最近は非常に重いグラフィックカードが登場しています。
その重さたるや、1kg超えはアタリマエ。ものによっては1.5kg、1.8kgなどという超重量級カードもあり、もはや一つの部品という範疇(はんちゅう)を超えている。
その重さに耐えるため、”ゲーミング”をうたうマザーボードのPCIeスロットには、重さに耐えるための金具までかぶせられているありさま。そこまでしても、カードは多少ナナメになっており、端子部分に非常に負荷がかかっているのは見るだけでわかります。
その歪みを支えるために、ついにはGPUを支えるステーまで登場します。ここまでしなければ、端子だけでは支えられないほどなのです。
ただ、このステーはmicroATXやATXなど、ある程度空間があるケースで支えることを目的としており、ケースとグラフィックボードとの間にほとんどスキマがないminiITXケースでは、まったく入りません。どうすればいいのでしょうか?
そこでオススメしたいのは、このゴムスポンジ!
非電導のゴムスポンジで支える!
これが僕がよく使っているゴムスポンジ「和気産業 NRスポンジ」。1つ100円ぐらい。とても安い。ホームセンターなどで売っています。もちろんアマゾンでも売っています。
使いかけなので欠けていますが、本当は正方形です。(笑)
これを適度な大きさに切り、カードの下にはさむだけ!
入れるときはファンに接触していないか、十分に注意してください。
もし接触しているとスポンジがバラバラに砕けたり、最悪の場合ファンが回転できず、壊れます。また、ファンが回らない状態で高負荷をかけると、GPUも過熱して壊れるかもしれません。
取り付けたあとは鏡で覗いたり、ケースの下から見たりなど、スムーズにファンが回っているか確認し、両面テープなどで固定しておけばさらに安心です。
とにかく大変なことになるので、ファンの接触にだけは注意してください。電源を入れて「ガガガガッ」という衝突音や、「シャッシャッシャッ」というような擦るような音が聞こえたら、すぐに電源を切りスポンジを確認してください。
なぜゴムスポンジか?
100%ゴム板や、スポンジ、発泡スチロールなどを試しましたが、このゴムスポンジが僕的にいまのところベストです。
- 加工しやすい(はさみでも切れる)
- 強い臭いがしない
- 電気を通さない
- へこみ過ぎない
- 長時間でもヘタリが少ない
- やわらかく、カードを傷つけることがない
- 適度な摩擦力でほとんど動かない
他の素材と比べてメリットが多いのです。
ゴムスポンジ最強。
[matome] いまのところこのゴムスポンジで、極小ケース内でもカードは水平を保っています。価格的にも非常にお手頃なDIYですね。ただ、取り付けるときはファンへの接触に十分ご注意を。PCを移動した後はスポンジがズレることがありますので、電源を入れてすぐに音の確認をしてください。
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