10月の消費増税まで、あと1か月に迫りました!
5%から8%UPの時よりも上がる率は少ないものの、それでもあらゆる金額が上がります。大きな買い物は特に気になりそうですね。
そしてもう1点注目されているのが、新しい軽減税率!
テイクアウトだと8%だとか店内で食べると10%とか、とにかくよくわからない点が多いことは多いのですが、それよりも注目したいのはキャッシュレスなら5%ポイントバックするという「ほぼ減税」ともいえる制度。
増税後9ヵ月間のみ、2020年7月の東京五輪前までの期限付きで導入されるこの制度。キャッシュレスを使えば、なんと金額5%相当分のポイントが戻ってくる。これは大きい!
だって消費税で2%上がっても、5%戻ってくるなら実質消費税は5%。1997年の税率と同じになるのです!
日本国として3000億円もの投資をし、この還元を実現するのですから、納税者としては「使わないとソン」というものです。3000億円は、キャッシュレスを使っていない(使えない)人からも吸い取られるのは間違いないでしょう。
情報に敏感な人は、この限られた9か月間、いかにトクをするか虎視眈々と狙っていることでしょう。僕もです。(笑)
逆にお店側です。
なんらかのキャッシュレスの手段を持っていなければ、ポイントバックの蚊帳(かや)の外。店内のすべての商品の消費税が10%に上がるだけ、です。
今回の消費増税とともにキャッシュレスを導入する店は一気に増えるでしょう。
そんな中で、「よくわからないからやめておこう」とか言いながら、商店街で1店舗だけ「現金のみ」をやっていたらどうでしょうか?間違いなくお客は減ります。
「消費税の変更にもお金を取られて、キャッシュレスのシステムにも投資をするなんて、そんな余裕ないよ!」と悲鳴をあげるかもしれませんが、救世主がいます。
PayPayをはじめとした新興のキャッシュレスには、ほぼ投資ゼロで導入できるキャッシュレスシステムがあります。それが「QRコード決済」です。
ポップを置いておくだけ!
レジの改造や、レジの置き換えとなると、数十万はかかります。
機械だけでも高額なのに、メニューの移し替え、操作のレクチャー、従業員への教育などなど、見えないコストも多大です。5%増税時にレジを替え、苦しんだ人も多いことでしょう。
それに対して、キャッシュレスの「QRコード決済」は格安です。というか実質ゼロで開始できます。
なんとお店専用のQRコードが書かれたポップを置くだけで完了!
レジの改造も、バーコードスキャナのアップグレードも、メニュー変更も全く要りません!
店員さんに使い方を教えるだけでOK!
ではどうやって使うものなのか、解説します。
PayPayの場合、加入後にもらえる「お店専用のQRコード」をレジのそばに立てておきます。
- 通常どおり、レジ打ちをして合計金額を提示します(例えば1,500円)
- お客様がQRコードを読み込みます
- レジの金額(1,500円)を、お客様自身が入力します
- 店員が見て、金額が一致していることを確認します
- お客様が決済完了のボタンを押せばOK!
いままでのようにお店側の操作だけでは完結せず、お客様が入力するので、違和感はあるかもしれません。
ですが、こういった「コード支払い」方式も、これからどんどん増えていきますし、消費増税をさかいに、多くの人が使うことになるはずです。1年後には「普通」になっているでしょう。
どこのキャッシュレスが良いか?
次に、たくさんあるキャッシュレスの会社を見てみます。
- 日本全国が熱狂した”100億円キャンペーン”で有名な「PayPay(ペイペイ)」
- メルカリの売り上げをそのまま現金として使える「メルペイ」
- LINEとつながっている「ラインペイ」
- ドコモの決済と一体化できる「d払い(ドコモ払い)」
- 現在かんぽの不正で絶賛炎上中の(笑)、日本郵便系「ゆうちょペイ」
- 独自路線の「Origami Pay(オリガミペイ)」
- 楽天と直結した「楽天ペイ」
- auの決済と一体化できる「au Pay」
どの会社もキャッシュレス・スタンダードの地位を狙って、しのぎを削ります。
その中でも頭一つ抜きんでていると思うのが、PayPay。
100億円キャンペーン2回(200億!)の大投資と、大量のCM戦略、毎月のように変わる20%還元キャンペーンでガンガン知名度を上げています。
PayPayは画面周りも非常にシンプルで、「アプリを開けばすぐに決済できる状態」になるのがうれしい。60歳を超えた私の母親も使えています。
2回使えば、迷うこともなくなるほどシンプル。
そしてお店側にもメリットがあります。2021年まで
- 初期導入費用 無料!
- 月額固定費 なし!
- 決済システム利用料 無料!
- 入金手数料 無料!(ジャパンネット銀行の場合)
となっていて、1000円販売すれば1円も引かれず1000円入金されるという、とんでもなくお得な状態になっています!> PayPay
クレジットカードは3~5%ほどの手数料がかかります。しかも入金は2週間、1か月先となり、カード決済の多い月は資金繰りが厳しくなる時すらあります。
仮に10万円の決済が発生した場合
手数料 | 手数料 | 入金額 | |
PayPay | 0% | 0円 | 100,000円 (※入金手数料までゼロになるのは、ジャパンネット銀行の場合) |
クレジットカード | 3.5% (平均) | 3,500円 | 96,500円 – 振込手数料 |
手数料分の3,500円が、そのまま入金差となります。つまり粗利が伸びる!
これがもし100万円だとしたら35,000円です!
35,000円の粗利アップって、どれだけの商品数になりますか?35,000円の売り上げアップではないですよ!よくよく計算してみてください。
PayPayのQRコード決済なら、消費税5%ポイントバックに乗り遅れず、しかもクレジットカードより粗利を伸ばせるという、小売店に非常に強力な手段となっています。
10月からはみんながこの「5%ポイントバック」している店を、優先的に使うようになるはずです。パン屋が近所に2件あったら、多少遠くてもポイントバックしている店に行きます。僕は。
小さなお店こそ、キャッシュレスは導入するべきなのです。
WTS的まとめ
初期投資の少なさ(QRならほぼゼロ!)、店舗への優遇(実質的に利益が増える!)、アプリの使いやすさ、それらをすべて備えていると思うのは、現在PayPayのみです。
得に、使うほうの優遇を一番考えているのはPayPayではないでしょうか。他のサービスは手数料があったり、Felica導入が必要だったりと、一長一短です。
とはいえ、キャッシュレスは始まったばかり。
ほかのサービスでも変化があったら、また追記していこうと思います。
コメント