輝くゴールドカラーが注目を集める!上品な薄型ノートPC ドスパラ raytrek X4-T 実機レビュー

こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。

今日はサードウェーブ ドスパラから販売されている、メタルボディを採用した薄型クリエイターズノートPC「raytrek X4-T」をレビューしていきます!

メタルボディのPCは比較的落ち着いた、ともすれば地味なデザインが多い中、raytrek X4-Tのトップパネルは大きく三つの面が交差していて、上品ながらも目立つ輝きを放ちます。

3つの面が上品で目立つ輝きを放つ

 

ドスパラの製品、というとすぐに有名なゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」を思い出してしまいますが、最近はハイパフォーマンスPCの技術を活かし、高い性能が要求されるクリエイティブPC「raytrek」にも力を入れています。

raytrek X4-Tはraytrekシリーズの最新ノートPCとなります。

外見だけではなく、もちろん中身は最新で速さも十分!

高い性能の内蔵グラフィック「Intel Iris Xe Graphics」を備え、写真編集、ウェブコミック作成、デザインなど、クリエイティブワークに十分応えてくれます。

さっそく詳細を見ていきましょう!

  • 上質かつ輝きがあるボディパネル
  • 重さ1.5kg、薄さ18.9mm(最薄部)のスリムボディ
  • パワフルなインテル第11世代プロセッサで快適な作業
  • 内蔵グラフィックでも分離型GPU並の性能

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デザイン

今回の体験機のカラーはローズゴールド。どちらかといえばピンク寄りのゴールドといったところ。上品な雰囲気です。

 

天板には大きく3つの面に分かれてヘアライン加工の方向を変えており、天板は完全なフラットなのですが、まるでピラミッド型にとがっているかのように見えます。この錯覚も人目を惹(ひ)くところ。

 

光の反射も多めで、遠くからでも宝飾品のようにキラキラと主張します。

本体は最薄部18.9mm、重量1.5kgと薄く、軽い。バッグに入れて常に持ち運ぶことを考えられています。

 

裏面もまったく同じ色に仕上げられた金属製です。

この薄さに高機能を詰め込んであるので熱のこもりが気になるところですが、大きく放熱スリットが開けられ、しっかりと熱を逃がしてくれます。

ディスプレイ

スリムベゼルを採用し、天板ギリギリまで使われた14インチ フルHD(1920×1080ピクセル)ディスプレイを搭載。

 

表面は非光沢タイプで、周りの光が映り込みにくく、細かな描画もしっかりと見えます。また光沢タイプよりも目が疲れにくいとされていて、長時間の使用でも集中力が続きそうです。

 

「クリエイターノート」を名乗るだけあって、色の再現率も非常に高い。公式サイトではsRGBカバー率約99% (sRGB比約100%) / AdobeRGBカバー率約74% (AdobeRGB比約74%)とされています。

色は深みがあり、自然で破綻の少ない色合いです。

キーボード

キーボードはPCの面積をひろびろと使い、19mmという、ノートPCでは大きめのキーを採用しています。オーソドックスな配列で変則的なキーはないので、誰でもすぐに使い慣れることができそうです。

 

キーは低く、押し下げ(ストローク)は浅めですが、しっかりと打った感覚があり、音は静かめです。

 

軽くタタタッと打てる良好な反応。

タッチパッド

タッチパッドは1プレートタイプ。表面は黒いさらっとしたプラスチックです。

 

左下/右下を押し込むことで左/右クリックが可能です。複数の指でスクロールなどが行えるジェスチャー操作にも対応しています。ウィンドウの切り替えやデスクトップの切り替えなど、さまざまな便利な機能が使えます。

複数指によるジェスチャー操作にも対応

 

キーボードの左上には指紋認証部分があり、指紋を認識させれば、触れるだけでWindowsへのログインも可能です。

タッチパッド左上には指紋認証部分がある

 

1点気になったのはクリック音

キーボードは静かで、連続して打ってもそれほど気になる音ではありませんが、タッチパッドのほうは押し込むと「カチッ(カコッ)」という音がけっこう大きく響きます。

図書館など静かな場所では、カチカチと連続で押すと周りの人も気になってしまうのではと感じます。トンっと軽くたたくタップ操作をメインにしたほうがよさそう。

ベンチマーク

PCMark 10

システム全体の性能を計測するテストです。

テスト スコア
総合 5148
Essentials 9943
Productivity 6930
Digital Content Creation 5373

通常の事務処理となるEssentialsでは、実用となる2000ポイントをはるかに超え、9943という非常に高いスコア。エクセル、ワードなどにはまったく問題はありません。

クリエイティブワークのスコアとなるDigital Content Creationは、こちらも最近のごく通常のPCでは2000~3000付近となるところ、5373と5000ポイントの大台を突破!

写真編集やデザイン制作はもちろん、軽い動画編集もできるほどです。「Intel Iris Xe Graphics」はソフトウェアによって「GPU支援」機能が使える場合があり、大きな動画の編集でも、もたつくことが少なくなります。

 

Passmark

PassMarkでPC全体の能力を計測してみました。

ベンチマーク スコア
PassMark Rating (総合スコア) 3565
CPU Mark 12890
2D Graphics Mark 369
3D Graphics Mark 3447
Memory Mark 2671
Disk Mark 22236

こちらも十分なスコア!

3Dグラフィックス処理も、一般的な内蔵グラフィックのPCでは1200前後ですが、raytrek X4-Tでは3447という高いスコアを記録。こちらもクリエイティブワークへの有用性をしめしています。

ポート類

薄型ノート型ながらも、実用十分なポート類を備えています。

  • USB Type-C:Thunderbolt4 x2 (PD対応充電 / DisplayPort Alt Mode 映像出力)
  • USB Type-A:USB3.2 Gen2 x1、USB3.2 Gen1 x1、USB2.0 x1
  • サウンド端子:マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子 x1 (3.5mm Audio Jack / CTIA)
  • 映像出力端子:HDMI1.4a x1

ハードディスクなどの拡張機器の接続、大型ディスプレイへのHDMI出力は、追加機器無しに実現できます。

充電はUSBから!

ノートPCというと、通常は特殊なコネクタのACアダプタとなりますが、raytrek X4-TはなんとUSB充電!(※ただし65WのUSB PDに対応したケーブル、アダプタが必要)

付属アダプタとケーブルは、65WタイプのUSB Type-Cでした。小型で、スマホなども兼用できるので荷物も減りそう。

スペック

今回のカラーはローズゴールドですが、ほかにもブラックが選択できます。

THIRDWAVE F-14TG / raytrek X4-T

今回紹介しているモデル:raytrek X4-T ローズゴールド

機能 詳細
CPU Intel Core i7-1165G7
CPUコア/スレッド数 4コア / 8スレッド
ベース周波数 / ターボブースト周波数 2.8 GHz / 4.7 GHz
メモリ 16 GB
グラフィックス Intel Iris Xe Graphics
ストレージ 512GB NVMe SSD (M.2スロット 2280)
OS Microsoft Windows 11 Professional
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14.0インチ
解像度 1920 x 1080ピクセル
ポート類 USB Type-C:Thunderbolt4 x2 (PD対応充電 / DisplayPort Alt Mode 映像出力)、USB Type-A:USB3.2 Gen2 x1、USB3.2 Gen1 x1、USB2.0 x1、サウンド端子:マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子 x1 (3.5mm Audio Jack / CTIA)、映像出力端子:HDMI1.4a x1
有線LAN なし
サイズ 323.5(幅) × 219.5(奥行き) × 18.9(高さ) mm
重量 約1.5kg

 

また、ブランド違いの兄弟機種「THIRDWAVE F-14TG」なら、サクラピンク、ラピスブルーも選択可能。ただしCPUやディスプレイのグレードが変わるので、色だけではなく用途も考えて選んでください。

クリエイティブ用途を考えているのなら、raytrek X4-Tを選ぶのがベストです。

WTS的まとめ

きらきらと光を反射する、上品なようでいて意外に目立つデザインです。さりげなく主張をしたいクリエイターにぴったりです!

本体性能も十分で、Adobe PhotoShop、クリスタなどもぐいぐいと動かします。

デザインと性能、どちらも妥協したくない人におすすめできます。

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