2年ぐらい使ったBuffaloのルーターが最近調子が悪くなってしまいました。2~3日に1回ぐらいの頻度なのですが、ランプや無線は反応しているにインターネット通信がまったくできなくなる症状に!電源を入れ直せば直るんですが、なんの前ぶれもなく繋がらなくなるので困ったものです。
たぶん最近やたらとブレーカーが落ちたのが原因かもな~と思っていますが・・・
参照記事:冬になるとブレーカーが落ちまくる!PC保護のためにバッテリー購入 UPS CyberPower CP550レビュー
まあこれではゲーム仕事にならないので、買い替えを決断!
いままでほとんどバッファロー製を買ってきましたが、気分を変えてPlanexの11ac(866+300Mbps)対応ルーターFFP-1200DHPが安かったのでAmazonで購入してみました!
色合いはビミョー
まずデザインですが色合いがビミョー。
Amazonや公式ページではごく薄いブルーのような白っぽい色に見えたのですが、実際はけっこう色合いのある、薄緑色っぽい青のようななんとも言えない色合い。昭和時代の冷蔵庫とか思い出します。(笑)
単純な白か黒を設定してほしい。
ボディはカドのない石けんのような形です。バッファローの黒いカクっとした形とは対照的。
本体は小さめでコンパクトです。
このパッケージはいかがなものか
パッケージにもひとこと言いたい。
Amazonでは箱の装飾を省いて、省資源に貢献しようという「フラストレーション・フリー・パッケージ」というタイプがあります。
たいていは単なる段ボールにシールが貼ってあるだけ。僕はけっこうエコを気にするタチですし、箱はすぐに古紙に出してしまうのでこちらのほうが好きです。
FFP-1200DHPにもフラストレーション・フリー・パッケージがあったので選んで買ったのですが・・・
まあ表面は質素でいいです。
が、開けると・・・
え?
なんか普通のパッケージを裏返しただけなんですけど・・・
省資源でもなんでもないじゃないか!
むしろ裏面にシールを貼ってある分資源を使ってるぞ!
フラストレーション・フリー・パッケージを選ぶ人は多いと思いますが、こういう名前だけなパッケージは問題だと思います。フラストレーション・フリーどころか余計にフラストレーションが溜まるんですが・・・
まあ気を取り直して機能を見ていきましょう。
無線LAN機能
FFP-1200DHPは最新の無線LAN規格、IEEE802.11ac(略称11ac)に対応しています。
11ac対応の子機を使用すれば、最大866Mbpsでリンク可能!11nの300Mbpsに対しおよそ3倍の速度を実現します。
これは期待できそう!
有線LAN機能
有線LANは4ポートあり、全て1000Base-Tの1Gbps接続に対応。
安いルーターですと有線が100Mbpsのタイプも多く、ここもうれしいポイント。
接続
使ってみましょう。接続はカンタン。
SSID(ルーターのID)をパソコンやスマホで探し、本体裏面のパスワードを入力するだけ。またはWPS対応機器なら接続待機状態にし、裏側のWPSボタンを押すだけ!
今回は使いませんでしたがPlanexから簡単接続ソフトも提供されています。Windows、Mac、iOS、Android用があり、簡単に接続できたり設定もできるようです。パソコンがない人でも安心ですね。
設定画面はよく考えてある
ルーターの設定画面は最小限の要素しか見せない「かんたん設定モード」、上級者用のより細かな設定変更も可能な「詳細設定モード」があります。
かんたん設定モードなら、このシンプルさ!
重要な設定をうまく絞り込んでいます。
無線LANが初めてのまったく初心者でも、マニュアルを読みながら迷いなく設定できそうです。いままでのルーター設定画面は多数の項目が「バッ」と出てきて、用語も専門的でむずかしく、初心者の人は見ただけで滅入ってしまうような画面ばかりでした。
この工夫はGOOD!
特殊な接続(ポート開放など)をしなければこれだけで十分な画面です。
ベンチマーク
気になる通信速度を計測してみます。
ベンチマークはインターネットの外部サイト(BNRスピードテスト)へのアクセス、そしてFFP-1200DHP経由で接続した家庭内サーバへのファイルコピーで実験します。
家庭内サーバはShuttleのCeleron J1900を搭載したXS35V4。SSDなのでファイル操作は非常に高速です。
通信用のクライアントは先日買ったG-TuneのNEXTGEAR-NOTE i5700。
オプションで11acアダプタ(インテル Dual Band Wireless-AC 3160)を搭載しましたので、11acが実験可能。MacBook ProよりCPUパワーもありますから実験に最適です。
転送するファイルは1GBのデータファイル。中身はランダムな文字です。
ファイルについてはストップウォッチでの手動計算です。多少の誤差は出ると思います。
バッファロールーター ベンチマーク
まずはバッファロールーターのベンチマーク。
型番はWZR-600DHPで11n/a/b/gに対応しています。
11nの300Mbpsでのリンクです。
テスト | スコア(秒数) |
---|---|
BNRスピードテスト | 65.4Mbps |
1GBファイルコピー | 1分24秒 |
Planex FFP-1200DHPのベンチマーク
続いてFFP-1200DHPです。
FFP-1200DHPは最高866Mbps(11ac)まで対応していますが、i5700に搭載している11acアダプタInte Dual Band Wireless-AC 3160は最高433Mbpsまでとなります。
よって433Mbps接続時の速度となります。
テスト | スコア(秒数) |
---|---|
BNRスピードテスト | 54.9Mbps |
1GBファイルコピー | 41秒 |
全開の速度ではなくてもファイルコピーは2倍近い速度になりました!
866Mbpsリンクができればさらに縮まる可能性があります!
NASへのアクセスもだいぶ快適になりそう。
WTS的まとめ
ということで2台のベンチマークを取ってみました。やはり11acは速い! かなり満足できる結果となりました。
インターネット側のスピードについてはルーターというよりも回線自体の速度が関わっていますので、体感できるほどの効果はありませんでした。
しかし家庭内でNASを使う場合などは11acの恩恵を十分に受けられます。デザインは微妙ですが、なかなか安くて効果の高いルーターです。