組み立て!
では組み立てて行きましょう!
使用パーツリストはこちら。
ケース内は狭いので、マザーにあらかじめCPUやメモリなどを組み付けておくのがおすすめ。
組み付けて入れる場合は、マザーが曲がると思わぬ故障につながる場合がありますので、なるべく水平にゆっくり動かしてください。
なるべく水平に保ちケースに入れて行きます。スタンドオフはmini-ITXの規格にピッタリと合っています。僕の個体ではネジのズレなどはありませんでした。
ネジを締めたら、フロントパネルの配線を接続。
ちなみにこのフロント用のUSBケーブル、ケースの横幅をはるかに超えるほど長いんですけど・・・いったいどこからどこまで引こうというのか。
USB端子はほとんどがマザー前側についているし、どう考えてもこんなにいらない。大型ケースのケーブルをそのまま流用しているとしか思えません。ただでさえ狭いケースなのだから、しまい込むのが大変です。固いし。
Mini-ITXでもUSB端子が後ろについているタイプがあるのでしょうか?いままで出会ったことがありませんが・・・
忘れずに上部ファンのケーブルをつなぎます。マザーに「システムファン」のコネクタがあればそこへ接続しましょう。
電源ユニットを搭載します。今回もお気に入りの「コルセア SF600 Platinum (CP-9020182-JP)」を使用します。
SFXの小さなファンなのに、めちゃ静かです!また配線が全て取り外せるフルモジュラータイプなので、余分な配線は外せるのがイイ!小型ケースでは余分な配線を格納するスペースも少ないので、非常にありがたいのです。ちょっと高いけどオススメ。
とはいえ、グラフィックスボードを積まないなら600Wは完全にオーバースペックですね。CPUのみの運用なら300Wでも十分です。
マザーボードへ電源を接続します。
ATXとCPUの電源を先につないでから電源を入れた方がラクです。というか、CPUコネクタは電源ユニットを納めると接続不可能になります。必ず先につなぎましょう。
電源はCPUにかぶさるように取り付けます。
使用しているCPUクーラーは高さわずか37mmの「Noctua NH-L9a-AM4 chromax.black」。それでも電源ユニットとの空間は下写真の通り、ギリギリです。
あいだを通るCPU電源ケーブルが接触しそうで怖いぐらい。完成したらケーブルはクリップで留めた方が安全でしょう。
公式マニュアルでは「最大高さ66mmのCPUクーラー対応」とされていますが、この様子でははっきり言って50mm以上は危険ではないでしょうか。66mmでは電源とCPUクーラーがほぼくっついてしまい、フレッシュエアの奪い合いになりそう。CPUクーラーの選択の余地はそれほどないでしょう。
PCIeスロットには210mmまでのボードが入るとされています。ただ、電源ユニットの配線などを収めると、210mmではキツイ場合もあるでしょう。グラフィックスボードではサイズに特に気をつける必要があります。
下写真は小さめのQNAPの10GbEカードを収めたところ。このぐらいなら余裕はあります。
動作確認をして、ガラスパネルを閉じれば完成!
ネジ穴がおかしいとか、ケーブルが引きにくいなど、そういった問題はありませんでした。USBケーブルは長すぎだけど。
しかし・・・
ガラスに直接シールを貼るな!!
さて、ガラスパネルのPCケースは、完成後の保護フィルムはがしがお楽しみ!
フィルムをはがすとピッカピカのガラスになり、盛り上がりますね!
ベリベリベリッとはがせばピカピカの・・・・って、んんんんん!!??!?
「ガラス注意」のシールが保護フィルムの上に貼ってあるかと思いきや、なんとガラスに直接貼ってある!!!!
しかもこれ、「きれいにはがせるシール」じゃない!!!
はがしたらめっちゃノリ残ってるやんけ!!!三角形に!!!さわるとベタベタする!!!何してくれてんねんJonsbo!!!
メインイベントが台無しですわ。
しかたなくシールはがし液でこすって、ようやっと取れました・・・作業10分。
せっかくオシャレなデザインを作っても、こういう最後の処理が悪いとイメージ悪いですよね。外箱のダンボール箱にすらはがしやすいシールを付ける日本人とは、いまいちズレがある。
ふんわりと光るLEDは良い
さてノリを除去したら(笑)、ようやっと完成です。スイッチオン!!
付属ファンは非常に静かです。ふんわりと光るLEDも、まあまあオシャレかな。ギラギラした威圧的な光り方ではありません。消灯できないけど。
Ryzen 7 5700G / SF600 / Noctua L9aの組み合わせなら、アイドル時はファンの音がほとんど耳に届かないほど静か。負荷をかけても「シュー」と低音の風切り音で、1m離れればほとんど気になりません。
ケースファンの風量は、上に手をかざすと軽く風を感じる程度。
ただ、上にも書きましたが、付属ファンはPWM未対応。つまり常に同じ回転数です。静音性重視なのか回転数もそれほど高くなく、放熱力はそれほど高くないかもしれません。
高性能CPUやグラフィックスボードを積む場合は高性能なファンに交換をしたいところですが、ネジの設計が微妙すぎて、市販品3つのファンを試しましたがすべて取り付けできませんでした。
市販品のポン付けは不可能だと思ってください。
WTS的まとめ
ということで完成です。デザインはよく、組み立てもやりやすいケースでした。
とはいえ、異様に長すぎるUSBケーブル、ガラスに直接貼られた汚いシール、交換ができないケースファンなど、細かなところで「ん?ん?」となります。
このあと中型ケース「Jonsbo D30」も買ってみたのですが、こちらもさらにすごい!レビューにご期待ください。
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