富士通FMV モバイルキーボード 実機レビュー – 最高の打鍵感を実現した薄型軽量のタッチパッド搭載キーボード

5.0
★ 当レビューの商品は筆者が自己購入したものです。

僕がノートPCを選ぶ場合、キーボードは最重要ポイントの一つです

こうしてブログを打つのはもちろん、日常的に大量にプログラムも打っているため、キーボードが気に入らないと即買い換えるほど病的です。(笑)

今のところキーボードが気に入っている機種は

  • FMV Lifebookシリーズ(特にUH)
  • Apple MacBookシリーズ(現行のシザーキー)
  • ThinkPadシリーズ(特にThinkPad X1 Carbon2018ぐらいまでの厚いキー)

富士通のFMV Lifebook UH」に搭載しているキーボードはかなり気に入っています。かれこれ6年以上使ってきており、すでに3台目です。

指二本もちあがる超軽量PC 富士通 Lifebook UH

Lifebook UHは本体が世界最高クラスで軽量なのも魅力ですが、コンパクトながらデスクトップ用に近いキーの大きさがあり、標準的な並びで打鍵感もよく、とてもスムーズに打ち込めます。

現在使っているLifebookは、キーの表面が削れるほどまで使い込んでいます。そろそろまた買い換えか。

キーの表面が削れてしまったLifebook(M、N、Kなどが削れている)

 

そんなLifebook UHのキーボードをそのまま取り出してBluetoothキーボードにしたのが、FMV Mobile Keyboard(FMVモバイルキーボード)です。(以下 FMVモバイルキーボード)

タブレットやスマホで快適に文字打ちをしたいときも、デスクトップ用キーボードの置き換えとしても、ぜひおすすめしたいキーボードです!

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Lifebook UHとほぼ同サイズ

冒頭でも触れたとおり、「FMV モバイルキーボード」はLifebook UHのキーボード部分をそのまま取りだしたような形です。

Lifebook UHと比較してみましょう。

lifebook UHとFMVモバイルキーボードの比較写真

上 Lifebook UH / 下 FMVモバイルキーボード

 

横幅はほとんど同じ、キーの大きさや間隔もほとんど変わりません。Lifebook UHファンは安心して使えます!

Lifebook UHと比較したころ。横幅、キー配列はほぼ同じ

デザインをチェック

カラーバリエーションは3色。ダークシルバー、ライトシルバー、ガーネットレッドです。

カラーバリエーション(公式サイトより)

 

今回はライトシルバーを選択。

ライトシルバーのパッケージ写真

ライトシルバーのパッケージ

 

ボディ表面はプラスチックではなく金属製で、ひんやりとした感触。表面はさらっとした梨地加工がされ、高級感を感じます。

標準JIS配列ですが、カナキーは印刷されていません。キーの表面はすっきりとしています。カナ打ちがメインの人は気をつけてください。

JIS配列だがカナの表記は無く、すっきりしている

 

「全/半角」キーは「Half Full」、「ひらがな/カタカナ」キーは「Kata Hira」とアルファベット表記になっています。また変換、無変換キーは記号になっています。

キーに統一感があり、すっきりしています。

 

サイドから見ると、手前にわずかに傾斜するくさび形です。奥のキーも打ちやすい。

 

裏面は全面にフラットなすべり止めゴムが貼られています。シリコンのようなさらさらした手ざわりですが、置けばかなりの摩擦力を発揮し、強く打ってもほとんどずれません。

全面に貼られたすべり止めのゴム

全面に貼られたすべり止めのゴム

シリコンのようなサラサラした感触

 

他の製品では、四隅や手前だけにすべり止めが付いているものが多いです。少し強く打つとズリズリとずれてしまうことも多く、経年劣化すると一文字ごとに動いてしまうものもあります。

見えない裏面にも、こだわりが感じられます。

ただ、ホコリはめっちゃ吸着します。それが気になる。(笑)

驚くほど打ちやすいキータッチ

キーは中央がわずかにへこむような「球面シリンドリカルキー」を採用。

中央はわずかにへこんでいるが、写真では写りにくいほどの浅さ

中央はわずかにへこんでいるが、写真では写りにくいほどの浅さ

 

指を乗せると、「ほんの少しへこんでいるかな~」程度の極うすのヘコミですが、打つときは指が自然と中央に収まり、かつ”指ばなれ”も良くなっています。引っかかることなく、指をすべらせるように横に移動できます。

スイッチ構造はコストがかかるパンタグラフ式

スタッと下がり、しっかり指をもどす反発力も備えます。ストロークは1.5mmほどですが、薄型キーにありがちな「ドスッ」という固い底突き感はありません。指へのショックは最小限。快適です。

さらにシフトやエンターなど小指で打つキーは、文字キーより軽く作ってあるというこだわりよう。指に意識を集中して打ってみると、確かにわずかに感触が違います。

薄型キーで荷重変化させるのはかなりむずかしいはずです。こだわりがすごい。

キーの静粛性は高い

キーの静粛性は高いです。

軽めに打つと「チチチチッ」といった小さなスイッチオン、強く打ち込んでも「パタパタ」といった響かない音に仕上げられています。

エンターキーとスペースキーが、強く打つと「パシッ」と響く程度です。

静かな環境で使用しても、それほど迷惑にはならない音だと感じます。

打ちやすいキー配列をチェック

Lifebook UHとその流れを汲んだFMVモバイルキーボードは、限られた面積の中で最大限に打ちやすいキーボードを目指しており、使えば使うほどその考え抜かれた自然な配列に感心させられます。

UHを6年間使い続けた筆者の視点からおすすめポイントを紹介します!

 

まずメインの文字キーはほとんどが正方形に近く、小さくなったり縦長になったりしたキーはありません。キーピッチは19mmで、デスクトップキーボードと同等のサイズを確保。記号キーに至っても一切の妥協はありません。

エンターキーもしっかりと大きく、小指で間違いなくヒットします。

シフトキー、タブキー、コントロールキーはそれぞれがOADG 109の原則に近い比率、配置となっています。右シフトが異様に小さかったり、シフトとコントロールが同じ長さになってしまったりなど、極端な変化はありません。

機種によっては、バックスペースが「¥」とくっついていたり、すごく小さくなっていたりします。FMVモバイルキーボードは、バックスペースは文字キーの1.5倍ほど、デリートキーはファンクションキーの列の一番後ろに位置しますので、偶然手が当たって文字が消えてしまうことはありません。

ファンクションキーは上部にきれいに並びます。ファンクションキーを多く使うアプリケーションでも問題なしです。少し平たい形になりますが、慣れれば打ちミスはほとんど出ないと思います。

デスクトップ用では少し広くなるF4とF5、F8とF9の間隔は等間隔です。ファンクションを多用する方はここが気になる可能性はありますが、さすがに間隔を取るにはむずかしいサイズです。

カーソルキー(矢印キー)は、多くのPCでキーボード枠内にきれいに収めようとして、平べったくなっています。しかしFMVモバイルキーボードはすっきり感をあえて捨ててでも一段下がった位置取りにされており、キーの大きさは通常キーの半分ほどの大きさを確保。

上下左右が指の感触とキーの位置でしっかりと把握でき、移動ミスはほとんど出ません。

カーソルキーは、僕の中では高評価としているMacBook用キーボードでも、平たくなってしまっています。Macはデザイン重視なのでこのようになっているのでしょうが、やはり使いやすさはFMVモバイルキーボードに軍配を上げます。

 

ざっと大きなポイントを紹介するだけでもこれだけあります。

他にも文字キーのわずかな位置関係(”+”、”*”、”_”キーの位置や、右CTRLキーの位置)、など細かい点までとてもこだわって作られています。

愛用しているRealForceのテンキーレスモデルに非常に近いキー感覚となっています。

RealForceとノートPCを行き来する筆者が、唯一違和感なく往復できるのがLifebook UHであり、FMVモバイルキーボードなのです。

 

ちなみに配列がムリヤリなキーボードでは、

  • 「あっ!カーソルの”上”だとおもったら”左”だった!」
  • 「うわ!”¥”を打とうとしたらバックスペースに当たった!」
  • 「え?エンターを打ったと思ったらページアップした?」

といった、文字で書くと冗談だと思われるような打ちミスが発生します。それほどデスクトップ用キーボードとはかけ離れたレイアウトとなっているのです。

これ、わかってくれる人は本当に少ないのですが、伝わればうれしいです。

バックライトで暗い場所でもしっかり打てる

キーボードはバックライト付き。

多少暗いところでも文字ははっきりと視認できます。明るさは4段階(消灯、軽い光、中間、明るい光)を切り替えられます。

文字だけではなくキーの周りからも少し光が漏れるようにしてあり、一つ一つのキーの形がしっかりと見えます。打ちミスが減ります。

タッチパッド部分のチェック

タッチパッドは本体と同等に塗装されていて、統一感があります。

 

タッチパッドはさらっとしており、指のすべりは上々です。2本指クスロールなどジェスチャー動作にも対応しています。

 

面積は小さめですが、持ち運びを考えた大きさなので、これぐらいがベストでしょう。

タッチパッドの操作は、Windowsでは問題はなかったのですが、Macではスクロール速度が速すぎる上に、ナチュラルスクロールが逆転してしまい、残念ながら実用的ではありません。(ナチュラルスクロールは接続するごとに「設定」で逆転させなければならない。)

 

この狭さでもしっかりと物理ボタンを搭載してくるのはもはや執念。幅およそ2mmの極細のバーでボタンが付いています。ボタンはメッキ処理され、ちょっとしたアクセントにもなっています。(※ダークシルバー、ガーネットレッドは本体同色のようです)

極細のクリックボタン

極細のクリックボタン

 

押しごこちはカチカチとした節度感があります。プレート押込式やタップ操作が苦手な方も安心。スイッチ音はほとんど聞こえず、静かです。

キーボードとの距離はほとんど離れていないため、文字を打っている最中に親指の付け根部分がタッチパッドに触れ、急にカーソルが飛んでしまうことが何回かありました。

そんなときはFn + F4でタッチパッドを無効にできますので、文字を打つ際にはOFFにするといいでしょう。

3台のペアリング切替が可能

Bluetoothのペアリングは3台まで切り替え可能。背面のボタンで簡単に切り替えられます。

数字キーが白く光り、どの番号になったのかよく見えます。

Bluetooth切替部分。キーボード側から見て正しく見えるよう、数字が逆になっているのがニクイ

Windows、Mac、iPadOSモードに対応

Fn + F1を推すことで、キーの動作をWindowsモード、MacOSモード、iPadOSモード(iOSも共通)に切り替えられます。

変換、無変換キー、Windowsキー(Macではコマンドキーになる)などの動作が変化します。

 

モードのLEDは本体上部に付いているのですが、なんと金属ボディに極小の穴でメッシュにしてあるというこだわりよう。

コストを削減するならLEDは後ろ面に付けてしまうこともできたでしょうが、それではモードの確認がめんどうです。ユーザーのわずかな手間を省くために加工を追加する

まさにキーボード職人の設計と言えるでしょう。

WTS的まとめ

小型Bluetoothキーボードの中では「至高」とも言うべき完成度です。

これを発売してくれた富士通にマジ感謝

僕が長年Lifebook UHに慣れきっているという点も大きいでしょうが、それを差し引いても打鍵感、キー配列、機能に至るまで、多くの人が満足できるはずです。

さらにタッチパッドも搭載しているので、手元で全ての操作が完結します。別途マウスや、画面タッチを併用しなくても良いのはラクです。

安売り店でも16,000円を超える金額はちょっと悩むところでしょうが、応急用ではなくしっかりと”使い込める”モバイルキーボードを探しているのなら、FMVモバイルキーボードはイチオシのキーボードです!

出費をケチって安物キーボードを何台も乗り換えるぐらいなら、最初にこいつにぶっ込んでおけ、と口には出さず目で訴えようと思います。(書いてるけど)

この全レビューはFMVモバイルキーボードのみで書きました。違和感なし!

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