Logicoolのゲーミングマウス 自腹3モデル比較!G900 / G402 / G300s

ハイエンド G900 CHAOS SPECTRUM

さて最後は、定価21,130円という超高額ハイエンドマウス「G900」です。とてもマウスとは思えないような値段です。本当にマウスに”何か”を求めている人だけが手を出すようなシロモノ。

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全体的なデザインはG420に近く、細く長い感じですが、左右対称で利き手を選ばないのもポイント。装飾は控えめで、むしろG420の方が派手にも見えます。

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他の2つと違うのは無線接続という点。ですが、すごく軽い!無線マウスは電池やバッテリーで重くなるのが普通ですが、G900はたった107g(ケーブル含まず)しかありません。G402が140g(ケーブル含む)なので、それよりも軽い。

メインクリックボタン。他の2つのマウスと比べ、高さがあり指にフィットします。

そして後ろ側にえぐれるように取り付けられているのが気になる。実はこのスイッチ、普通のマウスのようにボタン下にスイッチを置いてあるだけではなく、後ろ側にもバネを仕込んであり、押されると一瞬で戻るようになっているのです。

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押してみると、普通のマウスとは全然感覚が違います!

ストロークが非常に小さく、ほんのちょっと下がっただけでスイッチが入ります。もちろん不意に下がることなどなく、意識的に力を入れたときだけに下がる、絶妙な重さです。

クリック音は「カチッ」というよりは、「カッ」とか「コッ」という感じです。押し始めから反応まで、極めてストロークが小さく、速い。小さな指の動きで反応してくれます。

そしてサイドボタン。親指位置で使いやすい。

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さらにG900は付属部品でカバーしてしまうことも可能。右手で使うときは左をスイッチにして右にカバー、左手なら逆にします。もちろん両側をボタンもしくはカバーにすることもできます。不要なボタンに指が当たることを防げるわけですね。ここらがプロ仕様。

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ホイールにも工夫が。

通常時はカタカタと節度感があるタイプですが、後ろ側のロックスイッチを押すと節度感がなくなり、一気にシュルーンと回るようになります。

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しかもかなり軽い力でもギュンギュン回るので、何万行もあるエクセル表でも、シュッとホイールを回せば一気に下に送られます。めちゃ便利!

長いウェブページでもホイールをはじくだけで一番下にスクロールできます。スクロールが非常にラク!カリカリカリカリと送らなくてもいいので、指の疲れ激減です。

ホイール自体は金属でできていて、軽量化のために肉抜きするというこだわりよう。ものすごい速く回してもブレが起こらず、精度の高さを感じます。

このクリックボタンとホイールはぜひ味わってほしい!

充電はマイクロUSB。Logicool Proシリーズでおなじみの、三又の鉾のような形状。サッと取り付けたいときにも裏表を間違えることがありません。つないだままなら有線マウスとして使用可能。

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本体も金属が多用されているようで、すごく硬質な感触です。トラッキングももちろん超精密で、反応も速く、無線接続だということを忘れるほど。

何から何まで高級感を感じさせる一品です。