絵の具の厚みすら表現する, まさにデジタル画材!Painter 2019のリアルさに驚愕する

今日はソースネクストから販売されているペイント(お絵かき)ソフト「Painter 2019(ペインター 2019)」を入手しました!

PainterはAdobe PhotoShop同様、かなり長い歴史を持つペイント系ソフト。しかし、写真レタッチや精密編集を得意とするPhotoShopとは大きく路線が異なります。

Painterの目指すのは「デジタルな画材」。

筆やペンの質感、水彩やアクリルガッシュや油彩といった絵の具の質感、タブレットでの描き味といった、「現実の画材をいかにデジタルで表現するか」に重きが置かれています。

なので。ユーザーはDTPオペレータよりも、一点ものの絵を描くイラストレーターや絵描きが多い感じがします。

さてでは、Painter 2019を一通りレビューしてみましょう!

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シンプルな画面構成

画面の構成は大きく3つ。左にツール類、中央にカンバス、右にレイヤなどのコマンドパレットとなります。もちろん使いやすいように並べ替えも可能。

Painter 2019 インターフェイス表示例

 

PhotoShopと大きく違うのはブラシの数

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左上のブラシホルダにはかなりの種類のブラシが登録されています。油彩、水彩といった単純なものではなく、たとえば油彩一つとっても

  1. 油彩ブリスル
  2. 細密油彩ブラシ
  3. 細目フェザリング筆
  4. ファインソフトブラシ
  5. 細目グレーズブラシ
  6. 粒子ばね
  7. リアル不揃いウェット平筆
  8. 色引き丸筆
  9. ソフトカバーブラシ
  10. スペックルファインオイルブラシ

などと、初期設定でこの多さ。筆だけでも30種類ぐらいあり、その上書き味が10種類以上登録されています。公式サイトでは900種類!となっています。

もちろんこの筆の太さ、紙のしみこみ感、力の入れ方など、ありとあらゆる効果をカスタム可能。

「無限」といっていいほどの筆が使えるわけです。

タブレットで真価を発揮する

Painterの真骨頂はタブレットの対応。

ワコムのIntuos、Cintiqといったデジタイザ系タブレットを使えば、さらに微妙なタッチを表現できます。

「タブレットとディスプレイ」という関係ではなく、「カンバスと絵筆」といえるほど、自然でリアルな効果を生み出します。

 

ワコムIntuosで試してみました。油彩ブリスルを使った線です。

上が力を入れず、スッとペンをすべらした線、下に行くほど力を加えています。

どうでしょうか。まるで本物の筆のように、ダイナミックにインクの強さ、ペンの太さが変化しているのがおわかりいただけるでしょうか。

 

「墨絵」なんかも面白いですね。絵でなくても、文字を書けば和食屋のメニューも書けそうです。(笑)

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試しに書いてみました。いや、なんで「飯」になったかというと、今かなり腹が減っているからです。飯にしたい。その一心でございます。(どうでもいい)

うれしいのは墨絵で書くと、この絶望的に下手な僕の字でも、なんとなくそれっぽく見えてしまうという点。筆文字は偉大だ。

厚塗りブラシもおもしろい

絵の具をこってりと乗せる「厚塗り」も非常に楽しいですね。

まず基本的なもの。ハケの線が非常に立体的。重なった部分が盛り上がるのもリアルですね~

 

ここにさらに塗りを重ね、ナイフでシャシャッと書きますと・・・すごい!まるで本当に絵の具を削いだようになりました!

 

さらに色を重ねると、本物の絵筆のように、混ざりあったりまたは上に乗ったり、カンバスに書いたものをスキャンしたような雰囲気になってきます。

 

さらにこの光の角度はいつでも変えることができ、雰囲気も変わります。

WTS的まとめ

描いていて楽しい!

どこまでもリアルなので、タブレットを使えば実際の絵筆と同じようなテクニックを使うことができます。

画家にもイラストレーターにも、表現の幅を広げる道具としてぜひ持っておきたい一本だと感じました。

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