極薄二つ折りのスマホ用キーボードは、びっくりするほど”まとも”だった!Microsoft Universal Foldable Keyboardレビュー

どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。

二人の子育て中で荷物は増えていく一方。薄型・軽量のノートパソコンですらなかなか持ち運べない状況になっています。

超パソコンユーザーの僕が、スマホやタブレットをメインにするしかない状態に!

スマホはもとより、タブレットもどちらかといえば見る専門で、たくさんの文字を入力したりバリバリ仕事をこなすというのは無理があります。

でもせめて文字入力だけでも速くしたいな~と考えまして、スマホ用キーボードを買ってきました!

買ったのは「Microsoft Universal Foldable Keyboard」!・・・というか最近のMicrosoftの製品って、名前が長すぎる上に英語でわからん。なんだFoldableって。

とりあえずレビュー!

折りたたみで超コンパクト

さて届きました!箱もかなりコンパクトです。

まず目につくのはその小ささと薄さ!薄型財布っていうのがありますが、ちょうどあんな感じの厚み感。大きさは15cm四方ぐらいです。

見てくださいこの薄さ!とてもキーボードだとは思えません。

USB micro B端子がついています。これは充電専用で、USBケーブルで優先接続することはできないようです。

パカッと開くと結構大きめのキーボードが!

ペアリング(接続)する

まずはBlueTooth機器お決まりの儀式、ペアリング

Microsoft Universal Foldable Keyboardはなんと明示的に2つの機器と接続することができます。どういう意味かというと、BlueToothのペアリングキーが2つあり、それぞれ別の機器を割り当てられるのです。

下写真の1、2と書かれたボタンがそうです。

これはものすごく便利です。

複数台の機器とペアリングできるものがありますが、どうしても最初につないだ1台が優先されてしまいます。スマホとタブレットが近くにあると、どちらにつながっているのかわからないのです。

ですが、こうしてペアリングキーが2つあると、押した方につながるので今どちらにつながっているのかしっかり判別できます。

また、スマホに打っている最中にタブレットで打ちたいと思ったときも、キーを押して切り替えるだけですぐにつながります。

 

ペアリングキーを長押しするとペアリングが始まります。スマホなどから探すと「UniversalFoldableKb」という機器が現れますから、それをタップ。

認証用の数字などを打ち込めば完了!カンタンです。

 

また、右上にはOS切り替えボタンも。Windows、Android、iOSのどれかを選べます。

それぞれのOSで使えるキーや配列がたいぶ異なりますから、こういう工夫はうれしいですね。

昔のマイクロソフトなら頑としてWindowsのみとするでしょうが、サティア・ナデラCEOになってからOSの垣根を越えてとても柔軟に対応しています。好感度高し。

文字を打ってみる

キーの大きさはけっこう広く、Surfaceのタイプカバーを一回り小さくしたような感じ。

キーピッチも広い。少し慣れればブラインドタッチも十分にいけそう。

ただ、キーの配列はフルサイズのキーボードと比べると、特に右手小指周辺のキーはかなりつまり気味で、カタカナの「ー」やカッコなどがうまくブラインドタッチできません。違うキーを触ってしまう。

あとDELキーが単体ではなく、DEL=Fn+Backspaceとなっているのもなかなか馴染めないところ。

とはいえ、これらの使いにくさは、この小ささなら仕方ないよねと言える点ばかり。折りたたんで片手で持てるキーボードとフルサイズのキーボードを比べてもしょうがないのです。

むしろ多少練習するだけで、文字だけならほぼブラインドタッチができてしまった基本能力の高さをほめるべきでしょう。

このレビュー文章は当キーボードを使って書いているわけですが、デスクトップマシン+フルキーボードに近づく速度で書けています。すごいことだと思いませんか?

うち心地

こんな平たいキーボード、ボタンが浅くてすぐに指が痛くなりそうだ!と思いますが、驚くほどストロークがあります。え?こんなに沈むの?と思うぐらい。

1~1.5mmほどキーがストロークし、カタッとしたしっかりした打鍵感を味わえます。すごい。これはSurfaceのタイプカバーで培った技術でしょうか。

打鍵音は非常に静か。電車内 など静かな環境でも 周りに迷惑をかけることは 少ないでしょう。

使いにくいポイント

使っている中で気がついた問題点です。機種はAndroid。

不意に日本語入力ができなくなり、切り替えもできなくなることや、意図せずカタカナ固定になってしまい、ひらがな入力への切り替えができないことがありました。

カタカナなどに固定されてしまったら、画面をタッチして切り替えればいいようです。

もちろんキーボードから操作できれば一番いいのですが、説明書がないのでキーの組み合わせが分からないんですね。また確認したら掲載しようと思います。

WTS的まとめ

ものすごく薄くてコンパクト!

2つのペアリングボタンやOSの切り替えボタンなど、細かな工夫が光っています。

もちろんキーボードとしての基本性能もかなりGOOD!この薄さでストロークのあるキーを搭載してくるだなんて、驚きです。

ちょっと価格は高めですが、価格に見合った機能と便利さを備えています!