Mac仮想化ソフトParallelsがバージョン10になりました!
一般販売は8月26日より、アップグレードは20日からで、
- 新規インストール版は8,500円
- アップグレード版は日本円で5,300円
です。
購入はParallels 公式サイトから。
VMware Fusion、VirtualBoxと比較し、グラフィックスに強いParallels(パラレルス)。さっそくバージョンアップ版を購入してみたので一つ前のバージョン”Parallels9″とのベンチ比較レビューをしますよ!
必要スペック
まず、Parallels 10の最低インストール条件は以下の通りです。今回からOS Xが10.7.6以上になりますのでご注意を。
また仮想化して使うOSによってはこれ以上のスペックが必要になります。以下はあくまでParallels本体をインストールするための条件になります。
項目 | 必要スペック |
---|---|
CPU | Core 2 Duo以上 |
RAM | 2 GB 以上 |
OS X | OS X 10.7.6 (Lion) 以降 |
HDD | パラレルス Desktop 10 自体のインストールに 850 MB + 仮想マシン用の容量 |
ベンチマーク機種
MacBook Pro Retina ’13(Late 2013)
項目 | スペック |
---|---|
CPU | Core i5-4288U 2.6GHz |
メモリ | 8GB |
SSD | 512GB |
グラフィックス | Intel Iris Graphics 5100 |
仮想マシンへの割り当て
仮想マシンはWindows 8 Enterprise 評価版にて構築。割り当てリソースは下記のようにしました。
解像度ですがRetinaで非常に高いDPI(HiDPI)となってしまうため、あえて一般的なノートパソコンの解像度である1400×900に絞っています。
項目 | スペック |
---|---|
CPU | 2コア |
メモリ | 4GB |
SSD | 60GB |
解像度 | 1400×900 |
GPUメモリ | 1GB |
ベンチマークソフト
3DMark 06
Parallelsは9からDirectX 10に対応しています。DirectX 10なら3DMark Vantageが動くはずなのですが、なぜか読み込みで止まってしまうため3DMark 06としました。
少し調節をしてみて、動くようでしたら後日Vantageのベンチも行ってみようと思います。
Parallels 9 ベンチマーク
まずは過去のバージョンとなるParallels9のベンチマークです。
いつも通りのなめらかな描画。オブジェクトが少ない場面では30fps前後も出ていました。
3DMarkスコアは 4873
軽いゲームなら動かせそうですね。
Parallels 10 ベンチマーク
続いて最新のParallels 10のベンチマークです。描画速度はどうでしょうか?
Parallels9と比べて細かな描画の場面で速度低下が起こりにくい感触です。
全体的にすこしなめらか感がアップしています。
特性もParallels 9とよく似ていますが、fpsは軽い場面で30fps超えが出ました。
結果は3DMarkスコア 5535
なんと13%のアップです!
前回8から9へのバージョンアップではさほど上がらなかった描画速度ですが、今回はグッと上がってきましたね〜!すごいです。
さらにParallels 10ではなんと最大2GBまでビデオメモリが割り当てられます。今回は公平を期すため1GBの割り当てですが、2GBにすればより高度なソフトが動かせるかもしれません。
WTS的まとめ
大量のゲーム仕事をこなさなければならない僕にとって、DirectX描画速度は非常に重要です。今回も何よりも先に3DMarkベンチを取ってみました。
Parallels10は描画速度の向上も力を入れていますが、今回はOS X Yosemiteへの対応、多数のCPU、巨大メモリへの対応、サスペンド処理の高速化などに力が入っています。
特にサスペンドはかなり時間のかかる処理。いままでは終了が遅くてイライラしましたが、かなり早くなっています!今までが15秒ぐらいだとすると5〜8秒ほどで終わっている感じ。
次回からこのような機能を見ていきます。