小型ゲーミングマシンが一気に勢力を拡大してきました!
ドスパラ S9シリーズ、ツクモ G-Gear miniシリーズ、パソコン工房Level ∞ C-Classと立て続けに小型マシンが登場する中・・・なぜかいつも1、2位を争って飛び込んでくるはずのマウスコンピュータ(G-Tune)はなぜか沈黙・・・
なにか秘蔵マシンがあるな・・・と思っていたら、満を持して出してきました!
最新”Skylake” CPUを搭載した小型ゲーミングマシン、LITTLEGEAR [リトルギア]です!
LITTLEGEAR
“LITTLEGEAR [リトルギア]”という名前、「久しぶりに聞いたな~」という感慨を覚える人もいるはず。
その通り、この名前は数年ぶりの復活です。当時も小さな筐体に見合わぬ高性能ぶりで、かなりの人気を博しました。ただ、当時はいわゆるコンパクトPCという位置づけで、机の面積が狭い人にむけて、性能をある程度絞り小型化したPCといった感じでした。
そして今回登場の新LITTLEGEAR。

小型デスクトップ路線でありながら、G-Tuneブランドの強力なゲーミングマシンとして大きく姿を変えました!
Mini ITXを採用し全体をコンパクトにまとめつつ、カード長30cmクラスのハイエンドGPUを搭載可能と、信じられない拡張性です。電源もATXで最大700Wを選択できますから、GTX 980Tiでも余裕を持って駆動できます。
そして注目は・・・
Intel “Skylake” CPU搭載

なんといっても、このサイズの小型ゲーミングマシンとして初となる、Intel “Skylate”シリーズの搭載でしょう!ドスパラ、ツクモ、パソコン工房の同クラス機種はいまだにHaswell Refreshですので、一歩リードしての搭載です。
この件についてマウスコンピュータに聞いてみたところ、「Skylakeでクラス一位を取るために、あえてHaswell Refreshを見送りました」という答えが!なかなかの策士!
SkylakeはCPUの高速化と省電力を実現する、まったく新しい世代となります。今回レビューしている機種はCore i7-6700を搭載します。
スペック
レビュー機のスペックです。LITTLEGEAR i310PA1
GTX 980を搭載したプラチナモデルです!
| 項目 | スペック | 
|---|---|
| OS | Windows 10 Home 64-bit | 
| CPU | Intel Core i7-6700 (4コア / 8スレッド) | 
| メモリ | 8GB | 
| メモリスロット (空きスロット) | 2 (1) | 
| グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 980 (4GB) | 
| ストレージ | SATA 931GB | 
| 光学ドライブ | HL-DT-ST DVDRAM GS40N | 
| ディスプレイ I/F | 4 (DVI-I×1、DisplayPort×3) (DVI-HDMI変換コネクタ付属) | 
| キーボード・マウス I/F | 1 (PS/2 Mini DIN 6ピン) | 
| ポート類 | USB2.0 x4、USB3.0 x4、サウンド、イーサネット | 
| 有線LAN | あり | 
| サイズ | 178×395×298 【本体ケースのみ】 178×395×330 【ハンドルを含む】 178×420×330 【光学ドライブ使用時】 | 
| 重量 | 8.3kg | 
| 電源 | 700W [80PLUS GOLD] | 
外観
長々とすみません。では外観を見ていきましょう!
全体を黒でまとめ、非常に落ち着いた印象になっています。ゲーミングマシンとしても、ハイパフォーマンス・ビジネスPCとしても違和感なく使えそうです。

電源をオンにするとモビルスーツっぽく光る、赤い帯状のランプがかっこいい。

両サイドはメッシュになっていて、熱が高い高性能グラフィックカードでも、余裕で冷却できそうです。

背面も面積は小さいながらも、ポート類は充実(後述)。

内部
内部をちょっと見てみましょう。
内部にアクセスするには右パネルを外します。手で回せるネジ2本で留まっており、ツールレスで作業可能。

パネルを外すとすぐにCPU、メモリ、ストレージが見える状態となります。

CPU部分とGPU部分がざっくりと2層に分かれるようなレイアウト。熱い空気を互いに吸い込み合わないように、うまく流れる構造になっています。

CPUクーラーはCoolerMaster製の静音タイプ。

なんだこの取っ手は?
LITTLEGEARの外観で一番気になる点は、やはりこの「取っ手」。
どう見ても持ち上げるための取っ手です。

LITTLEGEARは本体重量8.3kg(レビュー機)という、デスクトップとしては軽量にまとめられています。そのため「ハイパフォーマンスなデモ機」として持ち運ぶことを考えてあるそうです。
「でも壊れそう」と不安に思うかもしれませんが、持った感じものすごい剛性感で、ちょっとやそっとではゆがむことすらなさそうです。設計上はなんと50kgまで平気で耐えられるそうです!

中に10kgの金ののべ棒を入れてもまだまだ大丈夫なのです!(テストしたいのでだれかください)

Oculus VRなど、最新のVRシステムはノート型マシンでは(チップセットの構造上)うまく動かないことがよくあります。ソフトによってはどうしてもデスクトップ機が必要になるのです。
ですが20kgもあるタワーデスクトップを会場まで持ち運ぶなんて、考えたくもありません。(;´∀`)
そんなときLITTLEGEARなら、取っ手もあり持ちやすく、がんばれば片手でも持つことができます。GTX 980を搭載すれば現場でAAAクラスのゲームを披露することも可能でしょう!モチロンVRも問題なし!
豊富すぎるディスプレイポート
背面を見てみます。

GTX 980ということもあり、4画面以上の出力も対応!Display-Portが3つ、HDMIが1つ、DVIが1つあります。もちろんマザーボードのD-SUB15ポートも使用可能。

ゲーマーでは使っている人も多いPS/2のマウス、キーボードポートも残してあります。USB端子も6口もありますから十分。
よほどとんでもない環境を作らないかぎり、ポートが足りなくなることはないでしょう。
しっかりとフィルタ付き
ホコリを吸い込みやすい下面にはフィルタ付きです。掃除しづらい底面も、フィルタを引き出して数だけなのでカンタンですね!

WTS的まとめ
ということで今日は外観をざっと点検しました。次回はいよいよCore i7-6700 と GeForce GTX 980の実力をベンチマークしていきます!
■価格やスペックについて■
価格やスペック、オプション品、キャンペーン等は記事掲載時点(記事の掲載日付は最上部に掲載)での内容となります。構成内容は予告なく変更、終了する場合がございます。ご購入前には必ずスペックと価格を再度ご確認ください。
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