どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
久しぶりにMacを買いました!
最近はWindowsのゲームソフトの進化がおもしろくて、Windows系PCばかりを購入していました。ふと気がつけば持っているMacBook Proはすでに4年目。
使っているならそのままでいいじゃないか、とも言えるのですが、MacBook Proにはもう一つ重要な役目がありまして、それが「仮想化ソフト」のテストなのです。
当サイトでは以前からMac仮想化ソフトをかなり厳しく(VMware社やParallells社から文句を言われるほどに)比較レビューをしてきました。
ですがさすがに4年も前の機種では最新テストも満足に動かず、読者さんの参考になるものが出せているか不安です。というか出せてない。
ということで、思い切って買ってきました!
MacBook Pro Four Thunderbolt 3 Ports 13インチ 3.1Ghz Touch Bar搭載(長っ!)です!
まるで一枚の金属
最近はWindows系でもアルミ削り出しで継ぎ目のないデザインのパソコンが出てきましたが、元祖はApple。
絶妙なエッジで仕上げられたユニボディは1枚の金属のように見えます。わずかな陰影で形を表現しています。
Appleロゴは光らなくなりましたが、リキッドメタルによる鏡面仕上げが美しい。反射力(?)がすごいのか、暗くても結構光って見えるんですよね。
丸めるところは丸め、立てるべきエッジはしっかり立っている。このデザインとか加工精度はApple流です。
(悪い方向に)話題の超薄型キーボード
超薄型のバタフライ機構を採用したApple独自のキーボード。ほとんど沈み込まないのにカチカチと小気味良い打ち心地があり、とても打ちやすい。
普通のノートパソコンは「パタパタ」という音ですが、バタフライキーは「チャキチャキ」という独特の音。そんなに静かではありません。
押し込まなくてもいいので指にほとんど力を入れなくてもよく、指の疲れもかなり少なく感じます。RealForceで軽くササッと打つタイプの人でも、違和感を感じないと思います。
しかし、実は故障率がかなり高いらしく、アップルもその非を認めて2018年6月22日から無償修理サポートを開始しています。あまりに薄いのでちょっとしたホコリが入っても、センサーがおかしくなるらしいですね。
持ち歩く機材としては重大な欠陥といえます。
具体的には
- 文字が勝手に反復入力される
- 文字が表示されない
- 押したキーがスムーズに跳ね返ってこない、または、キーを押した時の反応が一定しない
(Apple公式サイトより)
こんな症状が起こるようです。
キーボードに関しては4年の無償保証を受けられるようになったのでまあ安心ですが、本来であれば故障しないのが一番。次のノートでは対策してくれるといいですね。
タッチバー楽しい!
もう一つの特徴はキーボード上部にある「タッチバー」。
通常はF1~12のファンクションキーが並ぶ部分が細長い液晶になっていて、状況に応じて様々な機能が表示されます。タッチすればすぐに機能が反映されます!
デフォルトの通常時は、明るさ、音量、ミュート、Siriのアイコン。
明るさを変えるときは、たとえばThinkPadならFn + F3を連打しながら変化させますが、MacBook Proのタッチバーなら、明るさをタッチするとすぐにバーが出てきて、そのまま左右に動かせば変化させられます。iPadのような感じ。
単純にすごく楽しい。(笑)
本体設定だけではなくて、例えば文字の変換中ならカタカナやひらがなが表示されたり、ブラウザならお気に入りのボタンが表示されたりとかなり多機能です。
使い慣れればいろいろな操作が速くなりそう!
唯一とまどうのはESC(エスケープキー)ですね。物理キーではなくタッチバーに表示されるので、いちいち目で確認して押さなければいけないのが面倒。
Linux系のエディタ(Vimなど)ではescを多用するので使用感は落ちる感じがします。
電源スイッチと指紋センサが一体化
電源スイッチはタッチバーの一番右側にあります。何のアイコンもないので最初わからなかった。(写真の一番右側の真っ黒い部分)
ここには指紋センサも仕込まれていて、iPhoneのようにタッチ認証が可能。もちろんApp Storeの認証にも使えます!
指紋認証が必要な場面では、タッチバーに「タッチしてください→」という表示が出ておもしろい。
色の深みがすごい!美しいディスプレイ
ディスプレイは13インチで解像度は2560 × 1600。
整った落ち着いた色合いと、深みのある色合いがすばらしい。「Mac的」な色合わせがされていて、濃いのにギラつかないとても良い色合いです。
色域はDCI-P3をサポートしていて、従来のsRGB液晶より25%も広い階調を表現可能。AdobeRGBよりわずかに狭いだけなので、MacBook Proだけで写真編集を完結させるというのも現実的になりました。
ディスプレイはここまで開きます。
ThunderBolt 3が4ポートのみ
拡張ポートはThunderBolt 3(USB 3.1互換)が4ポートのみ。コネクタはすべてType-C。MacBook(“12)に近い割り切りです。
充電もUSBもすべてここからなので、従来のType-A端子のUSBは何らかの変換機器を使わないと接続すらできません。
スマホをはじめ、だんだんとType-Cの機器は増えてきていますが、まだまだType-Aの機器も多いです。変換ハブは必須ですね。
広いタッチパッドも使いやすい!
タッチパッドもだいぶ大きくなりました。(4年前のMacBook Proと比べて)
手のひらぐらいあります。
Taptic Engineを搭載しているので、物理的にはほとんど沈みませんが、わずかに力を加えると「カチッ」という感触が返ってきてクリックとなります。大きいけれどごく軽い力で操作できます。これはラク。
広いので細かな操作もやりやすい。
そしてMac独自の「吸い付くような」カーソル操作も見事。このレベルの操作感を実現しているWindowsノートは、残念ながらいまだ出会っていません。OSとマシンが一体として設計されているMacならでは、ということでしょう。
「Microsoft Surface (Laptop / Pro / Book)だってOSとマシンが同じ会社じゃないか」とパッと頭に思い浮かぶパソコン知識人も多いと思いますが、残念ながらタッチパッドの操作感はぜんぜん違います。MacBookの後にさわるとぎこちなく感じるほど。
例えば、MacBookでは1cmほどの小さな輪を指で描くと、カーソルも小さな輪を描いて動きます。
しかしWindows系ノートではカーソルがわずかに左右にピクッと動く程度、もしくは全く動かない機種がほとんどです。
1cmというと指1本の幅ぐらいです。量販店でMacBookとWindowsノートが並んでいたらぜひ試してみてください!(^^
WTS的まとめ
Macは画面全体が落ち着いていて、使いやすいです。Windowsとはぜんぜん違う世界観でおもしろい。よく「MacとWindows系とどっちが本当に好きなの?」と尋ねられますが、どちらも、です。
僕はどちらかが絶対的に優れているとは言いません。どちらにもそれぞれ良い機能、未成熟な機能があり、ライバルがいるからこそさらに良くなります。必要な場所で必要な機能を使いたいんです。(サーバーはLinuxですし)
さて、新しい機材が揃ったのでVMware Fusion、Parallels、VirtualBoxの最新テストを動かしてみますよ!ご期待ください!
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