先日Celeron J1900を搭載しているファンレスベアボーン「Shuttle XS35V4」を買って(Shuttle XS35V4の記事はこちら)、快適に24時間運転中です。どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
で、今日新製品情報を見ていたらZOTACから発売されているZBOX CI520 nano [ZBOX-CI520NANO-J-W2]が目に留まりました。
2015/3/20追記:その後CeleronバージョンのCI320を買いました。レビュー記事はこちら>CI320実機レビュー
Core i3-4020Y、2GBメモリ、64GB SSD、そしてWindows8 with Bingを搭載しているすぐに使える超小型PC。全部揃ってなんと4万円前後なんです!
ええっ!?こっちのほうが良くない!?
安い
現在使用中のShuttle XS35V4は半完成のベアボーンです。
を同時購入し、メインのストレージは既存のPCからSSD 120GBを移植。SSDはIntel SSD 320 120GBなので新品を買えば多分8,000円前後ぐらいでしょう。
ということは全部新品で揃えた場合、だいたい48,000円前後になります。
今回のZOTACのZBOXシリーズを見てみますと、
モデル | CPU | 価格 |
---|---|---|
CA320 | AMD A6-1450 (4C/4T) | ¥34,000前後 |
CI320 | Intel Celeron N2930 | ¥37,000前後 |
CI520 | Intel Core i3 4020Y | ¥42,000前後 |
モデルの違いはCPUぐらいで、すべてメモリ2GB、64GB SSDを搭載。
そしてWindows8.1 with Bingを搭載してるのでOSも必要なし!
これで最上グレードでも42,000円前後。
おいおい安いな~!
Windows8.1 with Bingとは
ZBOXシリーズはちょっと特殊なWindowsを搭載することで価格を抑えています。
そのOSはWindows8.1 with Bingというもの。これは機能的には普通のWindows8.1なのですが、ブラウザ(IE)の初期検索エンジンがBingに設定されているもの。
えっ?それだけ?と思いますが、本当にそれだけの違いです。
検索エンジンがBingになっているだけでなんと、OSの価格がゼロ!反則でしょ!(ただしOEM製品のみで、マシン丸ごとでないと購入はできません)
Windowsの新品は14,000円ぐらいですから、低価格PCになるほどこの差は大きい!もちろんBingはあとから好きな検索エンジン(GoogleやYahooなど)に変えることもできますから、ユーザーには新品Windowsと違いがほぼ無し。
それだけでこの割引!反則でしょ。
スペックも良くてくやしすぎる
ZBOX CI520とShuttle XS35V4(本体のみ)を比較しますと、
項目 | ZBOX CI520 | Shuttle XS35V4 |
---|---|---|
CPU | Core i3-4020Y | Celeron J1900 |
メモリ | 2GB | なし |
ストレージ | 64GB SSD | なし |
OS | Windows8.1 with Bing | なし |
GPU | Intel HD Graphics 4200 | Intel HD Graphics |
USB | 3.0×4、2.0×2 | USB3.0x1、2.0×3 |
eSATA | あり | なし |
無線LAN | 802.11ac/n/b/g/ | 802.11b/g/n |
BlueTooth | Bluetooth 4.0 | なし |
モニタ出力 | DisplayPort×1 HDMI×1 |
DisplayPort×1 HDMIポート×1 D-Subポート×1 |
カードリーダー | あり | あり |
・・・ってマジかよ!
ZBOX CI520めっちゃいい装備やん!なぜか関西弁になるし!
ZBOXって11acも付いてる!USB3.0 x 4って便利すぎじゃん!そのうえCore i3で2GBメモリとSSDも付いてBlueToothもありでOSもインストール済みって!さらに本体も127mm x 127mmでほぼCDケースサイズの面積って!Core i3のくせにファンレス・・・ってなんだこれ!
なんてこった~XS35V4を買ってたった1ヶ月しか使ってないのに・・・こんなにいい機種が発売されるとは!
CPUの差はそんなに大きくない
でもまあ、ポート類はZBOXのほうが充実していますが、別にUSB3.0を常時4ポート使う人も少ないでしょうし無線の11acもこれからの普及。CPUはCore i3といえど4020Yという超低電圧版なのでそこまで速くはありません。
Celeron J1900をCinebenshを取ってみたところ143cbでした。i3-4020Yはおよそ155cb前後らしいのでそんなに開きは大きくないようですね。
CPU | スコア |
---|---|
Celeron J1900(シングルコア) | 37cb |
Celeron J1900(マルチコア) | 143cb |
i3-4020Y(シングルコア) | 60cb |
i3-4020Y(マルチコア) | 155cb |
シングルコアではさすがに差が広くなりますが、Celeron J1900もクアッドコアですからマルチコアを使えば計算力は高いのです。
WTS的まとめ
XS35V4はいくらで売れるんだろうか・・・
Windows8は余るけど売ることはできないからなぁ・・・
XS35V4はかなり満足度は高いのですが、「Core i3搭載機が安い」と言われるとやっぱりほしくなりますね。フトコロと相談しながら検討中です。