注)この記事は記事移動のため2012.7.1の記事を再編集し、お送りしております。
どうもこんにちは。iPod Touchで快適なタイピング環境を目指す太田アベル(@LandscapeSketch)です。
iPhoneやiPodで長文を書こうと思っても、ソフトウェアキーボードではなかなかしんどいです。そんなときにはコンパクトに折りたためるリアルなキーボードを持っていると便利です。
今回はiPodの初期からiPod用キーボードを作り続けているリュウドのRBK-2300BTi(2013.8.9追記 現在はRBK-3200Btiが最新機種です)を購入し、たくさんの写真とともに使用感を書いてみようと思います。
コンパクトな本体
箱は21x15x4cmで、この時点でとても小さいです。
iPhone対応を全面に押し出しています。
本体、説明書、専用ケースが入っています。
単4電池2本が必要になりますが、付属していないので注意が必要です。
大きさ
私の手は中指の先端から手首まで18cmです。手と比べてみます。
付属のソフトケースに入れるとこんな感じです。
左側のボタンを押すとぱかっと軽く、引っかかりなく開きます。
開きました。
キーピッチはフルキーボードとほぼ同じ18mm。私の手をおくとこのぐらいの大きさです。
キーの感覚は
キーはパンタグラフタイプ。キータッチは軽く、適度な反発感があります。
押し下げた時の「コツン」という硬い感触があるとなお良いのですが、折りたたみコンパクトキーボードにそこまで求めてはいけません。必要十分と言えるレベルです。
キー配列はオーソドックスなUSタイプ。かな表記はありません。(リュウドでは他のシステム向けにかなキータイプも販売しています)
日本語への入力モードはキーボード横のcmdボタン+スペースキーで行います。(最新のRBK-3200Btiではかな、英数キーが搭載されました)
enterボタンが細い形になるため、日本語キーボードの大きなタイプに慣れているとすぐ下の上矢印を押してしまったりします。
使用準備
電池を入れます。
コンパクトにするため、各所が非常に細かな作りになっています。
電池ケースもツメなどが小さいため、無理に開けたりすると割れてしまいそうです。せっかちな乱暴者には向かない商品です(笑)
(2013.8.9 予想通りツメを折ってしまいました・・・しかしリュウドさんの驚きの対応とは!?)
まずは認識
iPhoneの電源を投入し、BlueToothの認識画面に入ります。
この時点では認識はされますが「登録されていません」と表示されます。
もちろんキーを打っても無反応です。
RBK-2300BTiのキーボードのfnボタン+左上のBlueToothボタンを同時に押します。
するとキーボード右上のBlueToothランプが点灯し、iPhoneに表示されます。
接続をクリックします。
画面にキーコードが現れますので、キーボードから入力しEnterを押します。
接続されました!
ここまでの操作は説明書通りで非常に簡単です。
実はこの文章
実はこのレビューの文章はiPod touch 4G+RBK-2300BTiで書いています。
Macの入力とは若干違うため、微妙に戸惑うことはありますが、はっきりいって快適です!
パソコンと違いiPod Touchの場合は文字を書いている間は他のアプリケーションが目に入りません。パソコンですとついつい裏側で動いているTwitterやFacebookが気になって見てしまいますが、iPhoneなら割り込んでくる画面がありません。
集中の度合いがまったく違います! これはすごい!
タイピングへの追従も十分早く、ストレスはありません。
開けばすぐ
このRBK-2300BTiのもう一つの特徴として「マルチペアリング」があります。
これは何かと言うと、いくつもの接続機器のBlueToothペアを記憶させておき、開けば近くにある機械にすぐつながる機能です。
マルチペアリングのない機種も多く、そうなるとiPhoneで使ったあとMacで使う時にペアリング、macで使ったあとiPhoneでつかう時にペアリング・・・と非常に面倒になります。いくつもの機器に渡ってRBK-2300BTIを使うことを考えられています。
専用スタンドで角度も快適だ
キーボードの左上にはなんと、iPodを立てるためのスタンドが仕込まれています!
どうやってこんな薄い中に・・・
出てきました。
かしゃっとバネの力で跳ね上がります。
完全に取り外すこともできます。
ちゃんとiPod Touchを立てることができました。
見やすい角度に3段階で調節できます。
iPhone専用のボタンも
iPhone専用の便利なボタンも新設されました。
ソフトキーボードを呼び出す「soft kb」ボタン、そしてホーム画面を呼び出す「home」ボタンです。
また再生中の曲を送り・戻し、音量アップ・ダウンが行えるキーもあります。
iPhoneで音楽を流しながら文字を書いている人にはかなりありがたい機能ではないでしょうか?
これは買いです
はっきり言って便利です。
出先で文字を多く打つ人、ちょっとした隙間時間に文字を打つ人にはもちろん、「集中して文字を打つ」ことがある人にもおすすめします。
iPhoneではなくiPad、iPad miniになればもう十分な執筆環境になり得ます。下手なノートパソコンよりも手軽かもしれません。
プロの文筆家さんが喫茶店で執筆するという状況でも役に立つのではないでしょうか。
しっかりとした文章を書くならやはりハードウェアキーボードは必要だな、と感じました。