こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。
ここ半年ほど、実売1,300円ながら”けっこうまとも”な音を出してくれる激安のスピーカーLogicool Z120を使ってきましたが、やっぱり価格なりの軽い音と狭い表現レンジでした。
重低音重視の最近のゲームをプレイしていると、やはりもっと迫力がほしい。
ということで7,000円をめどにいろいろスピーカーを探し、よさげなものをセレクト。それが今回購入した「JBL Pebbles USBバスパワードスピーカー」になります。
左右分離型の丸っこい形がめずらしい。しかも普通のオーディオピンプラグではなく、USBケーブル1本で信号も電源も取れてしまう!ケーブルが1本で済むというのはとても片付きます。
音は満足!しかし・・・
- USBケーブル1本で音も電源も取れる
- ゲームや映画にも納得できる音質
- 非常に大きなボリュームまであげられる
デザイン
デザインを見ていきます。
左右分離型で、アンモナイトのような丸っこい形。四角形のスピーカーが多い中、目を引くデザインです。
カラーはブラックとホワイトがありますが、なぜかホワイトの価格が異様に高い。アマゾンでブラックは6,800円、ホワイトはなんと12,800円!価格差2倍です。もちろん中身は同じ。なんなんでしょうかこの金額差は。本当はホワイトがいいなと思いましたが、値段に負けブラックを購入。(笑)
調べると、どうやらホワイトはしばらく入荷がないのか、軽くプレミア価格が付いているような感じですね。ブラックを選ぶ人が多いからブラックばかりを生産しているのでしょうが、ホワイトを欲しい人も多いはず。JBLさんには増産をお願いしたいところです。
とはいえブラックも引き締まったデザインで、これはこれでOK。
前面、側面には目の細かいメッシュが当てられ、”オーディオ機器”という雰囲気がありますね。
外側にはアクセントでオレンジのリングが。特に機能はありませんが、元気な感じが出ています。
右スピーカーの側面にボリュームがあります。パネルごとくるくる回ります。
同じく右スピーカー下側にはAUX IN(外部入力)が。スマホやウォークマンから、ピンプラグで直接接続できます。ちなみに入力のみに対応で、Pebblesからヘッドホンへ出力することはできません。
背面にはバスレフポートが。このおかげでサイズ以上の重低音を実現しています。
ケーブルはスピーカー下のスリットに巻き付けられています。リングと同じオレンジに統一され、これもアクセントに。持ち運ぶ際に便利そう。左右への長さはおよそ70cm。USBケーブル側も同じぐらいの長さ。
接続はUSB 1本!ほとんどのスピーカーは電源とピンプラグの2本になりますので、1本というのは大きなアドバンテージです。机がスッキリ~!
ディスプレイの下にうまく収まりました。ディスプレイはDELL Alienware AW3420DW。
音質・・・の前に、音がでかい!
さっそく使ってみます!
WindowsマシンであればUSBを差し込めばすぐに反応し、スピーカーとして認識されました。ドライバのインストールなどは不要です。
そして音を出しますが・・・すごい音がでかい!
いや、とにかくでかい。
めちゃくちゃでかい。
Windowsの音量は「30」で、中間よりかなり下なのですが、それでも「うおっ!びっくりした!」と思わず独り言を言ってしまうほど大きい。
iTunesで音楽を流しながら、どのあたりで”普通”に聞こえるかなと下げていくと・・・僕の場合、なんとたったの「8」!!
イヤホンなら聞き取れないほどのボリュームで普通に聞こえるのです。PebblesのボリュームとWindowsのボリュームが食い違っているのか?と確認しましたが、Pebblesのボリュームを変えるとWindows側のボリュームは連動して動きます。「スピーカーだけ最大になっている」という現象ではありません。
もちろんUSBの挿し直しをしても同じ。Windows側を大きくしておいてPebblesを途中で挿せばどうかと思い実験ましたが、巨大な音が出力されて心臓がどうにかなるだけでした。(笑)
いろいろ調べましたが、いまだにWindows 10とPebblesが”連動しない”設定が見つかりません。いまのところ音量「8」で使っていくしかない状態です。(Windows 10は執筆時点でのバージョン 2004 ビルド 19041.572です)
ヘッドホンなどほかの音響機器も使うため、このボリューム調整がけっこう不便。なんとかしたい。解決方法が見つかったらまた掲載します。
音質はグッド!
音量は問題がありますが、音質はグッドです。
僕の耳の感触で恐縮ですが、すこし細かく書いてみます。
クラシック、POPs、ジャズ、ラウンジなどいろいろなジャンルの音楽を聴いてみましたが、どれも破綻なくキレイにまとまっています。ですが、全体的には中低音~低音寄りのチューニング。
ピアノとヴァイオリンの混ざった部分では、中間音に集まったような感じの音になります。たとえば「四季 作品8 第1番 ホ長調」を聴くと、ヴァイオリンのソロ部分が少し重いです。細い旋律がスーッと飛び立つヌケ感が足りないと感じます。響き切らない、余韻が少ない、そんな感触。
逆に重い曲、ラウドネスなヒップホップ、パンクなどを聴くと迫力があります。ベースとドラムの音がズシズシと来ます。
また、映像やゲームの爆発音や重い音楽が特に得意。モンスターハンターワールドを例に挙げますと、巨大モンスターの足音、着弾したブレスの爆発音が迫力そのもの!「ドゴン!!」と重い音が響きます。音量が大きいと近所から苦情が来そうなほどに。
また人の声がクリアに聞こえるのも良い点。映画のセリフなどがしっかり聞こえます。
総じて「映像メディア向け」と言えるでしょうか。
音楽は中間~低音重視のものに向きます。POPs、ロック、ヘヴィメタルなどです。クラシック、民族音楽など微妙な音で語る音楽は、ちょっと物足りないと感じました。
そのような特徴を見極めて購入すれば、6,800円という値段以上のものを感じるはずです。
USBで遅延ゼロ!ノイズほぼなし
USB接続による遅延はほぼゼロ、デジタル送信し内蔵DACで変換するので、ノイズもほとんどないというのも大きな特長。
ゲームでは0.1秒の遅延でも気になるときがあります。特にBlueTooth接続では1秒以上の遅れが出る場合があり、映画でセリフと口がズレることもあります。Pebblesはどんなゲーム、映像でも遅延は感じられませんでした。
ノイズも僕の耳では感じられませんでした。
無音の状態で聞こえることのあるホワイトノイズ(サーッという音にならないような音)も、ある程度の音量(50)まで試しましたが、聞きとれませんでした。
遅延とノイズは「問題なし」と言ってもよさそうです。
WTS的まとめ
スピーカー選択は本当に好みが出るのでむずかしいですね。しかも膨大な量のイヤホン、ヘッドホン、スピーカーがあり、さらにPCのイコライザーなどとの相性もある。また利便性の問題もあります。
PebblesはUSB 1本で済むというのは設置や配線回しがとてもラク。またデジタル伝送によるノイズの少なさもいい点です。
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