どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日はレノボから発売中のミドルクラス・ゲーミングノート「Lenovo Lengion Y540 (17インチ)」を入手しました!
17インチの大画面を、従来であれば15インチのサイズだった大きさまで凝縮。ゲームプレイに特化した数々の使いやすい機能を搭載した、充実のマシンです。
さっそくレビューしてみましょう!
- 17インチの大画面
- 最薄部25mmの薄型ボディ
- 最新第9世代CPU搭載
デザイン
ゲーミングノートとして比較的おとなしめのデザイン。
とはいえ、ディテールはけっこう凝っています。
天板は同心円状のヘアラインが入れられ、重厚感があります。
Legionのロゴは「Y」マークがLEDで発光します。
最薄部はわずか25mmとなる、ゲーミングノートのなかでは薄型のデザイン。持つときもしっかりと手に納まります。
ディスプレイ
ディスプレイは17.3型 FHD IPS液晶 (1920×1080ドット、144Hz、約1,677万色)。
画面は非光沢タイプ。周りの光が映り込みにくく、細かな描画もしっかりと見えます。明るい場所でプレイするときも映り込みがすくないので、小さな敵弾を見逃すことはありません。
また光沢タイプよりも目が疲れにくいとされていて、長時間の使用でも集中力が続きそうです。
IPS液晶なのでどの角度から見てもほぼ色化けや白っぽくなることもなく、鮮明です。黒がしっかりと黒く、画面が引き締まって見えますね。フルHD (1920×1080)は写真や文字がとても緻密で、読みやすい。
ディスプレイは180度開くことができ、このようにペタッと広げることができます。複数人で見るときに便利ですね。
電源アダプター
電源アダプターは大型で重い。計測したところ738gでした。それでも、他メーカーには1kgを超えるものもあるので、がんばっているほうです。
本体とアダプタを合わせると3.5kgほどになってしまうため、毎日持ち歩くにはそれなりに丈夫なカバンと体力が必要になりそうです。
キーボード
今回のキーボードは英語配列ですが、日本語配列ももちろん選べます。
キーの配列は自然で、大きさも十分。タイピング時の反発力も適度で、たくさんの文字を打つ作業でもなんなくこなせそうです。
ただEnterが日本語キーボードの半分になっていて、下半分がEnterキー、上半分はカッコキーととなっています。キーに段差は付けられていますが、2つのキーが近接しており、ときどきEnterのつもりでカッコキーを押してしまいました。
この配列は改善してほしいところです。
それ以外はしっかりと空間がとられており、特にタイプミスが発生するものはありません。
右下の見慣れないキーはゲームバーボタン。
このボタンを押すとXBox Game Barが立ち上がってきて、オーディオやパフォーマンスの設定、録画などをすぐに行うことができます。
キーボードはバックライトも搭載し、少し暗い場所でもしっかりと視認でき、作業がスムーズです。
タッチパッド
タッチパッドは1プレート+2ボタンタイプ。サラッとしていて、指のすべりは上々。反応も問題ありません。
分離したボタンがあるので、1プレートタイプに比べ正確なクリックが可能です。
複数の指でスクロールなどが行えるジェスチャー操作にも対応しています。
ポート類
ノート型ながらも、ポート類はデスクトップマシン並に多数装備されています。
左右にはUSB 3.0ポートが一つずつとなりますが、背面には多数のポートが並んでいます。
ディスプレイ端子だけで計3ポート(HDMI ×1、Mini DisplayPort x1、ThunderBolt 3 -USB兼用- )があり、本体だけで3つの外部ディスプレイに接続できます。
ベンチマーク
Passmark
CPU の性能を調べました。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
PassMark Rating (総合スコア) | 6555.1ポイント |
CPU Mark | 15032.6ポイント |
CPU性能としては少し前のデスクトップマシンをゆうにしのぐほどの実力を持っています。
文書作成、写真編集などの軽作業で、画像や動画編集でさえも不満を感じることは少ないでしょう。
3DMark
グラフィック機能やゲームベンチマークとして、ほぼ業界標準となっている3DMarkにてテストをしました。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Night Rade | 36541 |
Fire Strike | 12829 |
Fire Strike Extreme | 6410 |
Fire Strike Ultra | 3076 |
Time Spy | 5743 |
ノート型ながら非常に高いスコアを示しています。
Legion Y540に搭載のFULL HD解像度なら、現状販売しているAAAクラスのゲームのほとんどは、60fpsを保って表示できるはずです。
PCMark 10
パソコンの全体的な性能を試験するベンチマークです。
インターネットブラウズや文書作成、画像処理など、普段よく行う作業がどれだけ快適になるかが分かります。
スコアは 5738ポイント。
一般的なパソコンでは2000ポイントが標準点となりますので、その2.5倍近いスコアです。
あらゆる作業が非常に快適にこなせるでしょう。
VR Mark
VRの表示性能を評価するテストです。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Orange Room | 8085 |
評価点は「SUPER」でした。VRでもほとんどのタイトルはストレスなく楽しめそうです。
CineBench 15
CPUとOpenGL能力を計測するChineBench 15です。
テスト | スコア |
---|---|
OpenGL | 117.61 fps |
CPU | 1228 cb |
6コア/12スレッドは伊達ではありません。
一気に12コマのレンダリングが、ザクザクと進んでいくのは見ているだけで爽快でした。
ファイナル・ファンタジー XV (FF15)
ファイナル・ファンタジー15は最新技術を多数使っていて、重めのゲームです。最新技術のサポートがどのくらいあるのかを確かめることができます。
テスト | スコア | 評価 |
---|---|---|
標準 / FULL HD | 8084 | 快適 |
高品質 / FULL HD | 6111 | 快適 |
高品質でもしっかりと快適の評価です。
全体的になめらかで、多数のキャラが入り乱れる場面でもしっかりと描画しきる底力がありました。
静粛性
通常時の音はなかなか静かです。耳を近づけてもわずかなファン音を感じるのみです。
テストで負荷をかければ「フィィィン」というようなファンの音が聞こえてきます。最高潮では風切り音がそれなりに気になるものの、ファンの音は比較的低音で、ひと昔前のような耳をふさぐようなうるささではありません。
テストが終わるとスムーズに回転が落ち、静かな状態になりました。
底面の大口径ファンとメッシュで、効率の良い冷却が行われているようです。
スペック
今回のマシンスペックです。これだけのスペックがそろって、こちらの限定クーポンで171,850円(税込・送料込)からという、手が出しやすい価格帯。(※クーポン価格は記事執筆時点のもの。時期により変更される可能性があります)
GeForce GTX 1660 Tiはノートでも十分な性能を発揮していて、リアルタイムレイトレーシングを求めないのであれば、あえてGeForce RTX 20シリーズを選ばなくてもいいだろうな、と感じます。
現状発売されているゲームは、どれも余裕をもって楽しめるはずです。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Microsoft Windows 10 Home (x64) |
CPU | Intel Core i7-9750H |
CPUコア/スレッド数 | 6コア / 12スレッド |
メモリ | 16 GB |
メモリスロット (空きスロット) | 2 (0) |
グラフィックス 1 | NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti |
ストレージ 1 | 1TB NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 17.3インチ |
解像度 | 1920 x 1080ピクセル |
ポート類 | USB Type-C x1、USB 3.0 x3、HDMI x1、Mini-DP x1 |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi) | 802.11ac/a/b/g/n |
有線LAN | あり |
サイズ | 約 399.8x290x25mm(最薄部) |
重量 | 2.84kg |
■価格やスペックについて■
価格やスペック、オプション品、キャンペーン等は記事掲載時点(記事の掲載日付は最上部に掲載)での内容となります。構成内容は予告なく変更、終了する場合がございます。ご購入前には必ずスペックと価格を再度ご確認ください。
WTS的まとめ
他社のGeForce GTX 1660 Tiと比べると低価格で、しかも17インチの大画面が手に入ってしまいます。コスパに優れたモデルです。
今回レビューしたグレードを購入すれば、しばらくは増設も買い替えも必要ないはず。
長く使えるバランスよいマシンです。
コメント