最薄部19.9mmの薄さとアンバランスなハイパワー!ドスパラ ゲーミングノートGALLERIA RL5R-G50Tレビュー

こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。

今日は比較的お手ごろな価格(実売 109,980 円 税込)で手にすることができる、ゲーミングノートPC ドスパラ「GALLERIA RL5R-G50T」を入手しました!(価格は2021/6/3現在のもの)

新世代GeForceの中ではミドルロークラスとなるGeForce GTX 1650 Tiを搭載するグレードながら、最新AMD Ryzen 5 4600H16GBメモリを搭載することで性能の底上げに成功。FULL HDゲームをストレスなく遊べる、かなりイイカンジのバランスを達成しています。

ボディの厚さはわずか19.9mm(最薄部)。落ち着いたメタリックグレーの塗装、基本をしっかり押さえた設計で、初めてのゲーミングPC購入でも安心してオススメできる1台です。

さっそくレビューしていきましょう!

  • 最薄部19.9mmの薄型ボディ
  • 落ち着いたメタリックグレー
  • デスクトップPCに迫る強力なCPU
  • GeForce GTX 1650 Tiを登載

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ゲーミングマシン ガレリアは、ドスパラ公式サイトでカスタマイズ購入できます!

デザイン

本体はシルバーの落ち着いた雰囲気の天板。

 

ガレリアのロゴはそれほど大きくなく、スマートで落ち着いた雰囲気をもっています。言われなければ、これが最新のGeForce RTXを装備したゲーミングマシンだとは思えないほどです。

 

本体はゲーミングマシンとしては薄型。最薄部はわずか19.9mmの薄さを実現。過去のゲーミングマシンが3~4cmもあったことからすれば、”激薄”になったとも言えます。

 

内側も同系統のシルバー塗装。少し暗めのシルバーは重厚感があり、ゲーミングマシンとしての迫力をかもしだしています。

 

しかし、背面には熱くなるCPUやGPUの熱気を放出するためのエアダクトが。迫力があります。

 

底面はCPU、GPUの真下からフレッシュな空気を取り込むためのメッシュ構造になっています。

 

隙間からは強力なファンとヒートパイプが見られます。

ディスプレイ

ディスプレイは15.6インチ、非光沢タイプ。

 

周りの光が映り込みにくく、細かな描画もしっかりと見えます。また光沢タイプよりも目が疲れにくいとされていて、長時間の使用でも集中力が続きそうです。

FULL HD (1920×1080)で非常にきめ細かな表示。文字もなめらかで読みやすいです。

IPS相当の液晶ディスプレイを採用し、どの角度から見てもほぼ色化けや白っぽくなることもなく、鮮明です。ゲームの色合いはくっきりと表示され、美麗な最新ゲームも満足できる画質です。

キーボード

キーボードは10キー(数字キー)も備えたフルサイズタイプ。ゲームにもよりますが、10キーにコマンドや装備切り替えのショートカットが割り当てられるものがあります。白熱した戦いでも、すばやく正確に装備を切り替えられるでしょう。

 

オーソドックスな配列で変則的なキーはないので、誰でもすぐに使い慣れることができそうです。

キーはそれほど抵抗感がなく、スッと下がります。音は静か。しかしやわやわというわけではなく、しっかりとした底突き感は感じられ、長文も問題なく打てそうです。

 

キーボードはバックライトも搭載し、少し暗い場所でもしっかりと視認でき、作業がスムーズです。また付属のソフトで光の色を変えることも可能。グリーンやレッドなど、盛り上がる色でプレイできます。ただし、キーは全体のみ変更可能。1キーずつの変更はできません。

 

タッチパッド

タッチパッドは1プレートタイプ。左下/右下を押し込むことで左/右クリックが可能です。タッチパッドも同色で、統一感があります。

 

表面はさらっとしており、スクロールしやすい。

複数の指でスクロールなどが行えるジェスチャー操作にも対応しています。

ベンチマーク

3DMark

ゲームベンチマークとして、ほぼ業界標準となっている3DMarkにてテストをしました。

ベンチマークスコア
Night Raid28082
Wild Life23437
Wild Life Extreme7302
Fire Strike9286
Fire Strike Extreme4577
Fire Strike Ultra2154
Time Spy3932
Time Spy Extreme1807

比較的重量級のFire Strikeでも40~60fpsを維持でき、なかなかスムーズです。Wild Lifeなど軽めのベンチでは60fps以上を維持します。

ライト~ミドルクラスゲームなら、高画質でも十分に楽しめます。

ドラゴンクエスト X

オンラインゲームのドラゴンクエスト Xのベンチマーク。比較的軽量なゲームのベンチマークです。

設定スコア快適度
フルHD / 最高品質17492すごく快適

最高解像度、最高画質でも非常にスムーズです。コマ落ちは一切感じません。

ファイナルファンタジー XV (FF15)

ファイナルファンタジー15は最新技術を多数使っていて、重めのゲームです。最新技術のサポートがどのくらいあるのかを確かめることができます。

設定スコア快適度
フルHD / 高品質3920普通快適
フルHD / 標準5442やや快適

高画質ではややコマ落ちが見られますが、少し画質を調節すればスムーズにプレイできそうです。

ファイナルファンタジー XIV (FF16)

ファイナルファンタジー16は最新技術を多数使っていて、重めのゲームです。ただ、高画質でもFF15よりは軽くなる、新技術も投入されています。

設定スコア快適度
フルHD / 最高画質10262非常に快適

CineBench R15

CPUとOpenGL能力を計測するCineBench R15で性能テストをしました。

テストスコア
OpenGL94.77 fps
CPU1464 cb

Ryzen 5 4600Hの力はつぉいデス。少し前のハイエンドの定番Core i7-9750Hにらくらく勝利します。

CineBench R20

CPUのレンダリング速度を計測するCineBench R20で性能テストをしました。

テストスコア
CPU3413 pts

デスクトップパソコン並の速さを発揮します。

CineBench R23

CPUのレンダリング速度を計測するCineBench R23で性能テストをしました。

テストスコア
CPU (マルチコア)8726 pts
CPU (シングルコア)1167 pts

マルチコアでは過去のデスクトップ用Ryzen 7 1700Xにも勝利します。

ポート類

ノート型ながらも、ポート類はデスクトップマシン並に多数装備されています。

HDMI、ミニディスプレイポート x2で、画面出力だけでもなんと3ポート。標準で外部3画面の同時出力に対応しています。

USBは最新のType-Cポートも合わせ4ポートを装備。

ゲーミングマウスやコントローラなど、多数の機器を接続することがあるゲーミングマシンでは、このポート数は心強いところ。

また太めのケーブルとなるHDMIなどは背面についており、左右にケーブルが散らばらないので、操作のジャマになりません。うれしい工夫です。

静粛性

この薄さに強力なGPUを搭載したということは、熱がこもってさぞかしファンの音もひどいだろうな・・・と先入観がありましたが、通常時はかなりの静かさ。

ベンチマークをかけて高温になってくると、扇風機の「中」ぐらいの風切り音となります。ですが最高潮でもファンの音は低音に抑えられており、耳障りなキーンという高音は、ほとんど感じられません。

とはいえ、高品質なゲームの音楽を存分に楽しみたいのなら、ノイズキャンセル性能のついたヘッドホンでプレイするのがいいでしょう。

スペック

今回紹介しているモデル:GALLERIA RL5R-G50T (Standard)

機能詳細
CPUAMD Ryzen 5 4600H
CPUコア/スレッド数6コア / 12スレッド
ベース周波数 / ターボブースト周波数3000 MHz
メモリ16 GB
メモリスロット (空きスロット)なし
グラフィックスNVIDIA GeForce GTX 1650 Ti (4 GB)
ストレージ512 GB SSD (NVMe)
OSMicrosoft Windows 10 Professional
光学ドライブなし
ディスプレイ15.6インチ
解像度1920 x 1080ピクセル
ポート類USB3.2 Gen2 Type-C x1, USB3.2 Gen1 Type-A ×2, USB2.0 Type-A×1/マイク入力 x1, ヘッドフォン出力 x1 /HDMI2.0 x1 / miniDP1.2/1.4 x1 ※Type-CはUSB data only
有線LANあり
サイズ359.8(幅) × 243(奥行き) × 20.5(高さ) mm
重量約1.9kg

WTS的まとめ

お手ごろな価格でも十分にプレイを楽しめる、非常に底力のあるマシンです。それでいて最薄部が19.9mmとなる薄さはうれしい。

ゲーム用としても、普段使いのハイパワーマシンとしても、オールマイティに使える1台です。

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