どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
先日からレビューしている「RealForce R2 (白/静音/APC付き)」の継続レビューです。
先日可変キーストロークの「APC」を試しました。一番浅くなる3mm厚のシートを入れたときのレビューがこちら。
さて、それから少し使っていたのですが、このAPCはやめました。(笑)
ストロークが浅すぎて、全然慣れなかったのです。
3mm厚のシートの使い心地
APCの3mm厚を付けた感じは前回の記事にも書きましたが、押し始めたと思ったら底に突き当たるという感じです。
MacBookのバタフライキーボードも浅いストロークで有名ですが、あちらは押し下げたときに「カチッ」という感触があるので、まだ「打った」という感触(フィードバック)があります。
ですがRealForceの場合、非常にキーが軽く、静電容量式で途中に接点が存在しないため、手ごたえがあるのはキーを押し下げきったときのみになります。
しかもRealForce R2 (白/静音/APC付き)の場合キー押下圧が30gととても軽いので、指に力を入れたと思ったら即座に突き当たる感じになってしまい、なんというか打った感覚自体が希薄なのです。
またスポンジに当たった感じもまさにスポンジそのものの感触で、「ボンッ」という柔らかいのか固いのか、な~んだか歯がゆい反発なのですね。
1週間ほど使ってみましたが、「ストッ」とキーを押し下げる気持ちよさが半減してしまい、やめることにしました。
1mm厚ならどうか
ではもう少しストロークがある1mm厚ならどうかと思い、APCスポンジを交換してみました。
こちらはまあまあストロークがありますが、やっぱり途中でぶつかるボンッという底付き感は変わらず。
RealForce独特のキーが「ストッ」と入る感触は半減というところ。押し切った感は感じず、爽快感はイマイチでした。
APCを使うにはキーの指運びから変える必要がある
ということでAPCの体験を書いてみました。
結論を言うと、「APCを使う場合は、APCに対応した指運びをする必要がある」と言えます。
上に書いてきたような「入力感」とか「爽快感」みたいなものを求めると、APCはけっこうジャマになります。RealForce独特の極上のなめらかな入力感を楽しむとすると、APCは使わないほうがいいです。
長くRealForceを使っている人のほうが、この中途半端感になれるのは時間がかかるでしょう。
では逆にどのような入力法なら良いかというと、指にあまり力を入れず、表面をなぜるように入力すれば、ここに書いてある短所は感じません。そしてそのほうが入力スピードは上がるはずです。
腱鞘炎になる人は常に指に力が入っているので、手首や指の腱に負担がかかります。
APCで底突き感を感じないよう、軽くすすすっと触れるような入力法ができれば、ほとんど力は要りません。指の負担は激減すると感じます。
RealForce R2のAPCは、腱鞘炎に悩まされつつも一日何千文字も入力するような、本気(マジ)プロにこそ必要な機能でしょう!
WTS的まとめ
RealForce R2のAPC機能については体験しつくした、という感じですね。
僕はやっぱり昔ながらの深めのストロークが好きなので、APCにはなれることができませんでしたね。
でも30gのキーは指の力をあまりいれず、肩をリラックスして打てるので、肩こりと小指の痛みは消えてきました。(あ、いちおうこれは体験者の個人的な感想ですwww)
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