今日は、USBポートに接続するだけで、Wi-Fi(11ac 最大600Mbps)とBluetooth 4.2の利用ができる、小さなアンテナデバイス「TP-Link Archer T2UB Nano」をレビューしていきます!
- Wi-Fiを搭載していないデスクトップパソコンにWi-Fiを増設したいとき
- 古くて遅いWi-Fiを最新規格に対応させたいとき
- Wi-Fiが壊れてしまったノートパソコンを復活させたいとき
Archer T2UB Nanoを差し込むだけで、すぐに最新Wi-Fi環境を利用することができます!
ひとつ持っていると安心できるデバイスです。
小指サイズの小ささ
本体は15.7×7.4×19.2mmで、まさに極小!
適当にカバンに放り込むと、なくしてしまいそうなほど小さい。
プラスチック部分は固く、しっかりしています。
激安のUSB Wi-Fiアンテナの中には、プラスチックが薄く、数回でプラスチックが分解したり割れたりする粗悪品があります。TP-Link Archer T2UB Nanoはノートパソコンに挿したまま移動することも考えられており、丈夫そうです。
ノートパソコンに挿したままでも、頭の部分はわずかに 7mmほど飛び出すだけ。挿したままバッグにも入ります。
USB 2.0だが速度は大丈夫なのか?
USBポートはUSB 2.0に対応。
現在はUSB 3.2(=USB 3.0 / 3.1)が主流で、USB 2.0は少し前の規格です。ですが最大通信速度は480Mbpsまでサポートしており、Wi-Fiでの通信よりは高速。USBの速度がボトルネックになることはほぼないでしょう。
ちなみにWi-Fiの最高速度は、5GHz帯を使った場合でも最大433Mbpsです。実質的な通信速度は暗号処理などでさらに遅くなりますので、USB 2.0でも十分な帯域といえます。
では、速度を計測してみましょう。
実際の通信速度をチェック
実際の通信速度をチェックしていきます。
接続先のルーターは同社の超速メッシュルーター「TP-Link Deco X95」。(レビュー)
Archer T2UB Nano本体はUSB 2.0までの対応ですが、USB 3.0ポートでも性能が変化しないか、念のため確認してみました。
USB 2.0ポート | USB 3.0ポート |
5回ほど計測した結果、USB 2.0ポートに接続した場合は120~160Mbpsをマーク、USB 3.0ポートに接続では140~180Mbpsをマークしました。
大きな差はないものの、USB 3.0の方が信号に余裕があるのか、上限が少し上になりました。ポートが余っているなら、USB 3.0側に挿しておくほうがわずかに早いかもしれません。といっても体感できるような差ではありません。
USB 2.0でも十分な速度です。
Bluetooth 4.2にも対応
Wi-Fiと同時にBluetoothにも対応できるのが助かります。バージョンは4.2までに対応。
マウス、キーボード、ヘッドホンなど、Bluetoothが使える機器なら、なんでも無線接続できます。設定はWindowsの標準システム(コントロールパネルの設定)でできます。
マウスとヘッドホンで確認しましたが、問題なくすんなりと接続できました。
WTS的まとめ
本当に小さな本体で、Wi-FiもBluetoothも拡張できる、便利なデバイスでした。
Wi-Fiが装備されていないデスクトップPCや、Wi-Fiが壊れてしまったノートパソコンなどに、つなげてすぐにWi-Fiを利用できます。
ノートを常に持ち運んでいる人は、急にWi-Fiが故障したときのために、一つ予備で持っていると助かるときがあるかもしれません。
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