初のChromebookレビュー!どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
WindowsでもMacでもない、Googleが作ったOS「Chrome OS(クロムオーエス)」を搭載したコンパクトなパソコンが、いまジワジワ来ています。
そのパソコンはChromebook(クロムブック)と呼ばれています。
今日はデルから販売されている「DELL Chromebook-11(2014/11発売)」を体験レビュー!
Chromebookってなに?
まずChromebook(クロムブック)の概略を説明します。
ChromebookとはGoogle社が作っているOS「Chrome OS」を搭載したパソコンの総称です。
WindowsやMacではOS上でブラウザが動きますが、ChromebookはアプリケーションなどすべてがChromeブラウザの上で動くようなイメージになります。(この表現は正確に言うと正しくないですが、おおまかなイメージだと思ってください)
操作感はWindowsっぽいといえばぽいですが、細かく違いがあります。レビュー内で見ていきます。
Chromebook 11
Chromebookは数社から販売されており、米国ではかなりの台数が出ているようです。
価格の安さ、メンテナンスのカンタンさ、すばやい起動スピードなどがウケているようですね。ただ日本ではそんなに盛り上がっていません。むしろマニアックなものとして扱われています。なんででしょうね。
今日レビューするのはデルから発売されているChromebook、「Chromebook 11」です。
スペックを見てみます。
項目 | スペック |
---|---|
CPU | インテル® Celeronプロセッサー2955U |
OS | Chrome OS |
メモリ | 4GB |
ディスプレイ | 11インチ |
解像度 | 1366×768 |
ストレージ | 16GB SSD |
バッテリ | 最大10時間 |
重量 | 1.3kg |
11インチ、1.3kgという軽くて小さなノートです。
Chromebook 11のサイトを見るとビジネス用途としても宣伝していて、安いだけのマシンではなくしっかりと使える製品だということがわかります。
外観
外観はマットなグレーでまとめられた落ち着いたカラー。個人用途だけではなくビジネス用途で持っていても違和感のない風合いです。
特に目につくのは天板のChromeのロゴ。
まだまだ目にすることは少ないので目立ちます。
厚さ、重量
厚さは2.5cmほどで持ちやすい厚さ。
重量は1.3kgでかばんに入れても重すぎません。
USBポート、HDMI、SDカードスロットが装備されています。
Windowsで使っていたUSBメモリもそのまま読み込めました。
すばらしいレスポンス
電源断の状態からログイン画面が出るまでがストップウォッチ計測で約8秒前後。ログイン後に使い出せるようになるまで2〜3秒程度と俊敏なレスポンス。
またスリープ状態の場合はディスプレイを開けるとすぐに画面が映り、わずか数秒で使えるようになります。
このレスポンスの良さがChromebookの最大の魅力といえるでしょう。タブレットのように使いたいときにすぐ使える便利さです。
ソフトも軽い
ソフトはGoogleのストアからインストールします。Chromebook専用の「アプリタイプ」、Chromeブラウザに組み込む「プラグインタイプ」があります。
ソフトはブラウザで使えるような軽量な設計がほとんどで、起動も速く、使い勝手も軽くて分かりやすいものが多いですね。
テキストエディタから画像編集ソフト、動画編集ソフトやビジネススケジューラなど多数揃っています。
常時接続必須
一つ注意しなければならないことはChromebookを使うときは(いまのところ)常にインターネットに接続している必要があるという点。
一部のソフトはオフラインでも使えますがまだまだ多くありません。常時接続は必須といえるでしょう。
とはいえいまはどんな会場でもたいていWi-Fiは通っていますし、スマホのテザリング、モバイルルーターもあります。困る場面は少ないと思われます。
使い方を工夫すればベンリすぎる
ChromebookはすべてがChromeブラウザ中心ということでできることは限られますが、では制限がありすぎてなにもできないか?と言われればぜんぜんそんなことはありません。
うまくアプリを組み合わせられれば「あれ?WindowsやMacって必要ないのかも?」という答えが出てしまう人もいるだろうと思います。
Officeソフトから画像編集まで、Webサイト上でできる作業はどんどん充実しています。どこに制限があるかを知っていればこれほど手軽なパソコンもありません。
一番気になった点はプリンターの接続です。現状対応機種は限られます。しかしGoogle クラウドプリントが充実してくれば問題なくなってくるでしょう。
WTS的まとめ
しばらく使ってみるとChromebookの「開ければすぐに使える」というレスポンスの良さは、予想以上の軽快さだと感じてきます。作業をする→スリープ→作業をする・・・というような作業時間が小さく区切られている場合でも、すばやく再開し、作業ができるので思考がとぎれません。
Chromebook 11は価格も普通のWindows機に比べ1/2〜1/3程度。スペックはローエンドになりますが、Chrome OSなら十分な応答速度を出してくれます。
身軽なサブマシンをお探しなら、ぜひ一度体験してほしい機種です。
Chromebook-11(2014/11発売)の公式キャンペーンサイト
■価格やスペックについて■
価格やスペック、オプション品、キャンペーン等は記事掲載時点(記事の掲載日付は最上部に掲載)での内容となります。構成内容は予告なく変更、終了する場合がございます。ご購入前には必ずスペックと価格を再度ご確認ください。