こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日は超小型ベアボーンPC ASRock Deskmini X300用に、静音で冷却力が高いと評判の「Noctua NH-L9a-AM4 chromax.black」を買ってまいりました!(Deskmini X300の記事はこちら)
Noctuaのファンは 何のこだわりなのか 茶色とベージュのカラーが有名です。しかしこの色は、最近流行のガラスパネルで内部パーツを魅せるPCとは、相性が良くないのも事実。
周りすべてがブラックでまとめても、Noctuaのファンだけが妙に浮いてしまうのです。高性能なPCでこそNoctuaを選びたいのに、色が嫌いなので選ばないという人がいるのも事実。(僕です)
そんな事情を受けてかどうかわかりませんが、Noctuaも 改心して 最近は真っ黒なモデル「chromax.black」を出しています。ヒートシンクまで真っ黒な塗装がされていますが、冷却力は無塗装とほぼ同じという、すごい塗料が使われています。
さっそく組み立ててみましょう!
- Noctua製ながら真っ黒な仕上げがうれしい
- 非常に静かなファン
- 高い冷却力
- 全高わずか37mmの低さ
パッケージ
まずはパッケージ。
いつもながらしっかりとしたデザインの箱です。
中にはこれまたいつも通り、パーツの形通りに作られたスポンジにきっちりと収まっています。
付属品は
- ファン本体
- CPUグリス NT-H1
- 低ノイズアダプター
- 各種金具類
- 金属バッジ
- バックプレート
となっています。
低ノイズアダプターとは、ファンの回転を強制的に落とし音を静かにさせようというもの。もちろん冷却力は落ちますので、高性能CPUに取り付ける際には検証が必要です。
デザイン
本体を見ていきます。
Noctuaのファンだとは一目ではわからない、完全ブラックの外観です。ファンはブラックのプラスチック製、ヒートシンク部分にはブラックの塗装がされています。ブラック塗装はわずかにテカリ感があるマット塗装。
ファンには3本の溝が入っており、これが風量を上げながら静音性を実現する”ミソ”なのでしょう。
ヒートシンク全体に塗られているにもかかわらず、無塗装とほぼ同じ冷却力だと言うからすごい。
CPUコンタクト部分は同心円模様がある磨き。ひんやりと冷たい。
サイド部分にはNoctuaのエンブレムが入っています。
バックプレートも同じ色で統一。
非常に低くて使いやすい
ASRock Deskmini X300に組み込んでみます。詳しい組み込み手順はこちらから。(Deskmini X300組み立て編はこちら)
横幅約80mmのコンパクトPCにも、余裕を持って入れられました。
1cmちかい余裕があります。
動作音は?
今回はCPU(APU)にAMD Ryzen 7 Pro 4750G、Ryzen 5 Pro 4650Gを使用しました。グリスは付属のNT-H1を使用。
まず、どちらのAPUにおいても非常に静か!
アイドル時点では耳を張り付くほど近づけて、ようやっとファンの音が認識できます。音質はかなり低音で、かなり風の流れを感じるのに音があまり聞こえてこない。
ベンチマーク時に1300rpm付近まで、回り軽く風切り音が聞こえてきましたが、それでも1m離れれば聞き分けができないほどの静音性です。
音に関しては大満足です。まさにNoctua品質。
冷却力は?
次に肝心な冷却力です。
Ryzen 7 Pro 4750Gはベンチマークのストレステストでも、最大78℃ほど。Ryzen 5 Pro 4650Gは72℃で頭打ちとなりました。(TDP調整なし、オーバークロックなし)
高さが低く静音でも、十分な冷却力と言えるでしょう。
WTS的まとめ
Deskmini X300に一番オススメのファンです!高さにも余裕があり、静音性も冷却力も満足できます。
ただ価格が同クラスファンと比べ2倍近く、サイフに少々きびしいです。
ですが満足できるファンを長く使っていこうと考えるなら、非常に良い選択になるはずです。
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