現在さまざまな小型デジカメが販売されていますが、どれも似たり寄ったりの機能です。
今回ELMO(エルモ)から発売されたのは、上下左右最大185°もの超広角レンズを搭載したデジカメQBiC(キュービック) 。
まるで魚眼レンズのような超広角レンズが日常をおもしろくする!?
QBiC本体
今回エルモさんからお借りしたのはQBiC MS-1。まずは外観から見ていきます。
大きさは女性の手のひらにも収まるほどの小ささ。名刺と比べると縦はほぼ同じ、横は名刺の2/3程度。非常に小型です。
ただ、厚みは5cmほどあります。レンズが丸く出ているのでその分も厚くなっている感じですね。
とても軽い!
本体重量はたったの95g。スマホよりも軽いです。
カバンに入れても、ポケットに入れても気にならないでしょう。
バッテリーは交換不可
バッテリーは完全に内蔵されており交換はできません。データ転送と充電はマイクロUSBにて行います。ただ、写真はWi-Fiにて転送できますので、充電時以外にUSBをつなぐことはほとんどないでしょう。
カードスロットとUSBポートは本体左側の「INTERFACE」と書かれたフタの中にあります。このフタですが、最初はとてもカタイのでちょっと開けるのが怖いです。防水機能もあるのでパッキンが入っています。このおかげでかたいのかもしれません。
さっそく撮るぞ!
セットアップや本体の操作方法は次回解説することにしまして、さっそく撮ってみます!
ところでQBiC本体にはディスプレイがありません。
本体にもシャッターボタンはありますが、画面がないのでどんなものが撮れるのかはわかりません。ではどうするかというと、スマホと無線接続し、スマホの画面をディスプレイにしてしまうのです。
ほとんどの操作はスマホもしくはiPod Touch、Android端末などから行います。操作には専用アプリ「QBiC APP」(無料)をインストール。
Wi-Fi接続しアプリを起動します。
「ライブ」を押すとさっそくQBiCが現在見ている画像が!すごい!頭の上に上げれば部屋が一度で撮影できるほどの超広角です!頭の上から子どもと自分を撮ってみました!
スマホがモニタになるのでこんな芸当も可能です。
近くの湖に来てみました。普通のカメラ(Sony WX200)にて撮った写真と比べてみましょう。
全然違いますね。QBiCは左右の広がりがハンパないです。
画質もかなり良い
画質もかなりシャープで良い感じです。
このような特殊レンズのカメラはたいてい焦点が非常に甘かったり、おかしな色に写ったりと細かな不満が出てくるのが普通です。しかしQBiCはかなりシャープな画像です。
これは製造元のELMOさんがセキュリティ用カメラを多く作っているメーカーだからでしょう。セキュリティカメラとは防犯カメラや工場ラインの作業カメラなどです。
防犯カメラを見れば分かりますが、セキュリティ用カメラは広角に作るのが普通です。つまり広角レンズに十分な実績があるのですね。QBiCはセキュリティカメラを「遊べるカメラ」に仕立て直した一台といえます。
こんな使い方ができそう
かなり横に広く撮れますので、いろいろな使い方ができそうです。
- 集合写真
- カラオケボックス
- ライブ会場
- 結婚式
- 家族の会食
- お祭り
- 雄大な景色
- スポーツ観戦
- 同窓会
- 運動会
などなど、ここは全部一枚に収めたい!という場面で大活躍しそうです。
WTS的まとめ
今回は基本機能と本体外観をレビューしました。QBiCにはまだまだ多数の機能があります。
次回は操作アプリのインストールと機能を紹介します。