PDF文書はプラットフォームを問わず、正確に渡せる文書として広く広まっています。WEB上のマニュアル、解説書などに関してはPDFが事実上のスタンダードとなっていますね。
ただ、PDF文書を作るのは簡単ですがPDF編集となるとソフトが極端に少なくなり、高価な製品ばかりなります。特にMacではPDF編集ソフトはほとんど見かけません。
AdobeのAcrobatでも編集できるのはStandardもしくはProのみ。それぞれパッケージ版は2万円〜5万円ぐらいと、非常に高価です。
ちょっとした修正だけしたいんだ!もっと安いのはないの?という時にiSkySoftの「PDF編集 for Mac」は4,980円という低価格にもかかわらず非常に便利に使えます。
もとのPDF文書
編集機能の使い勝手は良好
PDF編集 for MacはPDF編集に必要なたいていの機能は搭載しています。
- 文字の編集
- 下線
- マーカー
- 矢印
- 四角枠
フォントの変更はちょっとクセがある
フォントの変更ももちろん可能、なのですが、ちょっと動作にクセがあります。
- 文字を打つ
- 選択
- フォントの変更
とやってもなぜか反映されない時があります。何度かやってみて以下の方法なら確実に変更できました。
- 文字を打つ
- 文字のワク全体を非選択にする(白紙の部分などをクリック)
- もう一度文字を選択
- フォントを変更
フォントの変更はよく行う操作なので、この動作はめんどうです。開発元のiSkySoftには問題点をメールしたので、対応を待ってます。(※2014/9/1 販売元のiSkySoftに問い合わせたところ、一部の日本語フォントによる不具合だと判明しました。大至急修正中とのこと。サポートは早かったです。)
スタンプもある
事務書類によく使うスタンプも用意されています。承認、訂正などかなりの種類が用意されているのでたいていの社内文書なら事足りるでしょう。
透かし
社外に持ち出してはならない情報には「社外秘」などの目印を打っておきたいですね。そのような「透かし処理」もカンタンに設定可能です。
ページの編集
ページのまるごと切り取り、抽出も可能。
文書の中の一部のページだけ別のファイルにしたい・・・という時にも役立ちますね。
コメントや赤文字も
特定の場所にコメントを入れたいときや赤文字もすばやく付けられます。
Microsoft Wordへコンバート可能!
けっこうすごいな、と思った機能がMicrosoft Wordへコンバート。
過去にWordで作ったけど、元のWord文書が消えてPDFだけ残っている!PDFをWordに直してもう一度編集したい!そんな時に活躍しそうです。
ただし複雑な段組や図形情報などは完全に戻すことはできません。あくまで簡易的な変換だと考えてください。
ちなみiSkySoftのページを見ると「PDF変換 for Mac」というソフトもあり、こちらはさらに
- Word
- Excel
- PowerPoint
- EPUB
- HTML
- RTF
- テキスト形式
と多数の形式にコンバートが可能!MacでPDF変換をよくやるのなら試してみるのもいいかもしれません。
WTS的まとめ
PDF編集 for Macは低価格ながらPDF編集に必要な機能はほとんど搭載していて、使い勝手もいい感じです。
しかも比較的低価格なのもありがたいですね!