RAW現像、HDR編集には重要になりつつある10bit編集。RGBの各色10bitを使用することで、10億7000万色以上の同時発色を実現する技術です。
こちらの記事でも書いているように、以前は高価なQuadroシリーズでなければ実現できなかった10bit出力も、最近はGeForceシリーズでも実現でき、グッと身近になりました。
実はQuadroではなくてGeForceでも10bit(10億色)出力ができるの、知ってました?
nVidia GeForceとQuadroを比べる際、安定性とかOpenGLのサポートがメインの検討要素となりますが、10bit(各色10bit / 10億色)...
しかし、デザインソフトはなかなか対応が進みません。10bit対応状況を調べました。
Lightroom、Lightroom Classic対応状況
以前からPhotoshop、Premiereなどは対応しているのですが、一番写真をいじるはずのLightroom、Lightroom Classicがなかなか対応してくれません。
現状はどうなのか、当記事は継続報告しています。
2020年7月時点
アプリケーション | バージョン | 10bit 対応 | GPUアクセラレーション |
Adobe Lightroom | 3.3 | 未対応 | 対応 |
Adobe Lightroom Classic | 9.3 | 未対応 | 対応 |
Adobe Photoshop | 21.2.0 | 対応 | 対応 |
GeForce RTX 2080、GeForce GT 1030、Quadro P2200にて確認
現在はまだ 10bitには未対応です。
(設定を見逃している可能性がありますので、もしも対応している、設定項目を見つけた、という場合は、ぜひコメントからお知らせください!)
Lightroom 8.4から、GPUアクセラレーションには対応しました。
GPUを搭載したマシンなら、写真の切り替えや編集がスピードアップします。また、最新のIntel CPU、AMD Ryzen シリーズなら、CPU内蔵GPUでもGPUアクセラレーションに対応しているものがあります。
GPUとはグラフィック専用機能(グラフィックチップ、グラフィックボード、ビデオチップ、ビデオカードなどの別名があります)のことで、CPUに内蔵しているもの、別途カードとして搭載するものの2種類があります。
有名なものはnVidia GeForce、AMD Radeon、nVidia Quadro、AMD FireProなどの商品があります。
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