どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日はゲーミングPC専門ブランドG-Tuneから発売された、17インチながら、まるで15インチクラスにも感じられるほどコンパクトなゲーミングノート「NEXTGEAR-NOTE i7920」をレビューしますよ!
チェックポイントはこちら!
- 17.3インチの大画面ながら、15インチクラスに感じるコンパクトさ
- メカニカルキー採用の非常に打ちやすいキー
- 144Hzの候リフレッシュレートの液晶画面
- nVidia GeForce GTX 1060を採用した強力なグラフィックス
- 169,800円(税別)からという17.3インチでは最安クラスの価格
デザイン
デザインを見ていきます。
まず驚くのはそのコンパクトさ!
「あれ?これって17インチだよな?15インチと間違えて注文したっけ?」と箱の型番を二度見してしまうほど。しかも厚さも、ゲーミングノートとしてはかなり薄型。正直びっくりしました。
これは誇張ではなく、少し前の一般的な15インチノートのサイズと比べてみますと・・・
NEXTGEAR-NOTE i7920 | 一般的な15インチノート | |
幅 | 395mm | 380mm |
高さ | 263mm | 260mm |
厚さ | 26.6mm | 30mm |
と、ほとんど差がありません。むしろ厚さは下回っています。「コンパクトで大画面」という夢を実現しているマシンなのです!
天板は金属質で、メタリックなブラック。左側に小さめにG-Tuneのロゴが入っているのみで、ゲーミングノートとしてはかなり”おとなしい”デザインです。
とはいえ、側面や背面には大きくエアダクトが開いており、ただごとではないPCという雰囲気は十分にただよっています。
ちなみにエアダクトは単なる飾りではなく、本当に熱い空気が出るため、手を近づけないように注意書きもあります。(写真上の黄色の文字)
鮮やかで大きいディスプレイ
天板を開けると17.3インチの巨大なディスプレイが現れます。
かなり細められたベゼルのおかげで、17.3インチながら15インチほどのPCにまで大きさが圧縮されています。このコンパクトさがNEXTGEAR i7920の大きな特徴です。
144Hzリフレッシュレートという高速液晶ながら、上下左右に気になる色むらや色バケは見られません。
高速リフレッシュレートの液晶は、技術的にはTNと呼ばれる駆動タイプが多く、端のほうが白っぽく見えたり、全体的に色が浅い感じがしたりしますが、NEXTGEAR-NOTE i7920はほぼ色化けを感じませんでした。
色合いとしてもsRGB比 95%を達成しており、画面の色を気にする人も納得できるのではないでしょうか。
ディスプレイはこの角度まで倒すことができます。
非常に打ちやすいメカニカルキー
キーボードは、ノートパソコンとしては珍しい「メカニカルキー」を採用。
打ち心地は軽く、シャキシャキと歯切れのよいメカニカルキー特有の感触で、とてもGOOD!かなりの速度で打ち込んでも、キーの打ち漏らしはなく、非常に良いキーボードだと感じます。
キーは四隅を切り落とした独特の八角形で、指の引っ掛かりも非常に少なく、激しいゲームでのすばやい操作でも、ミスが低減できです。
ただし1点、非常に大きな欠点があります。それは「¥」キーの位置。
通常のキーボードでは右上、バックスペースの左にある「¥」キーですが、スペースの関係なのか左下のシフトキーの横に来てしまっています。(下写真Zキーの左側)
多くの人はエクセルで¥マークを打ち込むぐらいしか使わないと思うので、たまに気になる程度ですが、プログラムを作ったり、ファイル管理をしたりする場合はかなり多用するキーで、非常に使いづらく感じます。
キーの感触は最高レベルだと感じましたので、この1点がとても残念!次回製品ではぜひ標準の位置に戻してほしいと思いました。
キーボードはRGBバックライトに対応しており、付属のソフトで自分好みの色に変えることができます。
エリアごとに変えたり、特定のボタン(WASDなど)を赤にしたりなど、鮮やかな楽しさと実用性を兼ね備えています。
ちなみに本体フロント側にはLEDのバーも仕込まれています。こちらも好みで色合いを設定可能。だんだんと色が変わっていくパターンもおもしろいです。
パームレスト
手のひらが当たるパームレスト部はさらっとしたと操作がされています。手がすべらない工夫がされています。
よく見るとキラキラとしたラメが入っていますね。
また最高速度時もそんなに熱が上がらず、手を置いていても不快ではありません。
タッチパッド
タッチパッドは1プレートタイプ。左下/右下を押し込むことで左/右クリックが可能です。タッチパッドも同色で、統一感があります。
かなり広々としていて、長いカーソル移動も指を離す回数が少なく、つかいやすいです。複数指のジェスチャもラクラク。
ポート類
ノート型ながらも、ポート類はデスクトップマシン並に多数装備されています。
ディスプレイ端子だけで計3ポート(HDMI ×1、Mini DisplayPort ×2)があり、本体だけで3つの外部ディスプレイに接続できます。
USBは4ポート、有線LANポートも備えています。特殊なことをしない限り、ポートの増設は必要ないでしょう。
ベンチマーク
3DMark
ゲームベンチマークとして、ほぼ業界標準となっている3DMarkにてテストをしました。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Cloud Gate | 33391 |
Sky Diver | 28895 |
Fire Strike | 10334 |
Fire Strike Ultra | 2679 |
Time Spy | 3951 |
Cloud Gate、Sky Diverでは十分な余裕を感じられ、ほとんど処理落ちは見られません。2019年現在、発売中のほとんどのゲームを中~高画質設定で遊ぶことが可能でしょう。
非常に重いゲームやPUBGのようなフレームレートを重視するゲームでは、解像度を少し下げたり、画質を低~中にすることで、常時60~100fps以上を保てるはずです。
PCMark 10
パソコンの全体的な性能を試験するベンチマークです。
インターネットブラウズや文書作成、画像処理など、普段よく行う作業がどれだけ快適になるかが分かります。
スコアは5198と、一般的なPCの2000ポイント台を大きく超えています。
グラフィック作業、動画編集など、重い処理でも難なくこなせます。ゲーム用途ではなく、動画編集用パソコンとして購入するのも「アリ」ですね。
WTS的まとめ
17.3インチのノートは、巨大で厚く、重いというのが今までのイメージでしたが、i7920が認識を大きく変えました!
この大きさならカバンに入れて持ち運ぶこともできそうです。これからは大画面を持ち歩くことが「普通」になりそうです。
コメント
ゲーミングノートをゲームする為だけに愛用してる人間としては、¥のキーが通常の位置ではなく左下にあるのは嬉しかったです。アレよくチャットなんかでbackと打ち間違えて¥連打してる時があるからです。ゲーミングノートはテンキーまで入っている関係か通常のノートやデスク用のキーボードの感覚で入力していると、back押してるつもりが¥連打してた、っていう事があります。
コメントありがとうございます!
なるほどー、そういう打ち間違いもあるんですか。盲点でした。