どうも、太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日はLenovoから販売されている、薄型で高機能なパソコン「ThinkBook 15 Gen 3」をレビュー!
個性を抑えたシンプルなシルバー筐体で、仕事場にはもちろん、アートワークやデザイン事務所にも違和感なくなじみます。
最新のAMDプロセッサを搭載し動作は非常に速い。ほとんどの作業でもたつきなくサクサクとこなすことができます!
さっそく細かく見ていきます。
- シンプルでスタイリッシュなデザイン
- 高速なAMD Ryzen CPU搭載
- デザインワークもこなせる高性能
- FULL HD IPSディスプレイの美しい画面
デザイン
天板から底面まで、すべて金属で形成されたなめらかなボディです。全体がシルバーですが、1/3程度に白いプリントでシャドーがかかっていて、ロゴが印刷されアクセントになっています。サラッとした表面処理がとても上質な感触。
派手な感じはなく、仕事場でも趣味でもなじめそうです。
重量は約1.7kg。15インチのノートPC機種としては標準的な重さ。リュックなど持ちやすいカバンがあれば、苦もなく運べるでしょう。
裏面はブラック。
手前にはスピーカー穴があり、音はなかなかクリアで聞き取りやすい。
ディスプレイ
ディスプレイは15.6インチ、今回のモデルはFULL HD(1920×1080ピクセル)表示のモデル。文字がなめらかで、動画が高精細に見え、満足感が高いでしょう。
IPS液晶なのでどの角度から見てもほとんど色変化や白っぽくなることもなく、鮮明です。
ディスプレイは非光沢タイプ。周りの光が映り込みにくく、細かな描画もしっかりと見えます。また光沢タイプよりも目が疲れにくいとされていて、長時間の使用でも集中力が続きそうです。
キーボード
キーボードはテンキーも備えたフルタイプ。
文字キーはオーソドックスな配列です。
キーは薄いですが、しっかりとカチッと手ごたえがあり、打ちやすい。
ただ、バックスペース、エンター、右シフトキーは隣のキーとくっついてしまっているのが気になります。特にバックスペースと「¥」はどちらもよく使うキーで、最初は何度も隣をたたいてしまいました。
数値テンキーはエクセルや家計簿など、数字を多く入力する場面で非常に便利です。
キーの大きさは十分で、タイピング時の反発力も適度。たくさんの文字を打つ作業でもなんなくこなせそうです。
キーボードはバックライト付きで、多少暗いところでもしっかりと入力することができます。
電源スイッチは指紋認証を搭載。Windows Helloを設定すれば、ワンタッチでログインできます。
サービスホットキーも搭載。これを押すと製品の保証ページにジャンプし、最新ドライバや保証期間、マニュアルなどを参照できます。
タッチパッド
タッチパッドは1プレートタイプ。左下/右下を押し込むことで左/右クリックが可能です。タッチパッドも同色で、統一感があります。
複数の指でスクロールなどが行えるジェスチャー操作にも対応しています。
カメラカバー付き
パソコンが乗っ取られ、パソコンに搭載したカメラから盗撮されるという事件がはっせいしています。
Lenovo ThinkBook 15 Gen 3のカメラは、物理的にカメラを止めるシャッター付き。この部分をスライドさせて赤の印が見える状態にすると、カメラは真っ暗になります。
ソフトで切り替えているわけではないので、ハッキングされても解除されることはありません。盗撮やスパイを防ぐことができます。
ポート類
薄型なのでポート数は制限されていまいますが、最新のUSB Type-Cが2ポート(電源兼用)、従来の大きさのType-Aポートが2つあります。拡張性としては十分でしょう。
有線LANポートもあり、高速通信も可能。さらにSDカードなどを読み込める4in-1メディアカードリーダーもありますから、普通の使い方で不足を感じることはまず無いでしょう。
静粛性
起動時の冷えた状態なら、ファンの音はほぼ無音に近い状態です。テストで高負荷をかけたときにようやっとファンの音が出てきます。最高潮でもファンの音は低音で、耳障りな高音はほとんどありません。
非常に静かな機種だと言っていいでしょう。
ベンチマーク
作業の快適度を見るため、各種ベンチマークを計測していきます。
3DMark
ゲームベンチマークとして、ほぼ業界標準となっている3DMarkにてテストをしました。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Night Raid | 13574 |
Wild Life | 7092 |
Wild Life Extreme | 2106 |
Fire Strike | 3212 |
Fire Strike Extreme | 1419 |
Time Spy | 1224 |
重いゲームは少々荷が重いですね。大作ゲームをこのPCでプレイするのは厳しいでしょう。
ですが、2Dゲームやドラゴンクエストなどの軽量な3Dゲームなら十分な速度で遊べます。
ドラゴンクエスト X
オンラインゲームのドラゴンクエスト Xのベンチマーク。比較的軽量なゲームのベンチマークです。
設定 | スコア | 快適度 |
---|---|---|
フルHD / 最高品質 | 8893 | とても快適 |
フルHD / 標準品質 | 11498 | すごく快適 |
フルスクリーンにすれば、FULL HDでも快適にプレイできそうです。
PCMark 10
システム全体の性能を計測するテストです。
テスト | スコア |
---|---|
総合 | 5278 |
Essentials | 8836 |
Productivity | 8036 |
Digital Content Creation | 5620 |
写真編集やデザインワークでも十分に使えそうなスコアが出ています。
動画編集は少々遅いですが、できないわけではありません。PowerDirectorやFilmoraのような軽いソフトなら可能でしょう。
CineBench R20
3DCGをCPUでレンダリングする速度を計測するCineBench R20で性能テストをしました。
テスト | スコア |
---|---|
CPU | 3403 pts |
平均値の2000ポイントを大きく上回っています。デザインワークも可能なことを示しています。
Passmark
PassMarkでPC全体の能力を計測してみました。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
PassMark Rating (総合スコア) | 4583 |
CPU Mark | 16129 |
2D Graphics Mark | 621 |
3D Graphics Mark | 2397 |
Memory Mark | 2599 |
Disk Mark | 14792 |
CPUはRyzen 7ということもあり、十分なスコア。
グラフィックのスコアが低めですが、CPU内蔵グラフィックスとしてはまずまずのスコアです。
総合的に十分な性能を持ったパソコンと言えます。
スペック
今回紹介しているモデル:ThinkBook 15 G3 ACL [21A4] (ThinkBook 15 G3 ACL)
機能 | 詳細 |
---|---|
CPU | AMD Ryzen 7 5700U |
CPUコア/スレッド数 | 8コア / 16スレッド |
ベース周波数 / ターボブースト周波数 | 1800 MHz / |
メモリ | 16 GB |
メモリスロット (空きスロット) | 1 (1) |
グラフィックス | AMD Radeon Vega (CPU内蔵) |
ストレージ | 512GB |
OS | Microsoft Windows 11 Home |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ |
解像度 | 1920 x 1080ピクセル |
ポート類 | USB 3.2 Gen1 x2、USB Type-C 3.2 Gen 2 x2、4in-1メディアカードリーダー、イーサネットコネクター(RJ-45)、HDMI、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック |
有線LAN | あり |
サイズ | 約 357x235x18.9mm |
重量 | 約1.7kg |
WTS的まとめ
趣味から仕事まで幅広くつかえるパソコンです。
デザインも主張せずスタイリッシュな感じなので、どんな場所に持って行っても悪目立ちすることはないはず。さりげないかっこよさがあります。
操作は全体的にサクサク動き、快適です!オフィスワークはもちろん、軽いデザインワークもラクラクこなします。
価格も手ごろなので、買ってソンはない機種だと言えます。
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