どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今年の4月に購入した、Lenovo ThinkPad X1 Carbon(2016)。ほぼ毎日使いまくっております。本体や周辺機器などのレビューはこちら。
その中でも、オプションで購入したThinkpad Wigigドックがすっごいベンリ!
スイッチ一つで、すぐに無線でUSBや大型ディスプレイを接続できるので、デスクトップモードとノートモードを瞬時に切り替えられます。
今日はWigig ドックの使い勝手について詳細にレポート。
接続、切断がワンタッチ!
まず何よりもすばらしいのが、WigigドックからUSBや有線LAN、ディスプレイポート、HDMIなどがいろいろ引き出せる点。
つまり、Wigigドックに機器を接続しておけば、あとはドックのスイッチを入れるだけでThinkPadにいっせいにつながるのです!
これが全部有線だとすると、毎回HDMIをつなぎ、キーボードとマウスをUSBでつなぎ、LANケーブルもつなぎ・・・とかなりめんどうです。
そのうえ端子も確実に消耗しますし(いずれ接触不良になる可能性大)、何より、つないでいないときはダランと机の上に出しておかなければなりません。なんかイヤですよね。(しっかりしまうと今度は出すのが面倒)
そして、出かけるときはまた取り外ししなけれななりません。
これがドックを使えば、近くにThinkPadを置き、ドックをONにするだけ。数秒後にディスプレイ、USB機器が反応します。出かけるときはThinkPadを持って離れるだけ!信号が届かなくなればThinkPad単体で動きます。
スマートすぎる!
ただ、USB HDDなんかをつなげていると、突然離れたときに接続が切れデータが壊れる可能製もありますから、注意が必要です。ストレージ機器は本体につないだ方がベターです。
とにかくケーブルの抜き差しなくデスクトップとノートを行き来できるのは、便利で快感です!
データの忘れ物がゼロに
いままではメイン作業はデスクトップマシンで、ノートで持ち運びの仕事をするというように使い分けていました。
すると、たとえばデスクトップマシンでデータを編集していて、その後に資料をもってThinkPadでプレゼンするという場面では、デスクトップマシンにデータを忘れることがありました。
ドロップボックスとかGoogle Driveを活用することでデータ忘れはかなり減りましたが、それでもデスクトップに小さな資料を置き忘れることや、同期完了せずに終了してしまった場合はアウト。
ドックを使うと、デスクトップ作業も持ち運びもすべてThinkPad 1台に集約することができました。データ忘れはゼロに!
さらに急に出かけるときでもThinkPadをひっつかんで持っていけば、さきほどまで机で行った作業がそのまま入っているので、電車の中で開けばすぐに続けられます。作業環境が非常にシームレスになりました。
有線LANが楽に利用できる
ThinkPad X1 Carbonは薄いのでLANポートがなく、有線でつなぐ場合は拡張ケーブルが必要になります。
それがドックを使えば、ドック経由で有線LANに接続できちゃいます。もちろんドックとThinkPad間は無線になりますので1000MB/sのフルスピードは望めませんが、それでも11acよりは多少速いです。
会社がセキュリティの関係で有線のみだとしても、ドックを使えば無線のように使えます。(ただし飛距離は30cm程度)
ちょっとファンの音がうるさい
つぎにデメリットです。
一番気になるデメリットとしては、ファンの音がけっこううるさいです。
実はWigigボックスにもファンが入っていまして、ある程度使っていると「フィィィーン」というような音が聞こえてきます。
この音がThinkpadの音よりも大きくて、かなり気になります。最初はThinkpadの音かと思って、「なんでほとんど使っていないのにファンの音が大きいのかなぁ」と悩んでいましたら、犯人はドックでした(笑)。
次のバージョンではもっと静かなファンか、なんとかファンレスにしてほしいものです。
配置によってはすぐに接続が切れる
もう一点は、電波の範囲が非常に短距離で、ドックとThinkPadの配置によっては「電波が弱い」という警告がしょっちゅう出ます。
Lenovoのサイトによると、ディスプレイの背面30cm以内に置くと良いようですね。僕は真横に置いていますが、ほとんど問題はありません。たまに途切れたりなかなか接続しないときがあります。
この電波状況がもう少し改善されるとうれしいですね。
WTS的まとめ
デメリットはありますが、それ以上になんの結線もなしですくにデスクトップのように使えるのは本当に便利です!ノートをデスクトップのように使う予定があるなら、Wigigドックの同時購入をお勧めしておきますよ!
ちなみにWigigは本体の無線部分のアップグレードが必要なので、購入後に付けることはできませんのでご注意を。