安価でAdobe PhotoshopやIllustratorに比肩する性能を持つと評判の、「Affinity Designer」シリーズ。
僕は会社で本格的な印刷物をAdobe PhotoshopやIllustratorで作っていて慣れているので、もちろん家でもAdobeを使いたいのですが、高くて使えません。
そこで、買い切りな上に安価な「Affinity Designer」を使っているのですが、一番困るのが日本語の縦書き。
表示がおかしいとかではなく、まったくできないのです。(一文字ずつ改行するという荒技で対応は可能ですが・・・)
縦書きバナーをささっと作りたいときなど、かなり不便です。
他の機能は充実してきているのですが、とにかく縦書きだけはまったく対応してくれません。日本語ユーザーにとって最大の悩みと言えます。まあ日本人や中国人ぐらいしか使わないので、コストが見合わないのでしょう。
そこで!
ちょっとした縦書きデザインなら、オンラインでレイアウトデザインが組める「Canva」です。
無料ではじめられる上に、縦書きができるのです!
ただCanvaは現在のところ、精密なデザインはちょっと無理です。IllustratorやAffinity Desigerのような0.01mm単位のデザインを求めることはできません。
印刷も注文はできますが、Canva提携の印刷所で少量を刷る程度。色分解して入稿や、PDF/X-1aで入稿など、高度なことはできません。
もし高度な機能が必要な場合は、画像やPDFでダウンロードし、改めてPhotoshopなどで変換すればよいことなので応用はできます。
縦書きPDFを開いた場合はどうなるのでしょうか?
ダウンロードしたPDFをIllustratorやAffinity Desigerで開くと、1文字ごとに改行した文字枠となっています。再編集はちょっと面倒です。
Canva状でほとんど仕上げておいて、高解像度の画像で落として入稿するのがいいでしょう。
ちょっとした縦書き文字を作るなら手軽!
Canvaは精密なデザインはできませんが、ちょっと縦書きでウェブバナーを作りたいとか、個人的な招待状やお店のメニューを縦書きで作りたい、そんな軽い要望には十分応えてくれます。
無料でも大量のテンプレートや素材を使うこともできますから、チラシ程度なら慣れれば30分もあればできるのではないでしょうか?
なによりAffinity Desigerでは一切できない縦書きができるのが強い!
IllustratorやAffinity Desigerとともに、Canvaもサブツールとしてアカウントをとっておくのもいいと思います。無料プランでもかなりのデザインまで作れます!
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