どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日はhpから発売されている、GeForce GTX 1080を搭載した17インチのハイパワーゲーミングノート「OMEN X by HP 17」を入手しました!
GeForce GTX 1080といえば、デスクトップマシンだとしてもハイエンドクラスのグラフィックチップ。それをノートパソコンに搭載しようというのですから、その時点でタダモノではないマシンだとわかります。
”OMEN”ブランドを体現する薄型で作り込まれたボディと、鋭くオシャレに光るLEDの電飾で、持っているだけで満足感がある一台に仕上がっています。
さっそくレビューしていきましょう!
デザイン
全体的にマットな質感で塗装された、重厚感あるボディ。鋭角な面取りはさながら戦闘機のようです。
中央にはOMENのマークが。その下に✕印にうっすらとしたラインが入っています。ここは起動するとLEDの光で模様が浮かび上がります。
遠くからでもかなり目立つOMENのロゴ。色は付属ソフトで自由に変えることができます。
ディスプレイ
天板を開くと17インチの広大なディスプレイが広がります。目の前で使っていると、デスクトップの24インチクラスにも感じるほどの大きさ。没入感は相当なものです。
壁紙はOMEN仕様にされていて、気分が盛り上がります!
IPS液晶なのでどの角度から見てもほぼ色化けや白っぽくなることもなく、鮮明です。
ディスプレイは非光沢タイプ。周りの光が映り込みにくく、細かな描画もしっかりと見えます。また光沢タイプよりも目が疲れにくいとされていて、長時間の使用でも集中力が続きそうです。
またOMEN Xのディスプレイは高速リフレッシュレート(122Hzまたは144Hz)を搭載し、さらに「NVIDIA® G-SYNC™」に対応しています。
これはどんな機能かというと、ディスプレイとグラフィックボードから出力される信号を細かく同期させ、激しい画面の動きでも映像がチラついたりズレたりすることを防ぐ機能です。
視点移動の多いFPSゲームなど、画面がちらついて小さな敵や照準が見づらくなることがありますが、OMEN Xならなめらかに追従し、捉え続けることが可能になるというわけです。
戦績にも良い影響が出そうですね。
キーボード
キーボードはテンキーも備えたフルサイズタイプ。キーボードはオーソドックスな配列。変則的なキーはないので、誰でもすぐに使い慣れることができそうです。左側にはカスタマイズ可能な5つのキーがあります。
キーボードはバックライトも搭載し、少し暗い場所でもしっかりと視認でき、作業がスムーズです。
LEDの色は本体同様、ソフトで好きな色に変更可能!派手で満足感がでるのはもちろん、移動に使うWASDキーや、アイテムを使うためのキーなどを別の色にすることで、操作ミスを低減することも可能です。
キーの押下感、反発は適度で、打ちやすい。キーの音は「チャキチャキ」といったキレが良い音で、比較的静かめです。
右側にもカスタマイズ可能なOMENマークのキーがあります。
タッチパッド
タッチパッドは1プレート+2ボタンタイプ。サラッとしていて、指のすべりは上々。反応も問題ありません。
分離したボタンがあるので、1プレートタイプに比べ正確なクリックが可能です。クリックが深く、しっかりと押した感じがわかります。
ポート類
17インチの大型ノートということもあり、USBなどの拡張ポートは大変豊富。デスクトップマシン並に多数装備されています。
- HDMI 2.0 出力端子 × 1
- Mini DisplayPort × 1
- USB Type-C™ 3.1 Gen2 × 2 ( Thunderbolt™ 3、電源オフUSBチャージ機能対応 )、
- USB3.1 Gen1 × 3 ( 電源オフUSBチャージ機能対応 )
ディスプレイ端子だけで計4ポート(HDMI 2.0 ×1、Mini DisplayPort x1、USB Type-C x2)があり、本体だけで4つの外部ディスプレイに接続できます。GeForce GTX 1080の力があれば、4画面にFULL HD映像を表示することすら可能でしょう。
USBは5ポート搭載。そのうち2ポートは最大10Gbpsもの転送力を持つ、最新のUSB3.1 Type-Cポートです。
ゲーミングキーボードやマウス、外付けディスクなど、つなぎたいものが多くてもハブを買う必要はなさそうです。
有線LANポートもあり、高速通信も可能。普通の使い方で足りなくなることはまず無いでしょう。
静粛性
この薄さにGeForce GTX 1080を詰め込んでいる・・・ということで熱がこもってさぞかしファンの音もひどいだろうな・・・と先入観がありましたが、驚くほど静かです。
起動時の冷えた状態ならファンの音はごく軽く聞こえる程度。テストで高負荷をかけたときにようやっとファンの音が出てきます。最高潮でもファンの音は低音で、耳障りな高音はほとんどありません。
数年前のゲーミングマシンのような、ヘッドホンをしていないと耐えられない音とは全く違います。時代は変わりました。
本体後部左右には大型のエアダクトがあり、暖かい風が吹き出しています。こういった高度な冷却の仕組みが、静音性に役立っているのでしょう。
Windowsの動作
Windowsの動作は高速SSDと高速CPUのおかげですべてでサクサクと動き、気分良く仕事ができます。
起動は電源OFFの状態からわずか10秒。再起動が必要な場面でもストレスはほとんど感じません。
CPUには「Core i7-7820HK」を搭載。4コアを搭載し、さらにそれぞれが2つの同時処理を実現することで8つの処理を一気にこなしていきます。
強力なグラフィックボードを搭載していますから、Adobeのグラフィックソフト、AutoDeskの3DCGソフトも軽々と動かします。
グラフィックワークステーションとしても利用が可能でしょう。
スペック
今回の試験機のスペックを書いておきます。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64-bit |
CPU | Intel Core i7-7820HK CPU |
CPUコア/スレッド数 | 4コア / 8スレッド |
メモリ | 32 GB |
メモリスロット (空きスロット) | 2 (0) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1080 |
ストレージ | SSD 512GB |
ストレージ | HDD 1TB |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 17.3インチ NVIDIA G-SYNC 対応 |
解像度 | 1920×1080 ピクセル |
ポート類 | HDMI 2.0 出力端子 × 1、Mini DisplayPort × 1、USB Type-C™ 3.1 Gen2 × 2 ( Thunderbolt™ 3、電源オフUSBチャージ機能対応 )、USB3.1 Gen1 × 3 ( 電源オフUSBチャージ機能対応 )、ネットワークポート(RJ45)×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi)| | 802.11 a/b/g/n/ac |
有線LAN | あり |
サイズ| | 425×327×36(最薄部)-40(最厚部)mm |
重量| | 4.51 kg |
おすすめモデルは?
OMEN X by HP 17は「エクストリームモデル 」「エクストリームプラスモデル」の2グレードが用意されています。
機能としてはまったく同じで、十分すぎるほどのパフォーマンスがあります。1点大きな違いはディスプレイ。
エクストリームモデルは120Hz、エクストリームプラスモデルは140Hzの超高速表示に対応。FPSなど画面の動きが激しいゲームをプレイするなら、エクストリームプラスモデルがオススメです。画面のブレの少なさは勝率にかなり影響するはず。
ドン勝を狙うならエクストリームプラスモデルです。(笑)
WTS的まとめ
どんなゲームも余裕でプレイできる激しいパワーです!それがわずか4cmの薄さに収められていて、持ち運びも可能という。すごいマシンです。
デスクトップマシンの置き換えにも応えてくれる一台です。