どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
年末年始、PCゲームにどっぷり浸かって過ごしたい!と考えている人も多いはず。
ゲーミングパソコンといえばまず思いつくのはドスパラ。幅広い機種と予算に合わせた柔軟なBTO(カスタマイズ購入)が魅力です。
今日はそのドスパラで売上トップクラスを誇るゲーミングノート「GALLERIA QSF960HE2」を入手!一世代前ですが十分なゲーミング性能を持つグラフィックチップ「nVIDIA GeForce GTX960M」を搭載することで、10万円を切る低価格を実現しています。
さっそくレビューしていきます!
あえてGeForce GTX960Mを採用
GALLERIA QSF960HE2の低価格を実現しているのは、あえて旧世代のGeForce GTX960Mを選択しているからだ、と言い切ってもいいでしょう。
GeForceは現在「10シリーズ」という新世代チップがメインとなってきています。そのため、旧世代チップはメーカーも値下げして早めに売り切ってしまいたい、という思惑がでてきます。いわゆるアウトレットに近い扱いです。
ですが型落ちだから能力も低いかといえばそうでもなく、グラフィック性能としては十分で、多数のゲームをFULL HDでなめらかにプレイする能力を持っています。
低価格で十分な能力のパソコンがほしいユーザーと、安くしてでも売り切りたいチップメーカーの思惑を拾い上げ、奇跡のベストバランスが成り立った機種だといえます。
この価格と性能のバランスに目をつける人はやはり多く、ドスパラではこのGALLERIA QSF960HE2が常に1、2を争う販売台数だというのもうなずけます。
デザイン
デザインを見ていきます。
本体はがっしりとした筐体。天板は骨太なでラインで構成されていて、GALLERIAのロゴが光ります。押し出しは強いが、派手ではないデザインです。
しかし正面にもうけられたエアダクトは真っ赤に塗装され、ディスプレイを開くとキーボードも真っ赤に発光。戦闘マシンとしての迫力は十分です!
スペック
今回のテストマシンのスペックです。構成はカスタマイズやキャンペーンにより変更される場合があります。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64-bit |
CPU | Intel Core i7-6700HQ CPU |
CPUコア/スレッド数 | 4コア / 8スレッド |
メモリ | 8GB |
メモリスロット (空きスロット) | 4 (2) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 960M 2GB |
ストレージ | SATA 500GB ハードディスク |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6 インチ |
解像度 | フルHD (1920×1080) |
ポート類 | USB2.0 x2, USB3.0 x2, USB3.0 Type-C x1, SDカードスロット, HDMI 1.4 x1 |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi) | 802.11 ac/a/b/g/n |
有線LAN | あり |
サイズ | 386.25(幅)×264.9(奥行き)×37(高さ) mm |
重量 | 約 2.75kg (バッテリー含む) |
ディスプレイ
ディスプレイは15.6インチ、FULL HD (1920×1080)を採用。ノングレア(非光沢)タイプで映り込みが少なく、長時間プレイでも目が疲れにくいとされています。
ディスプレイはこの角度まで開くことができます。背が高い人でも問題なし。
また背面にはSFに出てくる宇宙戦闘機のようなダクトが開いています。単なるイミテーションではなく、本当に熱めの空気が排出されますのでご注意。
キーボード
10キーを搭載したフルキーボードを採用。キーの大きさも余裕があり、タッチ感もよく、打ちやすい。
真っ赤に光るバックライトLEDが搭載され、ゲームへのテンションも上がります。
移動によく使うWASDのキー、カーソルキーには太枠が付けられ、ぱっと見てすぐに指を置けるようになっています。
ちょっと気になったのはENTERキー。日本語配列のキーボードなのですが、英語キーボードのように細長いものになってしまっています。日頃ENTERの上側を打っている僕は、「む」のキーにあたってしまうことがありました。
またWindowsでは比較的よくつかう「¥」キーが、バックスペースの上という特殊な位置へ移動しています。通常はバックスペースの右側にあるため、ここも打ちミスが発生しそうな部分。
キー配列はできれば日本語標準にそろえてほしいところです。
ポート類
ポート類は必要十分な数を揃えています。
USBは最新のTYPE-Cも合わせ合計5つ、映像にHDMI、有線LANポート、SDカードリーダーまで備えています。ポートはよく使われる右側、じゃまにならない背面に収集しています。
左側には一切ポートがないのが珍しいですね。
タッチパッド
タッチパッドは1プレートタイプ。下側を押し込むことで右/左クリックが可能です。
表面はサラッとしていて指のすべりは上々。
ゲーム性能
ざっとゲーム性能をベンチマークを取り、確認していきます。
業界標準とされる3DMarkを試験してみます。
最も軽いICE Stormでは81000超えと、十分すぎるほどの性能を発揮。また最も重いテストFire Strikeでは、画面の動きは重く感じるものの、フリーズなどもすること無く完走。スコアも4000を超えて来ました。
ドラクエXベンチマークでは、FULL HD、最高品質設定で4100超え。多数のキャラが表示される部分で少し重さを感じたものの、全編とてもスムーズでした。
現在発売されているゲームはほとんどが動かせ、AAAクラスと呼ばれる重量級ゲームでも、画質や解像度を落とせばプレイ可能でしょう。
取り替え可能なバッテリ
今回おもしろいと感じたのはバッテリ。最近は本体の気密性を高めたり、コストを削減するためにバッテリーは完全埋め込みで交換ができないものが主流です。
ですがGALLERIA QSF960HE2はこのように取り替えが可能。複数のバッテリを購入すれば、出先でも長時間使えます。
コスパを見れば最強クラス
さて、GALLERIA QSF960HE2を見てきましたが、安さを感じさせないボディデザイン、十分なゲーム性能を発揮するグラフィックチップ、FULL HD (1920×1080)ディスプレイが揃って10万円切りというのは、やはりすごい安さに感じます。
年末年始でゲームパソコンを検討していたら、まず候補に入れたい一台だといえるでしょう。
WTS的まとめ
ここまでの機能を持つパソコンが10万円を切るようになったんだなぁ・・・と感慨にふけっています。(笑)僕が子供の頃は、10万円をかけてもHDDを積んだマシンすら買えなかったんですからね・・・信じられません。