さすが高級機だった
これで3つのモデルを見てきましたが、G900はやっぱり最高に使いやすい!さすが値段なりの性能でした。
本体の軽さ、無線による自由度、クリックボタンの感触、ホイールのラクさは、「他では得難い」と感じさせる完成度。実売17,000円ぐらいの激しい価格がネックですが、ヤフオクやアマゾンの中古を見ていればときどき1万円ぐらいで出ています。そういうのを狙うのもあり。
とはいえ、精度の高いデザイン作業や1mmを競うゲームをプレイするのでなければ、明らかに過剰品質。装飾や機能もハデさはなく、ハードゲーマーやPCエンスージアストでなければ、値段なりの良さが分かりづらいと思います。
もちろん細かいことをよくわからずにG900を使い続けていても、あるとき安いマウスに戻ってきたときに「あれ?なんだこの使いにくさは?」と気づくでしょう。仕立ての良い高級スーツのように、体にフィットし自分自身の性能を1ランク上げる、そんな思想を持ったモデルといえるでしょう。
G402はある程度の値段で十分な性能を得られるど真ん中のモデル。形も性能も優等生的で、だれでも便利さと高性能を味わえる、手ごろなモデルだと感じます。
オプションボタンも使いやすく、「押している間だけDPIが下がるボタン」はゲームだけではなくいろいろ使えます。Adobe Illustratorなどでデザインをやる人は、線を動かす間だけゆっくり動かせるので「うおお便利!」と思うはず。
光る「G」ロゴもあり、初めて見る人にも「ちょっと普通ではないマウスを使っている」と気づかせられる優越感もあります。値段に納得できるのなら入門機として最適でしょう。
G300sは「普通よりちょっと多機能なマウスを使ってみたい」「ゲーミングマウスがどんなものか知りたい」と思ったときに、一番買いやすいモデル。
たくさんのボタンをカスタマイズする楽しさ、独特の形、光るストライプなど、ゲーミングマウスってこういうものだったんだと一通り体験することができます。
ですが形はイマイチ持ちづらく、特にクリックボタンが平たいのが僕としてはマイナスポイント。多用していると指の疲れを感じます。安いけれど、安心してオススメできる入門機ではありません。できればもう少し値段を足してでもG402にした方が永く付き合えるんじゃないかな、と思います。
WTS的まとめ
G900は使えば使うほどいい感じですね~。ホントいい。スイッチ一つで感動させる感じ?もうちょっと価格が安ければ文句なしの最高機種です。とにかくネックはこの異様な値段だけですね。ですがこのぐらいコストをかけないと作れないというのも理解できる完成度です。誰にでもオススメできるのはG402ですかね。スタンダードと呼ぶにふさわしい位置です。
ちなみにそれぞれ1週間ずつ使ってのレビューです。これからも使っていって、また気づいたことがあったら書き足していこうと思います。