あの〜古いプロジェクターと有線LANしかないんですが・・・
プレゼンや会議などで他の会社でパソコンを使う時があると思います。そこで注意したいのが「映像端子」と「LAN」。
僕が近所の公民館でセミナーをしようとした時のこと。
「プロジェクターあり」「LAN使用可能」となっていましたが、実際に行ってみるとプロジェクターはかなり古くアナログRGB接続、LANも有線のみ!
MacBook Airでは映像とLANで2つもアダプターをつけなければなりません。USBポートも2つしかありませんからUSBハブも持っていかなければならないことに・・・
今日はそんな問題を1台で解決してくれる「Traum Ring」をご紹介します。
端子の問題
時代の流れでアナログRGBの端子もだいぶ少なくなってきました。(パソコン側もモニター側も)
最新の機種ではほとんどHDMI、DVIポートに置き換わってきています。
ただプロジェクターは機材としても高価で、頻繁に買い変えるものではありませんから、いまだにアナログRGBしか使えない機種も多く稼働しています。
社内LANにしても、有線しかないというところはけっこうあります。(セキュリティ的な意味もあり)
そうなると、常に映像とLANのコンバータを持ち歩かなければなりません。
USB1つで映像もLANも
そんな端子問題の解決策となるのがMTMコミュニケーションズさんから販売されている「Traum Ring」(Amazonでは”USBでMAC・Surface Pro・ウルトラブック・Windows8タブレットにディスプレイとギガイーサネットを拡張”という長い名前になってますが・・・)
USB一つからアナログRGB、有線LANが取り出せるスグレモノです!しかもMacとWindows両対応!
さっそくテストしてみたいと思います。
製品を確認
付属品
簡単な説明書、USB3.0ケーブル、ドライバCDが付属
Traum Ring本体
本体は小さい!手のひらサイズです
この大きさならかさばることはありません。
重量はたったの42グラム。(実測・ケーブル含まず)
出張時など重くなりがちな荷物のなかでも安心ですね。
というか、こんな大きさで本当に画面出力もLANもできるのか?
Macでの使用感
まずはMacで確認です。
Macはかなり前の機種からアナログRGBは廃止されています。
アナログRGB出力アダプタとしても貴重です。
ドライバをインストール
USBに挿すとすぐにマルチモニタとして映りました!
おお、手軽だ!
特殊な装置なので試す前はかなり手こずると思っていましたが、拍子抜けするほどカンタンです。
有線LAN
有線LANも接続してみたところ1GBpsの速度が出ています。USB3.0対応なので帯域も問題なさそうですね。
Windowsでテスト
Windowsはすこし古いThinkPad。
USBは2.0ですが、大丈夫でしょうか?
ドライバをインストール
TraumRingを接続する前にドライバはインストールしましょう。
TraumRingを接続
接続完了した直後「解像度の調整」というメッセージが出て画面が7〜8回パカパカと映ったり消えたりします。結構ビビります。
調整が終わればこちらも問題なくマルチモニタが可能に。
有線LANもテスト
こちらも問題なく1GBpsが出ているようです。ただUSB2.0の限界(480Mbps)がありますので、最大通信速度にも限界があります。
WTS的まとめ
ということでTraum Ringのテストを駆け足でおこなってみました。
僕としては使用までに「ひっかかる部分がない」点が良いと感じました。
こういったマルチ機能のデバイスは昔からクセがある機種が多くありました。その点、ドライバをインストールし、接続すればOKというカンタンさは非常に評価できます。
今回はFullHD対応モニタがないので試せませんでしたが、アナログRGBでも1920×1080のFullHD出力が可能のようです。
アナログRGBや有線LANは出先で突然必要になることがあります。
とても小さく軽いので常に持ち運べば不安も減りますね!