薄型・シンプルスタイルながらGeForce搭載のパワフルクリエイターPC raytrek G5-R 実機レビュー

こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。

写真、動画の編集に必須となりつつある、GeForceのグラフィック性能。特に動画編集では、グラフィックチップが搭載されているとエフェクトの速度、書き出し速度を飛躍的に高めることができます。

しかし、高機能なパソコンは厚く、重く、機動性に欠けるのが難点でした。

その点、ドスパラから販売されている「raytrek G5-R」なら、CPUに8コア/16スレッドのRyzen 7 4800Hに加え、専用グラフィックチップNVIDIA GeForce GTX 1650 Tiまで搭載し、厚さはわずか20mm!

普通に持ち運べるクリエイティブマシンとなっているのです!

さっそく実機にて性能を見ていきましょう!

  • 8コア/16スレッドの高機能Ryzen 7 APUを搭載
  • GeForce GTX 1650 Tiを搭載
  • 薄さ20mmのシンプルなカタチ

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デザイン

天板は、少し暗めのシルバーメタルで統一されています。塗装ではなく金属パネルですね。

 

天板はraytrekのロゴが控えめにプリントされているだけで、あとは平らなシンプルなデザイン。デザイン、遊び、仕事、どこでもマッチする主張しないデザインです。

 

薄さはわずか20mm!とても高機能を搭載してるとは思えないサイズです。持ったときも手でしっかりとつかむことができます。

 

裏面は黒いプラスチック製。半分がメッシュになっていて、高性能のCPUとGPUを効率的に冷却することができます。

ディスプレイ

ディスプレイは15.6インチ、フルHD液晶(1920×1080ドット表示)、リフレッシュレートは60Hzです。標準的なスペックです。

 

カラーはクリエイティブマシンとしてしっかりこだわっています。sRGBカバー率約99% (sRGB比約100%) 、AdobeRGBカバー率約76% (AdobeRGB比約77%)となっていて、色が重要になる写真編集にもしっかり対応できます。

キーボード

キーはデスクトップ並みの大きさがあり、右側にテンキーを備えます。

オーソドックスな配列で変則的なキーはないので、誰でもすぐに使い慣れることができそうです。

 

キーボードはバックライトも搭載し、少し暗い場所でもしっかりと視認でき、作業がスムーズです。さらにカラーは付属ソフトで変更がすることができ、気分によって変えることも可能です。

 

カラーを変えられる付属ソフト

タッチパッド

タッチパッドは1プレートタイプ。左下/右下を押し込むことで左/右クリックが可能です。タッチパッドも同色で、統一感があります。

複数の指でスクロールなどが行えるジェスチャー操作にも対応しています。

ベンチマーク

PCMark 10

システム全体の性能を計測するテストです。

テスト スコア
総合 5765
Essentials 9114
Productivity 8145
Digital Content Creation 7006

通常利用のEssentialsから、クリエイティブワークの指標となるDigital Content Creationまで、平均以上のスコアとなっています。

3DMark

ゲームベンチマークとして、ほぼ業界標準となっている3DMarkにてテストをしました。

ベンチマーク スコア
Night Raid 29927
Wild Life 24491
Wild Life Extreme 7618
Fire Strike 9747
Fire Strike Extreme 4764
Fire Strike Ultra 2221
Time Spy 4150
Time Spy Extreme 1907

薄型ながら、ミドルロークラスのゲーミングマシンに匹敵するスコアをたたき出しています。

たとえば3Dゲームの開発においても、軽いゲームなら別途ゲーミングマシンを用意することなく、raytrek内でテストすることができるでしょう。

騒音

普段の軽い作業中はほとんどファンが止まっているようで、耳を澄ませてもほとんど雑音は聞き取れません。

ベンチマーク中はファンが高速回転しますが、耳障りなカン高い音ではなく、低音でサーッという音なので、それほど耳に付くような音ではありません。

ポート類

クリエイティブマシンでは複数画面のへの出力も重要。G5-Rはノート型ながらも、ポート類はデスクトップマシン並に多数装備されています。

ディスプレイ端子だけで計3ポート(HDMI 2.1 ×1、Mini DisplayPort ×2)があり、本体だけで3つの外部ディスプレイに接続できます。

USBはType-C USB3.2 Gen2 x1、Type-A USB3.2 Gen1 x2、2.0 x1の合計4ポート搭載。

USBハブを持ち運ばなくても、拡張性は困らないですね。

スペック

今回紹介しているモデル:raytrek [G5-R] (Standard)

機能 詳細
CPU AMD Ryzen 7 4800H
CPUコア/スレッド数 8コア / 16スレッド
ベース周波数 / ブースト周波数 2.9Ghz/最大 4.2GHz
メモリ 16 GB
メモリスロット (空きスロット) 2(0)
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti (4 GB)
ストレージ 512GB NVMe SSD
OS Microsoft Windows 10 Home
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6インチ
解像度 1920 x 1080ピクセル
ポート類 USB Type-C:USB3.2 Gen2 x1 (DP Alt Mode対応) / USB Type-A:USB3.2 Gen1 x2、USB2.0 x1 / サウンド端子:マイク入力端子×1 , ヘッドフォン出力端子x1 (3.5mm Audio Jack) / 映像出力端子:HDMI2.1 x1, miniDP x2
有線LAN あり
サイズ 359(幅) × 244(奥行き) × 20(高さ) mm
重量 2.0kg

 

ドスパラではメモリ、ストレージをアップグレードして購入するBTOにも対応しています!ノート型は自分で改造するのはむずかしいので、購入時点で将来を見越してアップグレードしておきましょう。

動画編集をするならメモリは32GB以上、ストレージは1TB以上を推奨します。

WTS的まとめ

スペックを考えれば非常に薄型で、持ち運びも苦になりません。

いつでもどこでもパワフルな編集環境がほしい、と考えるクリエイターにおすすめできる1台です。

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