どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
家電の消費電力などを調べるために使う「ワットチェッカー」。
現在何ワット使っているのか、1日では何Wh使っているのか積算を調べることができます。
その中でも非常に便利なのが、以前ラトックから販売されていた「BluetoothワットチェッカーREX-BTWATTCH1(以下 Bluetoothワットチェッカー)」。
電力データを無線(BlueTooth)で受信することができ、さらに本体だけで50ヶ月分のデータをためてくれるのです!データのグラフ化などもでき、とても便利なんですよ!
ですが、この商品は2014年発売で、現在は販売終了。便利なのでもう一台買いたかったのですがどこにも売っておらず、再版を心待ちにしていました。
ようやっと発売された新モデルが今回購入した「Wi-Fiワットチェッカー RS-WFWATTCH1(以下 Wi-Fiワットチェッカー)」。なんとうれしいWi-Fi対応!
つまり同じLANに接続できるパソコンやスマホから、同時に見ることができ、さらに遠隔で電源のON/OFFも可能という、かなり強まった機能に生まれ変わりました。
さっそく使ってみます!
- コンセントと家電の間につなぐだけでカンタン
- Wi-Fi化し、何台でも同時に見える
- 消費電力、積算電力など多彩なデータ
- 遠隔からON/OFFができる
- 本体を見なくてもいいので、天井裏、高いところでも調べられる
前モデルとの比較
届きました。いつも通りのパッケージ。
まずは前モデルと形や機能を比較します。
形はほとんど変わらず。ロゴの位置などでしか見分けがつきません。
上部のロゴ部分が少し違います。
コンセント形状もほぼ変化なし。
それよりもうれしいのはWi-Fi対応。
前モデルは無線がBlueToothだけだったので、受信できるのは1台のみ。複数の機器で同時に見たくても、どちらかを切断しないと見ることができないという弱点がありました。
今回はWi-Fiなので、同じセグメントにあるスマホや、屋外からも同時に見られます。これが強い。データ取りがはかどります。なおかつ、BlueToothよりもデータ転送が早い気がします。
逆に退化した部分もありまして、それがPC対応。
BlueToothバージョンではWindows用クライアントも用意されていたのですが、Wi-Fiワットチェッカーではなぜか提供されなくなってしまいました。データはスマホ用アプリからCSVをメールなどでパソコンに送る必要があります。不便です。
できればWindows用クライアントを出してほしいところです。
機能のチェック
取れるデータは従来通り
- 消費電力(W)
- 電圧(V)
- 電流(mA/A)
- 消費電力量(Wh/kWh)
- 計測経過時間(日/時/分)
の5種類。測定機能はBlueToothタイプと変更はありません。
消費電力は瞬間電力も、積算電力も取ることができ、たとえばエアコンやテレビの1ヶ月分の電気料金チェックなども可能です。
パソコンなら、24時間稼働しているサーバの電気料金や、激しいスペックのPCがピーク時に何ワット消費するのかという精神的によろしくないデータ(笑)も取得できます。
また、電力量だけではなく、それを電気料金に換算したり、CO2排出量に換算したりもしてくれます。エコ生活を目指す人にはうれしい機能でしょう。
ためられるデータは変わらず50ヶ月分!およそ4年分もためられるということですね!
冷蔵庫やエアコンのデータをずっとため続ければ、生活の歴史みたいなものも見えてくるでしょう。
スマホと接続してみる
Wi-Fiの接続が慣れない人にはちょっとむずかしいかもしれませんが、マニュアルの順序通りに行えばそれほど詰まるところはないと思います。
まずスマホとWi-Fiルータをつないでおきます。すでに接続できていればOK。
専用アプリ「WFワットチェッカー」(iOS、Android対応)がありますので、アプリストアからインストール。
Wi-Fiワットチェッカーをコンセントに接続。中央のLEDが高速点滅→低速点滅(赤)に変わるのを待ちます。低速の点滅は「Wi-Fiに接続されていない」という意味です。
次にWi-Fiワットチェッカーの背面にあるQRコードを読みとります。これでスマホのWi-Fi設定を切り替えてくれます。
数秒待ってWi-FiワットチェッカーとWi-Fi 接続する旨のメッセージが表示されたら[接続]をタップ。ルータのパスワードを入力すれば(もしくはWPS接続ボタンを押せば)OK!
そのほか細かな設定などを登録すれば、すぐにデータを見られる状態になりました。
家庭内で見ている場合はリアルタイムで見られます。刻々と変わる電力はおもしろい。
Wi-Fiワットチェッカーの利点
一度設定したら、あとはWi-Fiワットチェッカーをコンセントと家電の間に挿しておくだけ。これで放っておけばどんどんとデータを取ってくれます。
通常のワットチェッカーですと、ワットチェッカーの表面に付いている小さな液晶をにらみ続けなければいけませんが、Wi-FiワットチェッカーはスマホやPCでいつでも遠隔からデータを見られますので、とてもラクチン。見る必要がないので、データの取り忘れもありません。(※PC用クライアントはありません。スマホアプリからのデータ転送になります)
本体を見る必要がないので、高いところや天井裏、もしくは棚の奥や壁の裏のコンセントなど、見づらい部分でもデータが取れます。(ただしWi-Fiの電波が届く必要はあります)
エアコンの電力を見るためにいちいち椅子に乗ったりしていると、落ちてケガをする心配もあります。
Wi-Fiワットチェッカーなら、一度設置すれば自分は動く必要ないのでとても安全です。
家の外からもON / OFF!
Wi-Fiワットチェッカーになったもう一つの利点は、どこからでも電気をON/OFFできること!
夏ならエアコンや扇風機、冬なら電気ストーブや電気ポットなど、家を出てから「あれ?ちゃんと消したっけ・・・?」と心配になる機器も、動いていれば電力を消費していますのでアプリからすぐに確認し、消すことができます。
安心です!
ただ、パソコンはいきなり電源を切るとOSがクラッシュすることもありますので、あまりやらない方がいいでしょう。
WTS的まとめ
Wi-Fi対応になってさらに便利になりました!
家の外からも電力が見られるというのもおもしろいですね。いろいろなものを測ってみたいと思います。
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