どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日は「アーバンスタイル・ノートPC」コンセプトのもとに開発された、HPの新しいノート型パソコン 「HP Pavilion Power (15-cb000)」を借りてまいりました!
エッジが立ったソリッドなデザインと、つや消しブラックの塗装は、ビジネスからシックなホームユースまで、幅広くマッチしそうです。
“Power”の名前の通り、全モデルパワフルなグラフィック専用チップ「nVidia GeForce GTX 1050」を搭載。高度なデザインやハイビジョン動画再生にも余裕をもって対応できます。
さっそく使ってみましょう!
デザイン
本体はマットなつや消しブラックで統一された、落ち着きのあるデザイン。表面はサラッとしていて、手触りも上々。
中央にメッキされたHPのロゴが静かに光ります。
後ろ側のエッジ部分にPavilionのロゴが。ロゴの位置も控えめでいい感じです。
ディスプレイを開けると中もブラックで統一されています。
さらにパームレスト部分にはヘアライン仕上げのアルミパネルが使われ、重厚でひんやりとした感触。値段相応の高級感を感じます。
折りたためば 22(最薄部)~ 27(最厚部)mmという薄さ。
ディスプレイ
ディスプレイは15.6インチのFULL HD(1920×1080)もしくはUHD 4K(3840×2160)の2種類を選択可能。どちらもIPSタイプの液晶で、どの角度から見ても色バケのない、鮮明な映像です。
今回のレビュー品はFULL HD(1920×1080)タイプです。実用性としては十分な解像度。
逆に4Kでは古いソフトなどで文字が極端に小さくなってしまうこともあり、事務作業や書類作成が多い場合、不便を感じることもあります。
映像編集やデザインをメインに作業するのなら、4Kの方をおすすめします。画面の広さが4倍となり、同時に多数の写真や素材を表示できます。使い勝手が全く変わってきます。
解像度は直接使い勝手に響きますので、慎重に選んでいただきたいところ。
ちなみにディスプレイの後端は、開けると本体の下に回り込むようになり、キーボードを少し持ち上げます。こうすることでキーボードに角度がつき、非常に打ちやすくなります。うまい設計です。
強力なグラフィックスパワー
冒頭でも紹介しましたが、Pavilion Powerは全機種グラフィックス専用チップ(GPU)を搭載しているのも特徴です。
搭載しているのはnVIDIA社の最新チップGeForce GTX 1050。
現在はミドルクラスの位置づけとなっていますが、数年前なら完全にハイエンドに分類されるほどの実力を秘めています。Adobe系のデザインソフト、3Dグラフィックソフト、動画編集ソフトなどで描画の補助をしています。
具体的にはPhotoShop、Illustratorなどでは、拡大縮小の高速化、エフェクトの高速化など。動画編集ソフトではプレビューの高速化、書き出しの高速化などが実現できます。(ソフトウェアの対応も必要です)
もちろんエンターテイメントのジャンルでは、動画のなめらかな再生や、最新ゲームを高画質でプレイすることが可能です。
音へのこだわり
キーボードの後ろ側はスピーカーとなっています。
スピーカーの調整には世界的な音響メーカーBang and lufsen(バング・アンド・オルフセン)の技術が投入され、ノートパソコンのスピーカーとは思えないほど、鮮明な音が出てきます。
スピーカー自体が小さいので重低音はさすがに限界がありますが、ちょっとした動画や映画なら十分期待以上の音だと感じます。
キーボード
キーボードはバックライトを備えたフルキーボードタイプ。テンキーを備えており、エクセルや集計ソフトなどで数値入力が多い作業にも便利です。
表面は黒で、側面は白とツートンになっており、細かな点ですが非常におしゃれに感じる部分です。
バックライトのスイッチを入れると白い部分が透けるように発光し、これまたセンスある美しさ。
キーストロークも1mm以上あり、打鍵感も軽いながらもしっかりとした反発を感じ、打ちやすい。バックパネルもしっかりしていて、たわみもほとんど感じません。
タッチパッド
タッチパッドは1プレートタイプ。右下 / 左下を押し込むことで右 / 左クリックが可能です。トンっと軽く叩くようなタップ操作でもクリック可能です。
面積も広く、操作しやすいと感じます。
またパネルのエッジ部分はアルミパネルをナナメにカット(ダイヤモンド・カット)されており、光が当たるとキラキラと光って見えます。
こんな部分にも所有の満足を高めるこだわりが感じられます。
ポート類
ポート類は豊富に揃っています。
USBポートは最新のType-Cも1ポートあり、合計5ポート。
ディスプレイ出力としてはHDMI、USB Type-Cから変換することでmini Display Portなどへの出力も可能でしょう。
大型ディスプレイなどにつなげば、デスクトップマシンとしても使えます。
静粛性
軽い作業で中はゆっくりファンが回っていて、ごく小さな音しか聞こえません。注意して聞かないとほとんど気づかないほど静かです。
ベンチマークやデザインソフトなど重い処理を書けてみると、ファンの回転数は一気に上がりますが、低音で、あまり気にならないような音です。
ACアダプタ
ACアダプタは左右のエッジが丸くなっていて、持ちやすいですが、ちょっと大きめです。これはグラフィックス専用チップの使用電力が大きいためです。
スペック
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64-bit |
CPU | Intel Core i5-7300HQ CPU |
CPUコア/スレッド数 | 4コア / 4スレッド |
メモリ | 8GB |
メモリスロット (空きスロット) | 2 (1) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 630 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1050 |
ストレージ | 1TB HDD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ |
解像度 | フルHD (1920×1080) |
ポート類 | HDMI 2.0 出力端子×1、USB Type-C™ 3.1 Gen1 ×1 (電源オフUSBチャージ機能対応 )、USB3.1 Gen1 ×3 (うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 、SDカードリーダ |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi) | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
有線LAN | あり |
サイズ | 378 × 254 × 22(最薄部)- 27(最厚部)mm |
重量 | 約 2.29 kg |
WTS的まとめ
WTS的まとめ
グラフィックス専用チップを搭載したパソコンというと、たいていがイカツイ形マシンとなってしまいますが、Pavilion Powerは非常にスマートで、おしゃれな仕上げになっています。
GPUのおかげでPhotoShopの動きや動画編集がかなり速くなるので、同じ時間内で、作品のクオリティを一段アップさせることも可能でしょう。
本体のデザインも気にするグラフィックデザイナーや、3DCG作家などにおすすめしたい一台です。
■価格やスペックについて■
価格やスペック、オプション品、キャンペーン等は記事掲載時点(記事の掲載日付は最上部に掲載)での内容となります。構成内容は予告なく変更、終了する場合がございます。ご購入前には必ずスペックと価格を再度ご確認ください。