キーボードマニアの太田アベル(@LandscapeSketch)ですこんにちは。
僕のメインキーボードは東プレのRealForceです。かれこれ20年近く使い続けていて、現在5台目(6台目かも)です。(91Uの白がお気に入り)
と言っても壊れて替えたわけではなく、5年ぐらい使うとバネが少し柔らかくなってしまうので、それを感じたら替えます。ちょっとした感触で文字を打つ感覚がだいぶ違うんですよね。
いまやRealForce無しでは仕事になりません。職場、自宅、実家すべてに置いてあるという変態ぶりです。もちろん職場のものも自腹で買いました。
ちょっと前フリでRealForceのことばかり話してしまいましたが、今日はRealForceの話ではなく、全面にLEDスイッチを搭載したむやみに光りまくるキーボード「Corsair Gaming K65 RGB コンパクト メカニカル ゲーミングキーボード」というとても覚えやすい名前のキーボードを買ったのでレビュー!
アホかと思うほど光る
最初に書いたように基本僕はRealForce一本ですから、どんなキーボードが発売されようと買うことはありません。(RealForceに決めるまでは何台買い替えたことか・・・)
しかしK65 RGBキーボードだけは、アメリカでの発売を見て日本で発売されたら絶対に買う!と決意していました。
いったい何に感動したかというと、光る!とにかく光る!アホみたいに光る!
歌舞伎町のネオンサインのごとく激しく光るLEDに柄にもなく感動してしまったのです!
光る様子を動画で撮ってみました。
すべてのキーを一つ単位でフルカラー(1677万色)で光らせることができ、さらにさまざまなアニメーションパターンを使ってギラギラと動かすことも可能!
そんなに光らせて何の意味があるかだって?
意味はない!
透明スイッチ
光るキーボードはいろいろな会社から出ていますが、従来のものはキーの文字部分だけが光るものがほとんど。
このキーボードは光る仕組みもカッコイイ。キーの台座部分が透明なプラスチックで作られており、キーの裏側から光があふれるように光ります。Corsairのゲーミングキーボードの特徴でもある、台座から浮いたようなキーで周りに光が漏れています。
打ち心地も良いCherry 赤軸ベース
K65 RGBが採用するキースイッチはCherry 赤軸というものをベースにしたCherry MX RGB。「Cherry」は社名、「赤軸」とはキーを支えている軸の部分の色を表しています。
Cherry社のキーはメカニカルキーと呼ばれる構造を採用しており、軸の色によって内部構造、反発力、音の質などが変わります。青、茶、赤、黒の4種類がありそれぞれの色ごとにファンがいます。僕は昔、Cherry 青軸の大ファンでした。(パチパチとタイプライターのような音が鳴ります)
このあたりの仕組みを語りだすとまた長くなりますので今回は割愛します。興味のある方はメカニカルキーボードで検索してみてください。
メカニカルキーボードの特長はカチカチッ(カコカコッ)とした小気味良いキーの押し下げ感と反発力。K65 RGBが採用する「赤軸」は、誰が使ってもすぐになじめる適度な重さと、メカニカル特有のタッチ感があることから人気です。
打ってみると赤軸特有のリニアな押し下げ感で、サクッと入り、カコっと確かな底付き感があります。アルミ削り出しの強固なボディでたわみとは無縁。強く打ってもガシッと受け止めてくれ、非常に気持ち良い!
久しぶりのメカニカルキーの感覚が楽しい!しばらくRealForce一辺倒で忘れていましたが、久しぶりにこの感覚を思い出しました。
打鍵音
打鍵音は大きめです。
静かな場所で打つと結構響く大きさ。夜中に使うと寝ている人には耳障りかもしれません。ドアを閉めていてもカタカタと小さく聞こえます。静かな社内である場合、けっこう聞こえる音ではないかなと思います。
あまり指を持ち上げずなぞるように打つ人なら問題は少ないと思いますが、キーを叩く感じで打つ人は事前に実機で確認したほうがいいでしょう。
光はオリジナルデザイン可能
キーボードの光は専用のソフト(Corsair Utility Engine = CUE)を使うことで自分で好きなように変えられます。ソフトはWindows専用となっています。
1つ1つのキーに1677万色の中から好きな色を割り当てられますので、うまくやればピクロスみたいに絵が描けるかも!?
電飾のような光のアニメーションも可能なのですが設定が難解で、マニュアルも英語なうえに非常にあっさりとした解説だけ。イマイチわからん。わかってきたら解説します。
ただ、どんな色にしようか試す作業はめちゃめちゃおもしろくて時間を忘れてしまいそう!
ちなみに記事の最初で「光るのは意味が無い」と書きましたが、全く意味が無いわけではありません。たとえばゲームごとに重要なキー(AWSDなど)の色を変えるとか、ソフトごとに色を変えて気分を変えるとか、特定の時間が経過したらキーの色を変えるとか、そんな使い方もできます。
が、基本的に楽しむためだけに光らせればいいんじゃない!?
マジで楽しいですから!
WTS的まとめ
楽しい!楽しすぎるぞこのキーボード!
キーボードが光るだけでなぜこんなに楽しいのか?それはポテトが辛くてなぜおいしい?と問いかけるカラームチョのように答えはありません。
キーボードが光る=楽しい
ポテトが辛い=うまい
そう、人間は単純なんです。
メカニカルキーの打ち心地、光のデザイン全部が楽しめる高級キーボードです。あとはこの設定ソフトさえ何とかなってくれれば・・・