとフォーの違いって、AIが見分けが付くわけ!?
いや、実際にこれはフォーなんですが・・・なんかすごいぞこれ。
もちろんまちがっている写真もありますが、70%ぐらいは合っています。かなりの精度だと感じます。忘れていた写真を掘り出すきっかけになりますね。
顔で見つける、日付で見つける、アルバムにする、タグを付けるなどなど、オンライン写真カタログとしての機能は一通り揃っています。
スマホでも見られる!
毎度NASに入ってカタログを見るのもめんどうです。そんなときはスマホアプリのQuMagieが用意されています。
インストールしてNASへの接続をセットアップすれば、いつでも全画像をスマホで見られます!
スマホの容量を消費せず(※1)、家族全員分の、過去全ての写真を見られる(※2)って、すごくないですか?
もちろんAIによる分類は、スマホ版であっても活用できます。
※1 使用容量は完全にゼロではありません。ダウンロードやキャッシュ処理でわずかにスマホの容量は消費します。ですが写真の容量と比べれば無視できるほどのサイズです。
※2 家族間でも、見せたい写真/見せたくない写真をしっかり区別することも可能です。
家の外からでも見られます。
「myQNAPcloud」でアカウント登録をするだけで、家の外からも、それこそ世界のどこからでも、NAS内の写真を安全に見ることができます。
これなら、GoogleやAppleの写真ソフトと変わらない使い勝手になりそうです。
編集機能がほしい
GoogleやAppleのアプリと違い、QuMagieは編集機能がありません。
回転まではできますが、切り抜き、色替え、ステッカーの貼り付けなどは一切できません。ダウンロードして他のアプリから編集する形になります。
将来は編集までできるようになるといいな、と思っています。
WTS的まとめ
数万枚単位の写真管理を1台のパソコンで行うのは、故障に対する危険度も高く、一人しか見られないので非常に不便です。
かといって有料クラウドでは、預ければ預けるほど料金がどんどん上がってしまうし、預けた企業に秘密で利用されていないか、万が一の漏洩はないのか、常に不安が残ります。
QNAPのNASとQuMagieはRAID 1(機種によってはそれ以上のRAIDレベル)でのデータ保護もあり、毎月の課金も不要。安心で手軽な選択肢になりそうです。
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