こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日はびっくりするような価格のWindows タブレットをレビューしますよ!8.9型(1920×1200ピクセル)の扱いやすい大きさで、キーボード付きケースまで備え、なんとわずか27,300円(税別)!!
これ、Windows 10を搭載した新品のパソコンですからね。信じられないような価格です。
値段はほぼ据え置きなのに、前モデルと比べ、ストレージは2倍の64GB、メインメモリも2倍の4GBにパワーアップ!ごく普通のパソコンとして、十分使えるレベルになりました。
使い勝手はどんなものか、さっそくレビューしていきましょう!
デザイン
タブレットしてごくごくオーソドックスなカタチです。
最近の超薄型の機種と比べると、少し厚く感じます。とはいえ「ぶ厚い」というほどは厚くありません。逆に厚みのおかげか、しっかりとした丈夫さを感じます。
裏面はヘアライン仕上げの金属調パネル。飾り気はありませんが、上下の横ラインはメッキされているようで、角度によってはキラッと光ります。
本体のみなら約495gと、カバンに入れても気にならない重さです。
ケース
今回はキーボード付きケース付きモデルです。
ケースはナイロンで作られていると思われますが、皮革調の仕上げがされていて、安っぽくはありません。
折りたたむとフラットな四角になり、本のような感じになります。
スタンドにもなります。
背面を開き、マグネットで支えの部分をくっつけると、しっかりとしたスタンドに変形します。見やすい角度で、まるでノートパソコンのように使用できます。
本体とカバーの結合はマグネットではなく、スリット部分に押し込むように入れます。簡単に落ちたりしないようにあえて固く作ってあると思うのですが、取り外しは力を入れてぐいっと引っ張らないと取れません。
パッと外してタブレット型にしたい・・・というのはなかなかむずかしいです。ケースを裏返して使うのが早いですね。
ディスプレイ
ディスプレイの大きさは8.9インチ。
横幅は、男性が片手でギリギリつかめる大きさです。
1920×1200ピクセルという高い解像度です。フルHDは高さが1080ピクセルなので、それよりも少し広いです。小さいながらもWindowsが実用的に使える十分な解像度です。
高精細で、文字は細かくてもしっかり読めるなめらかさ。ただ人によっては小さすぎると思いますので、Windowsの設定で拡大率を設定するといいでしょう。
この価格帯のタブレットはかなり解像度が低い機種が多いのですが、DG-D09Iはディスプレイにしっかりコストを掛けているな~と感じます。
キーボード
キーボードは小さめですが、ぎりぎりブラインドタッチができるサイズ。最初は打ちミスが何度かありましたが、使っているうちに慣れてきました。
薄型ながらキーのストロークは1mmほどあり、クリック感はしっかり伝わってきます。
キーはFnキーと同時に押す複合キーが多く、小さな面積にいかに機能を収めるか、苦労の跡がうかがえます。
文字変換などで比較的よく使うESC(エスケープキー)が、Fnキー + 半角/全角キーになっているため、ESCキーを多用する場面ではキー操作が煩雑になるのが気になりました。
もう一つ気になる点としてはタッチパッド部分。
キーに手を置くと親指の腹の部分がタッチパッド部分にあたり、ふいにカーソルが動いてしまったり、クリックが起こったりしました。ちょっと気を遣います。とはいえ、この面積ですので仕方がないところ。すこし親指を浮かすように打てば問題は出ませんでした。
タッチパッド
タッチパッドは1プレートタイプですが、右下/左下には押し下げボタンもありません。クリックは基本的にタップ(軽くトンっとたたく操作)で行います。
面積が小さいので、大きくカーソルを動かしたいときは、何度か指を送る必要があります。これは仕方のない部分です。
ポート類
ポートはUSB3.0 x1 / microUSB(給電用) x1 / miniHDMI x1 と必要最小限です。
micro SDカードスロットを備え、最大64GBまで認識します。
最大まで拡張すれば、本体内蔵ストレージ64GBと合わせ、最大128GBまで拡張可能。ムービーや大量の写真を持ち運びたい場合でも余裕があります。
ベンチマーク
Windows 10の操作は全体的にスムーズです。Windowsの起動、アプリの立ち上げには少し遅さを感じますが、起動してしまえばごく普通に使えました。
無理は承知ですがゲームができるのかどうか、ドラゴンクエストX ベンチマークをかけてみました。
1280×720の高画質、低画質ともに「重い」という結果。
さらに解像度を下げて640×480の低画質にすれば、ようやっと「やや重い」判定まで上がりました。3Dを扱うゲームはかなりきびしそうです。
スペック
今回のマシンのスペックです。前モデルではギリギリだったストレージとメモリが、64GBストレージ、4GBのメインメモリとなり、かなり使い勝手に余裕がでました。
Microsoft Officeをインストールしても余裕があります。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64-bit |
CPU | Intel Atom x5-Z8350 CPU |
CPUコア/スレッド数 | 4コア / 4スレッド |
メモリ | 4 GB |
メモリスロット (空きスロット) | – (-) |
グラフィックス | Intel HD Graphics (CPU内蔵) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 8.9インチ |
解像度 | 1920×1200ドット |
ポート類 | USB3.0 x1 / microUSB(給電用) x1 / miniHDMI x1 |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi) | 802.11a/b/g/n/ac |
有線LAN | なし |
サイズ | 約235(幅) x 157(奥行き) x 9.5(高さ)mm |
重量 | 本体 約495g |
WTS的まとめ
わずか27,300 円(税別)でキーボードまでついてくるという驚きの激安タブレットです。4GBメモリで思ったよりも動作も軽く、持ち歩き用のサブマシンとして非常に魅力的ではないでしょうか。
ただ、キーボードは組み合わせキーにクセがありますので、文字をたくさん打つような使い方はむずかしいかもしれません。
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