ハイパワーマシン大好きな太田アベル(@LandscapeSketch)ですこんにちは。
先日はGeForce GTX 970Mを搭載し、ノートながらヒッジョーに高画質なグラフィックスが楽しめるG-Tune(マウスコンピュータ) NEXTGEAR-NOTE i5700をレビューしました。
ところでi5700には兄貴分となる上位機種がありまして、15インチに4K(3,840×2,160)もの解像度を詰め込んだNEXTGEAR-NOTE i5701というモデルがそれ。
i5700とはおよそ3万円の差があるi5701。スペックはほぼ同じなので純粋にディスプレイの違いだけです。
はたして価格差の価値はあるのか?体験レビューです!
ディスプレイの比較
最大の違いとなるディスプレイをまずはチェック。
解像度
NEXTGEAR-NOTE i5700 FULL HD(1920 x 1080)
NEXTGEAR-NOTE i5701 4K(3840 x 2160)
15インチ4Kともなると293ppiもの密度に達します。ちなみに高精細で美しい画面のiPad Air 2でも密度は264ppiとなっています。ものすごい細かさです。
光沢と非光沢
解像度だけでなく光沢(i5701)と非光沢(i5700)にも分かれます。それぞれのメリット、デメリットはこんなところ。
比較 | 光沢(i5701) | 非光沢(i5700) |
---|---|---|
目の疲れ | 外部の映り込みが多いため目が疲れやすい | 光沢よりはやや疲れにくい |
色の深さ | 色が深くはっきり出る | 全体的に軽く白っぽく見え、コントラストが浅い |
汚れ・ホコリ | 目立つ | 目立ちにくい |
真逆の性格を持っていますね。
長時間見続けるゲームのようなものは非光沢が疲れにくいともいわれますが、光沢のくっきりしたコントラストで見るほうが疲れにくいという人もいます。
実際写真を見るとi5701のほうが深い色合いで美しく見えます。
液晶パネル
i5700とi5701の液晶パネルはどう違うのでしょうか。
i5700に搭載されているディスプレイについての情報は、公式サイトでは見つけられませんでしたがTNもしくはVAパネルであろうと思われます。視野角がIPSよりも狭く、横や上から見ると色が反転したり白っぽくなって見えます。
しかし安価に製造できます。
一方i5701は話題のIGZO液晶を採用し、超高解像度と深い色合い、高視野角を実現しています。またGIZOは他のIPS液晶より低電力だとされています。
上の写真はi5701を上からや横から見た写真です。i5700では白っぽくなってしまう画面がi5701ではこの急角度でも色合いを保っています。そのためディスプレイの上から下まで同じ色で整って見え、非常に見やすく感じます。
非常に高度な技術を要するため高価になります。
4Kでベンチマーク
いよいよベンチマークをとってみましょう。
事前にFULL HD(1920 x 1080)でベンチマークをかけた場合、ほぼi5700と同じ数値が出ました。CPUからGPU、メモリまでほぼ同じなので当たり前ですね。(詳細はi5700のレビューを見てみてください)
3DMark
Ice Stormの設定をカスタムで4Kに合わせます。
通常解像度では、グラフィックスコが200,000前後のスコアとなるIce Storm。4Kでは75,156と37%のスコア。
通常解像度ではグラフィックスコアは7500前後となるFire Strikeは、4Kでは1671と22%のスコアとなっています。
モンスターハンター
モンスターハンターは絆と大討伐を両方計測。
FULL HDでは14000を超えていたスコアが4Kでは4497、4483と約32%に低下。
FF14 エオルゼア
ファイナルファンタジー14 エオルゼアのベンチマーク。
こちらもFULL HDでは10,000をラクに超えていたスコアも、3048と30%に低下しています。
解像度と処理速度はピッタリ一致
ということで4K超高解像度でのベンチマークを一回りテストしてみました。
4KではさすがのGeForce GTX 970Mでも中クラスのゲームがギリギリ。ゲームでの実使用はコマ落ちも多く、ちょっと苦しい感じでした。
総じてFULL HDの30%というスコアになります。
ただし4Kでは画像が超美麗!ドットがまったく見えません。
スピードについては解像度をFULL HDに下げれば問題はありません。たとえ下げたとしてもピクセル密度が高すぎて、画質の劣化はほぼわかりません。言われてよく見ればわかるかな〜程度でしょう。
i5700より色がはっきり濃く出ますので、まるで別物のゲームのように感じることもありました。感動の美しさです。
WTS的まとめ
ということでi5700、i5701をディスプレイおよびGPUの負荷に焦点を当てて調べてみました。よくわかったのは解像度と処理速度はしっかり反比例するということですね。解像度が上がれば速度が落ち、解像度が下げれば速度は上がる、ということです。
普通のアプリの使用では文字が素晴らしくきれいになり、非常に読みやすくなります。写真も美しく、動画もメリハリが効いて感動度合いが上がりますね!
4Kでのゲームベンチは本当に美しい画面でした。3万円分の満足は確かにあるな、と感じました。
予算に余裕があればぜひ選んでいきたいところです。
マウスコンピュータ NEXTGEAR-NOTE i5701キャンペーンページはこちら!