ThinkPadレビュー中の太田アベル(@LandscapeSketch)ですこんにちは。
”仕事の名脇役”ThinkPad X230のレビュー第二弾です。(ThinkPad X230のレビュー第一弾はこちらへ)
今回はThinkPad独自のカーソル操作デバイス「タッチパッド」と「トラックポイント」に注目してみました。
ThinkPad伝統のトラックポイント
ThinkPadは伝統のトラックポイントが有名です。キーボードの真ん中にある赤いポインタがトレードマークにもなっています。
タッチパッドしか使ったことない人は「いまいち使いづらい」と言うことが多いのですが、ThinkPadを長年使っている人の中には「トラックポイントのためにThinkPadを買っている」という人もいます。
トラックポイントの最大の利点はキーボードのホームポジションから手を動かさなくてもマウス操作ができること。
トラックポイントの利点
書類を作るときの操作を考えてみてください。
文字を打つ → マウスを持つ → 文字を打つ → マウスを持つ・・・
という感じでけっこう手を動かしています。これでは手を動かすたびに思考が途切れ、集中力が途切れがちになります。
そこでトラックポイントです。
キーボードのホームポジションに手をおいたままで操作できるので、腕を一切動かさずにすべての操作が行えます。
キーボードを主に使う人にとって、トラックポイントは非常に使えるデバイスです。
すべりがよく使いやすいタッチパッド
トラックポイントは操作に多少の慣れが必要ですので、キーボードを多用しない人は逆に使いにくいデバイスになっていまいます。
そこでThinkPadはたいていのノートPCに採用されているタッチパッドも装備しています。
ThinkPad X230のタッチパッドはプラスチック製で、エンボス加工が施されており指のすべりは上々です。
タッチパッドには右・左の分離したクリックボタンはなく、そのまま押しこむように力を加えるとタッチパッド自体が沈んでクリックとなります。
もちろんトンっと軽く叩くタップ操作でもクリック可能です。また2本指でスクロール操作などをすることも出来るます。(設定により他の操作も可能)
2つの操作ができる利点
ThinkPad X230はトラックポイント、タッチパッドの2種類の入力装置を備えることで素人からパソコンの上級者まで、幅広く使いこなせる機種となっています。
ThinkPadのファンに操作を見せてもらうとたいていトラックポイントで操作しています。タッチパッドから入門し、慣れていくとだんだんトラックポイントをよく使うようになっていくようです。
WTS的まとめ
手をキーボードから動かさずにすべての操作が行えるThinkPadシリーズ。
タッチパッド、トラックポイントのどちらかの操作を強制するわけではなく、コストはかかるが両方を搭載し続けるLenovoにユーザーへの思いやりも感じられます。
パソコンの操作方法はパソコン自体の価値を左右するほど重要なものです。あなたが使うスタイルを考えて選んでみてください。
トラックポイントはLenovo(IBM)の登録商標です。