電気さえあればガス切れなし!小型で強力な電動エアダスターを買ってみた!

2023.4.2追記
サンワサプライから発売された、ガンタイプの電動エアダスター「200-CD079」を購入しました!当記事紹介のものより使い勝手が良いので、ぜひこちらの記事をご覧ください。>電動エアダスター200-CD079レビュー
※ただし工事現場などでプロが使うための小型エアダスター(エアブロアー)をご検討の方は、この記事のX-Power A-2もおすすめです。

どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。

パソコン機器の清掃にはエアダスターが欠かせません!

が、連続して使用すると、

  • 缶がすぐに冷たくなって風圧が弱くなるし
  • すぐにガスがなくなるし
  • ときどき冷却液が生で噴射されて機材をショートさせそうになるし

あんまり使い勝手は良くありません。

 

一番痛いのはやっぱりコスト

1本3~500円もするのに、キーボードを念入りに掃除すれば1回で半分以上を使ってしまいます。中古パソコンの清掃では1回で1本使うこともしばしば。

ガスやら缶やら、資源もムダ使いしています。

 

じゃあ掃除機を使えばいいじゃないの?とも思いますが、細かい回路やCPUの冷却フィン(ファンではなくヒートシンクの板のことです)の間は、やっぱり掃除機では吸いきれません。空気で吹き飛ばしたほうが断然キレイになります。

電動は弱すぎるか、巨大すぎるものしかない!?

そこで、電動のエアダスターがないか探し始めましたが、これが全然見つからない!

例えば充電式のこんな↓タイプ。これ、店頭で試す機会があったんですが、あまり強くありません。口で強めにフーーッと吹いたぐらいです。エアダスターの噴射パワーと比べると、体感で半分ぐらいでしょうか。

またアマゾンのレビューでは、バッテリや回路の不良が何件か指摘されていて、そこもイマイチ。しかも値段もけっこう高いです。

 

じゃあ業務用のコンプレッサ(↓ こんなの)はどうか?とも考えましたが、一般家庭には大きすぎるし、なにしろ音がヤバい!

 

量販店で実際に動かしてもらいましたが、「ダダダダダダダダ」という爆音他のお客さんが一斉にこちらを振り返るほど(笑)。とてもではありませんが、静かな住宅地で使えるシロモノではありません。(家が恐ろしく広ければいいんでしょうが・・・)

また、起動してから圧力が上がり、実際に噴射できるまで数分かかります。そのあいだは動かしっぱなしなので、サッと起動してすぐに終わらせるという使い方はできません。

ホコリを吹き飛ばしたいだけなのに、この騒ぎはちょーーっと無理です。

ついに見つけた!コンパクトで強力で家庭でも動かせるエアダスター

かれこれ半年以上をかけて調べていましたが、ようやっと見つけました!

長い前フリでしたが、それが今回買ってきたこのX-Power エアダスター A-2です!

 

スイッチ一つで強力な風を生み出し、しかも小型で使いやすい!

まずセット内容。

本体と、形の違うノズルが8種類、収納時の専用袋が付属。

中央のノズルは3つが1つに重なっています

 

巾着タイプの専用袋。アメリカンなロゴがイカス。エックスパウワァ!

プロレス団体とか軍隊のようなロゴ。うーんアメリカン

 

本体は片手サイズ。500mlのペットボトルを少しふくらませて取っ手を付けた感じ、と思ってもらえれば近いです。

質感は硬質プラスチックで飾り気は全くなし。プロ用を感じさせます。コードも太く丈夫で、本当に工事現場などで使うようなものだと感じます。安心感があります。

重さは1kg程度。片手に持って自由に動かせます。

500mlのペットボトル程度の大きさ

 

カラバリはとってもあざやかなブルー、シックなブラック、明るいグリーンの3色から選べるぞ!(笑)

ただ、どれもあからさまに工事現場チックな色で、おしゃれとかカワイイとかそういう次元ではありません

キミはどの色がすき???(いや、どれもそんなに・・・)

 

僕が買ったときの価格は11,800円でした。安くはないですが、ずっと使えると考えれば、まあ許容範囲。(2023/5/1現在、6,000円ほどまで安くなっています!ってマジかよ)

缶スプレーは1本500円として、10本使えば5,000円。2年で2、30本は消費していましたから(30本として15,000円)、2年使えばモトは取れます。(古いサーバー掃除はかなり使うんですよ・・・)

 

パッと見、小型のポットのようですね。当たり前ですが水分は厳禁です。

なんとなくお湯がそそげそう

 

機能はいたってシンプル。風を吹き出す。以上。

シンプル万歳。こういう単機能の機材って好き。取っ手の上側に強・停止・普通を切り替えられるスイッチがあります。操作できるのもここだけ。

操作部分はこのスイッチのみ。シンプルイズベスト。

使ってみる!

とにかく使ってみます!

まず普通モード。

スイッチを入れると、モーターのトルクが手首にぐいっと伝わります。業務用クラスの強力なモーターを使っています。頼もしいパワー。

ギュイイイイン!とけっこう音は大きめですが、家庭用の掃除機程度。夜中では無理でしょうが、昼間なら集合住宅で使っていても問題なさそうなレベル。

そして強烈な風圧!

細めのノズルを付ければ、ホコリが煙に見えるほどに一気に吹き飛ばします!

計測装置がないので風圧を表現するのはむずかしいですが、10枚ほどのA4用紙を一気に舞い上がらせるぐらいのパワーがあります。

風圧でキーが押されるほど強力!

 

コンプレッサのように「溜め」が必要ないのもGOOD!

スイッチを入れたとたんにMAXパワー(いや、エックスパワーか)の風が吹き出します。缶のエアダスターと同じ感覚で使えます。

 

そして強モード

音が一段階高くなり、「ギュオオオオン」とかなりうるさい。家の建築現場でよく聞こえるような電動工具の音です。吹き出る風すら「ヒュゴォォォ」と風切り音を発生させます。

しかしその風圧はまさに圧倒的!

顔に向けられれば、目を開けていられないほどの強風です!

目に被害が出るかもしれませんので、絶対にマネしないでください!誇張でもなんでもありません!筆者はネタとして試しています!

 

体に吹き付けると、オートバイで走っているときのように、服がぴったりとはりつきます。風のカタマリを感じるほどの風圧。

細めのノズルを付けると、大きめのホコリや、しつこいスキマのホコリもガンガン吹き飛びます!シールすらはがれかねない、すさまじい威力。

ただしモーター音に加えて「ヒィィィィン」というカン高い風切り音も混ざるので、ずっと使っていると耳が痛い

強モードならスキマのホコリもガシガシはがれる!しかし音もすごい!

 

ちなみに強モードは、細い部品はヘシ折れそうなほど強いです。パソコンの掃除に使うときにはくれぐれもご注意を。

グラフィックボードなどに正面から当てると、ファンやPCIeコネクタが破損する可能性があります!

ノズルは多彩だが・・・

ノズルは平たいものやブラシ付き、さらにはビニールプールなどを膨らませるための極細のタイプもあります。

ビニールプール用は試していませんが、このパワーなら一瞬で膨らみそう!

 

ブラシならホコリをはがしながら飛ばせるので便利。風圧がすごすぎてゆっくりていねいには作業できませんが、吹き付けるだけでも大半のホコリは吹っ飛んでいきます。

 

ただ、この細長いタイプがどうやって使うのか、さっぱりわからないんです。

取り付けがまったくできない謎のノズル

どのノズルとも接続できない(入らない)し、口に直接つけることもできない(細すぎる)。不良品なのか、それとも使い方が間違っているのか、試行錯誤しています。

というかいまのところ使えてない。教えて中の人。

もしかして中間の部品が入っていないんじゃないかという疑惑。

 

まあこの↓ノズルがあれば、PC周りの掃除はほとんどOK!

CPUファン、カドに溜まったホコリ、ヒートシンクのほこりなど、大半は1~2秒できれいになります。満足できる掃除が可能です。

音もひどくなく、風圧も強い。一番使い勝手が良いノズルです。

 

もちろん家の中の掃除にも使えますが、軽い皿やコップならなぎ倒されますのでご注意を。バカラのグラスが粉々になっても、当サイトでは責任は負えません。(笑)

WTS的まとめ

ようやっといい感じの電動エアダスターを手に入れました!

多少音を我慢すれば、電気がある限りエアダスターを使い放題です。ずっと使えるし、ガスも使わないので環境にもやさしい!ここも選ぶポイントでした。

ちなみに電気工事の人に見せたら、「これはブロワーだね」と言われました。なるほど。「エアダスター」と呼ぶのは一般人だけかもしれません。

 

2023.4.2追記
サンワサプライから発売された、ガンタイプの電動エアダスター「200-CD079」を購入しました!当記事紹介のものより使い勝手が良いので、ぜひこちらの記事をご覧ください。>電動エアダスター200-CD079レビュー

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