Lightroom、Lightroom Classicは10bit(10億色)に対応しているのか?(2020年7月)

RAW現像、HDR編集には重要になりつつある10bit編集。RGBの各色10bitを使用することで、10億7000万色以上の同時発色を実現する技術です。

こちらの記事でも書いているように、以前は高価なQuadroシリーズでなければ実現できなかった10bit出力も、最近はGeForceシリーズでも実現でき、グッと身近になりました。

実はQuadroではなくてGeForceでも10bit(10億色)出力ができるの、知ってました?
nVidia GeForceとQuadroを比べる際、安定性とかOpenGLのサポートがメインの検討要素となりますが、10bit(各色10bit / 10億色)...

 

しかし、デザインソフトはなかなか対応が進みません。10bit対応状況を調べました。

Lightroom、Lightroom Classic対応状況

以前からPhotoshop、Premiereなどは対応しているのですが、一番写真をいじるはずのLightroom、Lightroom Classicがなかなか対応してくれません。

現状はどうなのか、当記事は継続報告しています。

2020年7月時点

アプリケーションバージョン10bit 対応GPUアクセラレーション
Adobe Lightroom3.3未対応対応
Adobe Lightroom Classic9.3未対応対応
Adobe Photoshop21.2.0対応対応

GeForce RTX 2080、GeForce GT 1030、Quadro P2200にて確認

 

現在はまだ 10bitには未対応です。

(設定を見逃している可能性がありますので、もしも対応している、設定項目を見つけた、という場合は、ぜひコメントからお知らせください!)

 

Lightroom 8.4から、GPUアクセラレーションには対応しました。

GPUを搭載したマシンなら、写真の切り替えや編集がスピードアップします。また、最新のIntel CPU、AMD Ryzen シリーズなら、CPU内蔵GPUでもGPUアクセラレーションに対応しているものがあります。

 

GPUとはグラフィック専用機能(グラフィックチップ、グラフィックボード、ビデオチップ、ビデオカードなどの別名があります)のことで、CPUに内蔵しているもの、別途カードとして搭載するものの2種類があります。

有名なものはnVidia GeForce、AMD Radeon、nVidia Quadro、AMD FireProなどの商品があります。

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