どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日はマイクロソフトから新発売となったSurface Laptop 2(ブラック)をレビューしていきます!
タブレット形状のPCがメインだったSurfaceシリーズですが、去年はじめてクラムシェル(普通のノート型)であるSurface Laptopが発売。今回のSurface Laptop 2はその名の通り、第2世代となります。
Surface Proなどとは使い勝手は変わるのか、レビューしていきます!
- 精悍なイメージの新色ブラック
- 第8世代CPUでさらに高速化
- タッチ対応、高精細で色が美しいPixelSenseディスプレイ
- 1.25kgの軽量・薄型
デザイン
今回のカラーはブラック。初めて追加されたカラーバリエーションです。
メタリックで、濃いくっきりした黒です。天板のWindowsマークも落ち着いた雰囲気。
13.5インチでノート型パソコンとしては中間の大きさ。持ちやすいです。1.25kgという重量は現在ではそれほど軽い部類ではありませんが、2kg近かった過去のノートを考えれば、十分な軽さです。
カラーは4色展開。プラチナ、バーガンディ、コバルト ブルー、ブラックです。どの色もおしゃれで落ち着いた色合い。迷います。
ディスプレイ
クッキリとした、深みのある色合いを感じる13.5インチPixelSenceディスプレイ。解像度 2,256 x 1,504 ピクセルで、あらゆる部分で緻密な映像です。
色合いは派手さも感じますが、色あいが深く、ぐっと引き込まれます。また高い解像度で文字がなめらかで、ブログでも電子書籍でも、読みやすい。
写真、文字、映画、どれを見ても鮮やかで緻密。映像は特に楽しいですね。大きさを感じさせない迫力があります。
画面はタッチ操作にも対応。
別売りのSurface Penを使えば、筆圧や傾きにも対応した繊細な書き込みを行うことができます。
ただ、ディスプレイは平面にはならないため、強く書き込むとグラグラします。エクセルなどにちょっと書き込むぐらいなら使えますが、イラストを仕上げようとするのはムリがあります。
驚愕の人工皮革”アルカンターラ”仕上げのキーボード
さて注目はキーボード。内側全体がプラスチックでも金属でもありません。
なんとこれ、高級スポーツカーの内装などで使われる人工皮革”アルカンターラ”。フェラーリのシートに使われていることでも有名です。
まるで本物の革のような、しっとりサラッととした手触り。さらに多少の水なら弾く撥水(はっすい)機能、手の脂汚れなどをある程度防ぐ防汚機能も持ち合わせた、万能の素材なのです。
すべて金属で仕上げたノート(例えばAppleのMacBookなど)は、真冬に触るとあまりの冷たさに思わず手を離してしまうほどですが、Surface Laptop 2は少しぬくもりを感じるほど。冷え性の人にはいいかもしれません。
夏は夏で内部の熱を伝えにくく、手の汗を適度に吸収するので長時間使っていても疲れにくい。
ちなみに防汚機能はついていますが、まったく汚れないというものではありません。定期的に清掃をしなければ金属よりも汚れ(黒ずみなど)が定着してしまうようなので、注意したいところ。
キーボード自体はキー配列もごく一般的。軽いタッチ感ですがカチッとしたうち心地もあり、良いキーボードです。
タッチパッド
タッチパッドは1プレートタイプ。左下/右下を押し込むことで左/右クリックが可能です。タッチパッドも同色で、統一感があります。
複数の指でスクロールなどが行えるジェスチャー操作にも対応しています。もちろん画面もタッチパネルなので、画面タッチでも操作可能です。
トータルコーディネートのマウスもあります
マウスには別売りのMicrosoft アークマウスもいいですね。
はじめはこんな平たい形ですが、カチカチッと折り曲げると一瞬にして丸みを帯びたマウスに!ついでに電源も入るという親切設計。
意外に使いやすいのも驚き。
僕の手は標準的な男性サイズですが、しっかりとかぶせて持て、動きもスムーズ。力を入れても急にペシャンとつぶれることもなく、普通のマウスを使っているようです。
スクロールホイールがないように見えますが、実はボタン部分はタッチセンサーになっていて、指をすべらせるとスクロールできてしまいます。これはベンリ!
ポート類
ポート類は必要最低限といったところ。USB Type-A x1、 Mini DisplayPort、ヘッドホンジャックです。ノート型なのでできればUSB端子はもう一つ欲しかったですね。
必要最低限ではありますが、最近は無線機器も増えているので、問題はないでしょう。
とはいえ、多数のUSB機器を接続して使いたいとか、複数画面に出力したいという要望も多いはず。
そういうときはSurface Connectに別売りのSurface ドックを接続すれば、
- Mini DisplayPort x 2
- ギガビット Ethernet ポート x 1
- USB 3.0 ポート x 4
- オーディオ出力ポート x 1
という大量のポートを一気に拡張可能!Surface Proを充電しながら使えるので、メインマシンとして活用できます。
ちょっと値段は張りますが、ポート数が絶対に必要なら考えておいてもいいのでは。
静粛性
動作音は非常に静か。軽い作業のみの状態では、耳をかなり近づけてもファンの音を捉えることができず、ほぼ無音に近いといってもいいと思います。
高負荷なテストをかけると「シュー」というような低めのファン音が聞こえてきますが、それほど気にはかかりません。
かなり静かな機種です。
スペック
今回のレビュー機はCore i5-8250U、8GBメモリ、256GBストレージを備えたミドルグレード。8GBのメモリがあれば、重いオフィスソフトでもスイスイと使用できます。
ちなみにSurface Laptopにはフルセットの「Office Home & Business 2016」が付属するのも見どころ。オフィスでも、学校行事でもほぼ「必須」と言える23,000円のソフトが付属するのは、かなりうれしいポイント。
グレード詳細はこちらから
WTS的まとめ
高機能タブレットPCとして有名になったSurfaceシリーズですが、Laptopも使いやすくていいですね!タブレットではない「普通のノートPC」がほしかった人には、待ちに待った機種になるのではないでしょうか。
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