こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日はシンプルでソリッドなスタイルを持ちながら、ノート型からタブレット型に変形できるマルチモードPC、Lenovo Yoga C740 (15インチ)を入手しました。
ノートパソコンとしてはもちろん、大型のタブレットパソコンとしても活用できる、2-in-1です。さっそく使い勝手をレビューしていきます。
- 最新 第10世代Intel CPU搭載
- シンプルで主張を抑えたデザイン
- ノートからタブレットへ自在に変形
- くっきりとした色合いのIPSディスプレイ
デザイン
天板から底面まで、すべて金属で形成されたなめらかなボディです。アイアングレーという明るすぎず、暗すぎない、落ち着きのあるシルバーです。女性にも男性にも、年齢や服装を問わずに合わせられそうです。
サラッとした表面処理はとても上質な感触。
エッジの処理もしっかりとされていて、完全に価格を超えた質感です。
天板にはYOGAのロゴが輝きます。
Lenovoのロゴはなく、一瞬どこのメーカーかわからないほど。「でかでかとメーカーロゴを見せびらかして使いたくない」という、こだわりを持つ人にも安心です。
ノートからタブレットまで変形
ディスプレイはグルッと180度回転できます。ノート型からフラット型、タブレット型まで、いろいろなタイプに変形できます。
キーボードを反対に回しディスプレイのみを立てると、パーソナル映画館のようになります。
ディスプレイ
ディスプレイは15インチの光沢タイプ。
IPS液晶を搭載し、上下左右どこから見ても色が鮮明で、正確に見えます。光沢画面は写真や映像の色合いがしっかりと再現され、思わず引き込まれてしまいます。
半面、屋外や蛍光灯の真下では多少の映り込み(反射)を感じます。細かな文字を読む作業が多い場合は映り込みで読みにくさを感じることもあります。
タブレットとしても使えるため、タッチパネルにも対応。Windowsを指だけで操作できます。
キーボード
キーボードはオーソドックスな配列。キーの大きさは十分で、タイピング時の反発力も適度。たくさんの文字を打つ作業でもなんなくこなせそうです。
また10キー(数字キー)も備えたフルサイズタイプ。エクセルや家計簿など、数字を多く入力する場面で非常に便利です。
ただ、右のEnter部分や、Shiftキー部分のキーがくっついているのが気になるといえば気になります。このあたりはコストダウンのためでしょう。とはいえ、しばらく使っていればそんなに違和感はなく打てるようになりました。
キーボード右下には指紋認証センサも装備。Windows Helloと連携し、ワンタッチで安全なログインが可能です。
タッチパッド
タッチパッドは本体と同一色で、統一感があります。
タッチパッドは1プレートタイプ。左下/右下を押し込むことで左/右クリックが可能です。複数の指でスクロールなどが行えるジェスチャー操作にも対応しています。
ベンチマーク
各種性能テストを行いました。
3DMark
ゲームベンチマークとして、ほぼ業界標準となっている3DMarkにてテストをしました。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Sky Diver | 4762 |
Night Raid | 4871 |
Fire Strike | 1019 |
Fire Strike Extreme | 522 |
Fire Strike Ulrta | 285 |
Time Spy | 460 |
中間程度の重さのゲームまでならなんとか動かせそうです。ただ、重いテストではフレームレートが10fpsほどで、かなりカクツキがある状態でした。
ドラゴンクエスト X
オンラインゲームのドラゴンクエスト Xのベンチマーク。比較的軽量なゲームのベンチマークです。
設定 | スコア | 快適度 |
---|---|---|
フルHD / 最高品質 | 5269 | 快適 |
フルHD / 標準品質 | 7034 | とても快適 |
最高画質でも快適判定で、軽いゲームなら十分に楽しめる実力があります。少し画質を落とせば、60fpsを保持することも可能でした。
PCMark 10
システム全体の性能を計測するテストです。
テスト | スコア |
---|---|
Essentials | 9022 |
Productivity | 6430 |
Digital Content Creation | 2971 |
一般事務用には全く問題のないスペックです。日常的なブラウジング、エクセル操作などは快適です。
グラフィック性能は、写真編集は問題ありませんが、動画編集は少々荷が重いですね。
CineBench R20
CPUのレンダリング速度を計測するChineBench R20で性能テストをしました。
テスト | スコア |
---|---|
CPU | 1501 pts |
ノートパソコンでも1000ポイントを超えていて、高い処理能力を発揮しています。
CineBench R15
CPUとOpenGL能力を計測するChineBench R15で性能テストをしました。
テスト | スコア |
---|---|
OpenGL | 55.01 fps |
CPU | 685 cb |
CPU性能は十分なスコアを出しています。通常操作ではまったく引っかかる部分はないでしょう。
ディスク性能
当騎手にはM.2 NVMe形式の超高速SSDが搭載されています。
シーケンシャルリードは3500Mbps、シーケンシャルライトは2300Mbpsと、非常に高速なアクセスが可能。Windowsは常にキビキビと反応し、快適です。
Passmark
PassMarkでPC全体の能力を計測してみました。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
PassMark Rating (総合スコア) | 3793.4 |
CPU Mark | 8885.8 |
2D Graphics Mark | 722.4 |
3D Graphics Mark | 1235.0 |
Memory Mark | 2361.5 |
Disk Mark | 16124.6 |
快適スコアの3000ポイントを十分に超え、全体的に快適な速さです。よほど重いクリエイティブな処理でなければ、問題はないでしょう。
テストのまとめ
CPUの能力は高く、一般事務作業、普段使いにはまったく不満は感じない性能です。
高度なグラフィック処理や重量級のゲームは荷が重いですが、軽いゲームならそのままプレイできます。
ポート類
薄型なのでポート数は制限されていまいますが、最新のUSB Type-Cが2ポート、従来の大きさのType-Aポートが2つあります。BlueToothなどの無線機器が多くなってきた現在、拡張性としては十分でしょう。
Type-Cポートから充電も可能ですので、高出力のType-C充電機を持ち運べば、スマホやタブレットと兼用することも可能です。荷物も減りますね!
スペック
今回紹介しているモデル:Yoga C740-15IML [81TD] (Lenovo Yoga C740-15IML)
機能 | 詳細 |
---|---|
CPU | Intel Core i5-10210U |
CPUコア/スレッド数 | 4コア / 8スレッド |
ベース周波数 / ターボブースト周波数 | 2100 MHz / 4200 MHz |
メモリ | 8 GB |
メモリスロット (空きスロット) | |
グラフィックス | Intel UHD Graphics (1 GB) |
ストレージ | 256 GB SSD (NVMe) |
OS | Microsoft Windows 10 Home |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ |
解像度 | 1920 x 1080ピクセル |
ポート類 | USB Type-C x2、Type-A x2 |
有線LAN | なし |
サイズ | 約 357.8×235.35×16.02mm(最薄部) |
重量 | 約 1.9kg |
WTS的まとめ
ノート型、タブレット型に変形でき、さまざまな使い方ができるのはとても便利。
それでいながら処理速度も速く、仕事から趣味まで1台で幅広く使うことができる機種です。10キーを備えたキーボードは数字入力の多い事務処理にも役立ちます。
価格もクーポンを利用すれば7万円台から購入でき、この質感と性能を考えればかなりお買い得。コストパフォーマンスに優れた一台です。
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